第4話 彼女と再会

前回までの続き~~

色いろな誤解を受けたが、暴れていた原因は、
骨折した骨が動脈に刺さっていたから、
ということが分かったが、
当時あの場所では、自分の命を救うには、
切断しか方法がなかった。

しかし偶然、あの場に、血管外科の医師が
居合わせたので、奇跡的に足がついたまま
手術室からボクは出てきた〜


ところまで、アナタに話しました。





事故を起こした日は、土曜日の朝。
で、だいたい日曜日になったくらいから、
だんだん落ち着いてきた自分が
母親に言ったこと。
「学校と彼女に知らせてくれ!!」

電話番号は?
の質問にもスラスラと言えた。

当時はみんな暗記していたからだ。懐
なので、割と早い段階から彼女を通じて
当時の仲間にも連絡を入れることができた。

ただボクの両親は、少し心配していた
ことがあったらしい。
それは、彼女(以下、メグ)が面会に
来てくれるのは良いのだが、
卒倒するのではないか?
ということ。

そして当時まだ20歳のメグは、
ボクと面会する前に
看護師さんから、いろいろ言われてたらしい。
例えば、
「まだ混乱してるから、
 アナタの名前も顔も分からないかもしれない」
とか、
「おそらく、アナタには
 ショックが大きすぎるけど、大丈夫?」的な
ことを。

ただ、メグはポジティブすぎたのか、
それとも危機意識が足りてなかったのか。

メグの想像では、
ボクがいつものように右手を挙げて
「よっ✋」と言ってくれるとばかり
思っていたらしい。


で帰結、たくさんのチューブに繋がれたボクが
彼女と最初に交わしたコトバは、


「来てくれたの?」
だった。

するとメグは、ボクの言葉に泣き崩れていた。

ここからは、
一時的に助かったボクの右脚はどうなるのか?
そしてメグとはこの先、どうなったのか?

ただ、その前に、地獄の2週間が待っていた。


その話も含めて、また次回以降。

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