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Look, then leap! - CICP受験モノローグ -

“Leap before you look”
見る前に跳べ、見たら足がすくんで跳べなくなるぞ。

先日、私は跳んだ。
谷底の見えない渓谷をしっかり覗き込んで、生唾飲み込んで、エイヤっと跳んだ。
Look, then leapだったのだ。見ちゃったのに跳んだ。

期限が迫ってるから行くしかない、というわけでもなく。
これやらないと先々困る、ということもなく。
ただ一つ、自分のタイミングと掛け声だけで跳んだのだ。


いや、なんの話かというと。
先日、コーチングスクールTHE COACHのプロフェッショナル認定試験を受けました。

2023年5月に約半年続いた仕上げ的コースを修了しましたが、当時から「このコースには認定試験も含まれてます」と強調して伝えられてきました。
ただし、有償クライアントとのセッション100時間を終えていることが受験の前提条件でした。そのプロセスにもいろんなものが詰まってて、走った人だからこそ体験するそれぞれの旅路があります。

そんなわけで、私も順当に100時間を積み上げてきました。
そろそろ見えてきたかなというところで、「まあ急いで受けなくてもいいけどね」というナゾの声が聴こえる…
知ってます、これはテキストブック的サボタージュ。
変化を起こそうとすると引き留めてくる、至極真っ当なことを言う声。

ハイハイ、わかってるよ。ちゃんと受けますよ私は。

6月中旬に、コーチングとはまた別に大きなイベントで責任のある役割を引き受けることが決まっており、その前に受けたいなと、実は年始から思っていたのでした。
100時間積み上がるのと、このひとつの目安の時期との兼ね合いがうまくいくところに、試験の枠があったらいいなーと思いながら試験日の一覧を眺めてる日々。

試験当日は、スクールのリードコーチがクライアントとなる実技試験です。
初めての人へのセッションになるから、であればやはり準備するべきは【クライアントさんとの初回体験】だと考えて、約2ヶ月にわたってキャンペーン的に新しいクライアントさんとのセッションをしました。
ここは、もともと私のクライアントさんだった方々にお願いしてご紹介いただくことで実現できた、たいへん貴重な機会ばかりでした。ほんとに大感謝!
同じスクールの学びの仲間に頼らない、コーチングを知らない人へのセッションをすることにこだわりました。

だいぶ準備は整ってる。やることやってるな。
もう受けるって決まったな。

ところが、なぜか認定試験の申し込みフォームの送信ボタンを押さない私がいました。
申し込まなきゃ受けれない。なんやねん。

なんなんすかね、これ?と、マイコーチとのセッションで出してみたところ。
ツラツラ話すうちに、こわくてたまらないことに気づく。
こわいよお…と、子どもばりに泣きじゃくりました。
泣きまくってるうちに、99%整ってるのに踏み出せないことが悔しくてたまらなくなって、またオンオンと泣きまくり。

ひっくひっくなるくらい、泣いた

しかしだな、これだけじっくり浸らせてもらうと、私はちゃんと自分の願いに気づいていきまして。

自分で決めることのみによって、自分を超えていくぞ。
この道は、私の生きる道そのものだ。
でも、めっちゃくちゃこわい。
まだ大いに七転八倒する。

そんなことを言って、セッションを閉じました。

その数日後、マイコーチにDMしたのがこちら。

あのセッションの数時間後、受験枠が追加されてました!
そして、新しく追加された枠で私の予定がバッチリ空いていました。仕事もなく、セッションもなく。

申し込みフォーム開いて、入力もしてみました。

でもまだなお悶絶して、送信ボタン押せず。。。

残り1%が0.5%まで狭まっても、どうしてもダメでした。まだなのかなあ。

とか思ってから束の間、さっきクライアントさんとセッションして、サヨナラ〜と終わったときに自然と「あ、受けよう」と思えるモーメントが。
入力済のフォームを開いて、やっぱりぐわああああと湧いてくるものがあったけど、両手でiPhone握りしめて送信ボタン押しました。

めちゃくちゃ全身こわばりながら、でも押しました。

押しちゃったー!!!

