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予祝と花見

『予祝』(よしゅく)という言葉を知っていますか・・・?

春に満開に咲く桜を、秋のお米の実りに見立てて、仲間とワイワイお酒を飲みながら先に喜び、お祝いすることで願いを引き寄せる。これを「予祝」というようです。いわゆる、前祝いですね。

どうして日本人はこんなに花見、桜が好きなのか?
実はこういう意味もあったのかも知れませんね。

長い冬が明けて、さあこれから、農作物を育てる季節。
秋の収穫へ向けて、既に大豊作!!というイメージを先に作って、前祝いをしちゃうんです!
昔の人はこうして、生活の中にイメージの力を自然に取り入れていたのかも知れません。

どうしても現代人は盛大に前祝いして、失敗したらどうしよう・・・みたいな気落ちが湧いてきてしまいがち。

でも、こうして毎年春には『花見だ、花見だ』とみんなこの季節はワクワクしています。
実はもうそのこと自体が、予祝、イメージの先取り。

ああ、良かった良かった!大成功!って喜んでいるようなものなんです。

だから、まず何かを始める前にまず『出来た!良かった!』って思えばいいんだと思います。


そうして、ワクワクした気持ちになったことが、エネルギーになり、力になり、実行力にも繋がるのかなと思います。

そんな花見の季節。


今日はカフェでのライブ出演をしました。


お花見ライブという企画で庭には見事な桜が咲き誇る、カフェで歌いました。

今回は全てカバー曲。歌ったのは
・想い出がいっぱい(H2O)
・栄光の架橋(ゆず)
・True Love  (藤井フミヤ)
・マイウェイ(布施明)
・上を向いて歩こう(坂本九)

今回はみんなが知っているような、歌えるような歌を歌いたいと思ったのでした。

歌って、聞いていたら自分も歌いたくなるってことありますよね。
僕は誰かを歌わせてしまう歌い手ってすごいと思っていて、お客さんが気がついていたら一緒に歌っていた、という状況になったらいいなと常々思っています。

今回、少し動画を撮ってもらったのですが、後で聞いてみたら、お客さんの歌声も入っていて、『良かった〜!』と嬉しくなりました。

みんなで歌う、声を一つにする感覚って、やっぱり何者にも変え難い瞬間。

その場の力とみんなの雰囲気で声が一つになることも一つの奇跡だと思います。

そんな素敵な時間を過ごせた今日のライブ。

もう、既に前祝い、予祝です。

盛大なお祝いが出来た春。

さあこれから始まる、新しい季節。

歌とともに歩いて行こうと思います。


春の風に包まれている出雲地方。
過ごしやすい季節に是非訪れてみませんか・・・?

お泊まりは・・・民泊すさのわへ