会えなくたって、一緒に映画にいけるじゃない!
おうちで映画を観にいこう #2 『ラ・チャナ』
参加しました!
「いろんな場に参加するのも、場を作るのには大事」と聞いてたしかにそうだなぁと思います。Jazzをやっていたときには、とにかくライブにたくさんいこうとしていました。自分が体験したものはどんどん蓄積していくものですね。(今日は鳥海山の近くにある、元滝伏流水というところに行ったのですが、そこに流れている水は20−30年前のものってさきさんから聞きました。人間も今、蓄えたものが数十年後にいい味を醸し出すのかも、、?発酵っぽい?日本酒?)
この場は、主催のせいこさんのご友人の方が「せいこさんと映画に行きたい!けど行けない!」というとこからスタートしたというのもいいなって思いました。
離れていても一緒に映画は観に行けます
これはどういう「場」かというと、withコロナ下では映画に一緒に行けないので、
まずオンラインで待ち合わせをし(薄暗いチケット売り場、キャラメルポップコーンのにおい、モニターに流れるポップな宣伝CMの空間。上映時間に合わせて待ち合わせしたり、食事を急いで切り上げたりするソワソワ感あるよね)
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各々「せーの」で映画をスタートさせます。(この間はビデオ通話は一旦切る)(スタートしたばかりの時は、空調の音とか、前の座席の人の動き、座席にうまく身体が馴染まなくて落ち着かなかったりする。今日は冷蔵庫の音が気になった。最初にいかに作品に引き込むかって「技」だよね)
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映画が終わったらまたオンライン通話に戻ってくる(エンドロールの途中で帰る人がいたり、ぼわぁっとライトが明るくなって、とりあえず一緒に来た人と顔を見合わせて、ちょっと小さい声で「よかったね」とつぶやく時間。コーラなんかをLサイズで飲んじゃうと至急トイレに行く必要がある)というものです。
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さらに加えて、映画がどうだったかをじっくり語る時間もついています。
映画を観た後ってたくさんなにか話したくなるものだなぁとわたしは思っていて、しばらく余韻に浸るまでが映画やエンターテイメントのいいところだと思うのです。(例えばわたしはピューロランドのパレードを観終わった後は、近くの邪魔にならない壁沿いによってしばらくぼーっとしたりします。細かいことを言うと、パレードが終わってから通常の照明パターンに戻るまでは少し時間があったりするんです。これは余韻を楽しんでくださいというメッセージだと思っている)
観終わった後に語ってみると、みんな観ているポイントが微妙に違ったり、「ここはわたししか気づいてないだろう」ってポイントに共感を得られてテンションが上ったり、とにかくおもしろいです。けど、友達と映画に行くって時はなんとなくこの余韻が流れてしまいがちです。そこで、鑑賞ファシリテーターの安心安全な舵取りのもと、「場」を設定するとさらに充実した時間になります。(感覚的には、よく噛んで映画を味わいつくすことができます)
映画選んでさぁ観るぞって結構ハードル高くない?
あと、映画のセレクトってわたしは結構しんどくて、よくNetflixを開いてはどれがいいのか決められなくて結局短い番組を見ちゃったりしがちです。というのも、映画って「コレ今観終わったらどういう気持ちになるやつ?すっごいしんどくなる?さっぱりした感動?映画のテーマの中に自分がセンシティブなトピック・今は考えたくないことが入ったりしてない?」などなど観ないとわからない不安要素がけっこうある。わたしは作品から大きく影響を受ける方なので、ちょっとでも疲れ気味の時は冒険したくないのです。けれど、この場なら、作品のセレクトからよく練られているのできっと大丈夫です笑(ハードルを上げているつもりはないのですが、せいこさんは事前の準備がとても丁寧で、語るのにふさわしい映画を選んでいるということをお伝えしたかった)また他の人が鑑賞する作品を設定してくれると、自分が普段だったら選ばないような作品とも出会うことができます。多分今日の「ラ・チャナ」も自分ひとりだったら選んでないと思います。
居心地のいい場がたくさん生まれていくこと
日常に流れる時間を少し区切って、意味合いを明確にして、そこに向かってみんなでちょっと真面目に話してみると、いつもとは違う景色が見えたり、時間の濃度がぐっと上がります。終わった後の適度な疲れと充足感がよい場の証だとわたしなりに思っています。普段とちょっとモードを変えて腰を据えて場に居ることをすると、普段使ってない脳の部分が動き出して、終えた後にはちょっと前の自分よりなんだか少しすてきになっている感じがします。リモートワークが盛んになりオンラインでつなぐ場面が増えると、自ずとより「場」や「ファシリテーション」というものを意識するようになるんじゃないかなと思っています。より多くの人がたくさんの良質な「場」に触れ、「場」をともにつくることを意識して、すてきな「場」が発生して良い空気感が生まれていくといいなというのがわたしの願いであり、目指すところです。
ちなみに…1
映画が終わったら待ち合わせの時間が決まっているので、しっかり最後まで見終える動機になります。家で映画を観ていると、途中で他のことしちゃったりしがち。
ちなみに…2
UPLINKのサブスクを使うことで、スモールシアターの支援にもつながっているところがミソ。楽しんで応援にもなるという仕掛けがいいね。サブスクの期限は3ヶ月。身銭を切るといっぱい活用しようと思うのが性。次も参加したくなる仕掛けがこれまたいいですね。
ちなみに…3
UPLINKがスポンサーになってるわけでもなく、「応援したい!」という主催者の気持ちを起点に仕組みづくりがなされているところがまたいいのです。
▼次回は、5/22にあるみたい。