超えていくんだろ、もう行く道にこれがあると決まってるんだろって、自分に念押しされました。
どうか、一期一会の、唯一無二の時間をこころから楽しめますように✨

というご報告でした!!📣ぎゃあー!

かなりコーフンしてるDM

もう、この、もがきぶりたるや…。

申し込みの4週間後に、認定試験に行きました。
4週間って長そうだけど、今から振り返るとあっという間でした。
昼間は仕事して、夜は毎日クライアントさんとセッションを繰り返す。
セッションのない日は、デモ動画でシャドーイングしてみたり、自分ならこうやるなとかイメトレしてみたり。
クライアントさんとのセッションでは、うまくいったとかいかないとか頭で評価することももちろんあるし、ものすごい鳥肌が立つとか、みぞおちが重たくなるとか、身体が教えてくれることもたくさんあって、自然といろんなことがわかる私になっていくのを感じました。

試験本番は、今持ってる私のすべてを出したなと思えました。
そのことが、本当に本当にうれしかった。
合格できればきっとうれしいだろうし、不合格でもフィードバックをもらえて今の私より成長するしかないんだって思ったら、世界がバラ色に見えました。

結果が出る前に、認定試験のzoomの退出ボタンを押した時点で、自分の手の中に受け取ったものをじんわりと感じました。

自分がやると決めた、ただこの一点のみで、私は自分自身を超えたんだ。
あんなにこわくても、こわいまま進んだ。
くやしかった気持ちを、前に進む力に変えた。
そのことがもたらしてくれた、大きな達成感と清々しさ。
世界の色が違って見える感覚。

エッジを超えた自分を、心から誇らしく思いました。


後日談としてサラッと書きますと、試験には合格できました。
わーいわーい!もちろんとってもうれしかった🥹

合格できたのは、試験で瞬間最大風速が出たからだと思ってる私もどこかにいます。
気を抜かず、手を抜かず、いつだって瞬間最大風速を出していくよ!
そして、風速記録を更新し続けます。進化を止めません。

ただね、私にとって本当にインパクトがあったのは、受験と合格の間にあった「自分の変化への気づき」でした。

前述した6月のビッグイベントでは、誰が見ても「すごいことやったね!」と言われるような大きな仕事を、初めての大きなステージで完遂しました。
ただ、これはやる前から「がんばればできる」と思えてた。
「知ってることをやった」のです。
その最中で思っていたのは、私が本当にやりたいのは「未知に足を踏み入れる」なんだなあということ。
あの、泣くほどこわいのに進んでいく、どうなるかわからないけどやるんだという、未確定と確信が相まった感覚が忘れられない。
あんな鮮やかな体験をまたしてみたい、今の私はそう願っていて仕方ないのです。

チャレンジがその人にもたらすもの、これほどに豊かなのか、これほどに人を変容させるのかと、我ながら大きな驚きでした。
そして、こんな自分もいたのだと見出して自分自身が広がる感覚は、生きてるんだ!っていう実感がめちゃくちゃある。

ここまで書いて、ハッとしました。
THE COACHの仕上げ的コースの名称「インテグレーションコース」。
たしかに、試験を受けることを通じて、私にはとてつもない自分自身のインテグレーション(統合)と変容が起きたじゃないか。
す、す、す、すごいぞTHE COACH…
まさか、ここまでデザインされていたのか!

これは、私の人生のひとつのマイルストンです。
ゴールでもあり、スタートでもあります。
私は一人ひとりのいのちのまだ見ぬ可能性を心から信じるコーチとして、これからも宇宙の一隅で私の道を生きていきます。
みなさんの人生とクロスすることは、いつでも私にとってよろこびです。