2018/11/23 MASAKIデビュー25周年記念ライブ~阿~@初台DOORS
地獄カルテット
さすが先生集団というかんじで、めちゃめちゃ演奏がシュアなのに、VoのNOVが清々しいまで滑り散らすので大爆笑してしまった。小林信一はスッ…としてるし、SadsのGOはニコニコ。
閣下の「SAMIDALE」をNOVがカヴァー。閣下のコーラスは使用許可を得たとかでシーケンスで入ってました。「グハハハ、お前も…」って言いかけて「関係者がいっぱいいるんでやめてください!」って制されるNOV…MASAKIに10回くらい「黙れ。」って言われてた。
NOVがライブ告知で吉祥寺のシルエレのこと「吉祥寺のエレファントカシマシムスメ!」って言ってたの死ぬほど笑ってしまった。プログレの聖地になんてことを(苦笑)
最初はスンとしてた観客も「LOVEマシーン」で手を振りはじめたりして、きっちり場を温めて退場。
幕間はNOVと小林氏でMC。ひたすらボケ倒すNOVのトークをすべて受け流す小林氏。さすが10年の歴史。
INSTRUMENTAL UNIT
インストコーナーは都師匠とRenoと川口千里。千里ちゃんはキッズドラマーとしてデビューしたらしくまだ大学生とのことですが、めちゃめちゃパワフルだったなあ。そしてReno、また少し貫禄が出たような…新譜からYAIBA、かっこよかった。
M「千里ちゃん、朝ごはん何食べたの?ペディグリーチャム?」
千「朝食べ忘れて、ポッキー食べました」
M「ポッキー、何派?チョコとかイチゴとか…」
千「極細派です」
M「あー!わかる!」
千「…絶対わかってない…!」(←女子高生がお父さんに言う風で
Reno抜けてツインベース。去り際に都師匠が「Renoくんもソロ出したりして、僕も参加したり…」
M「呼ばれてないですね!」
都「えっ、なんと…」
バックヤードかられのくんが
「ちょ、その話はあとでーーー!」 (なおもひっぱる都師匠とMASAKI)
「コラコラコラーーー!」
って叫んでた。Reno、相変わらず黄色い声が飛んでました。
まっきのお弟子さん、元?NoGoDの華凛も上手だったなあ。
華「MASAKIさんには本当に教則とかずっと見てて、一緒にやらせていただくようになってからはどんな話を振られてもなんとかトークをつなげるようになって…」
M「MCしか見てないんかい!笑」
妙に笑いのスイッチが入るようで、高らかな笑い声、全部マイクが拾っていた。
YAIBAは、CDではソロはルークさんが弾いているけど、ここではRenoが担当。
最後は「暴れん坊将軍」。千里ちゃんの圧巻のドラムソロが印象的。さすが手数王・菅原孝三氏の愛弟子。
幕間
NOVとGOがMC。
GO、千里ちゃん褒めまくり。「もうロックばっかりやってた自分たちとはスタート地点が違う、リズム、音符をあそんでいる気がする」と。子供の頃からお仕事してて芸歴長いけど、この若い才能をなんとかロック界でも前に出していこうというおじさんたちの優しさが伺えてとても良かった。いやしかしほんとにドラムソロもバスドラのリズムの取り方とか凄かった。
VOCAL UNIT
カバーパート、SEは「USA」だったw なんとCANTA +都師匠 +ガルネリSHO!うおおお!KANSASの「Carry On My Wayward Son」が聴けたのは大感動…洋楽でベスト5に入るくらい聴いてた曲ですよほんと。ルーク、ソロもほぼ完コピだったんじゃなかったかな。お好きなのがよくわかりました。
2曲目はギターにRenoも加わってTNTの「Tonight I'm Fallin'」
小「この曲、どうしても限界を超えてるキーが一箇所あって。もう毛穴からうんこ出そうになる…」
って言ってて大笑いした。しゃべるとあんな感じの人だっけ…歌ってない時のかわいさがすごい。なんというか動きがロックの人ではまるでないのが新鮮だった。ガルネリのときもあんなかんじなのだろうか。カバーだったからリラックスモードだったのかな。
小「ルークさんも雷電さんもたまにご一緒するんですけど、まさきさんのステージはこんなかんじだったなあと思い出しました。ぼく、ステージでハナクソとかほじってても誰も気づかないですよ…下手の人はみんなルークさん見てるし、上手の人はみんなまさきさん見てて真ん中の人は僕のこと邪魔そうに雷電さん見てますからね。」
L「そんなことないでしょ!」
最初の2曲はMASAKIがアメリカのロックに影響を受けたことから選曲。次は日本の、ということで、
オフコースの「Yes-No」
名前が小野和正に似てるといじられるSHO。
M「でもみなさんオフコース通ってますよね?」
小「通ってる。でも捻くれてたからチューリップの方が好きとか言ってた」(ルーク大きく頷く)
M「ルークさんもチューリップですか?」
L「そうだねえ。チューリップのほうがビートルズぽいんだよね。オフコースは途中でボストンのコピーみたいになっちゃったから…」
すかさず、鞄を肩にかける仕草をする小野さん
小「ボストンといえば)…NOVさんだったらこうするかなって…」
NOVの影響か、板の上で滑り散らすおじさんたち…
SHOというより小野さん持ち曲「You’re the Only...」
一瞬、ペガサス幻想歌うかなと思ったんだけど、その伏線は後ほど回収。Renoも入ってTNT。
上手から下手につくときに、腰を低くしてルークの前を通っていて、ルークが「ふつうにやれ!」「まじめにやれ!」っていうたびに雷電さんが立ち上がって(まあまあ!!)ってするのが可愛かったな。みんなニコニコしててよいセッションでした。
雷「別の現場でほかのベーシストと話してて、MASAKI、あまりにいろんなことやってるから芸歴25周年なんてもんじゃないと思ってたって言ってたよ。もっと長いかと思ってたって」
M「ありがとうございます、そして雷電さん、お誕生日おめでとうございます!」
雷「昨日?おととい?おとといだっけ?おととい!ありがとう!」
L「お疲れ様でした。明日もあるからね。問題は打ち上げですよ」
M「そうなんですよ!もうすでに声が枯れてますからね…」
L「飲んじゃダメだからね!」
ルークがとてもおとうさん…
最近、CRJも行けてなかったから超豪華メンバーでカヴァーが本当に嬉しかったな。
ALL SESSION PART
最後の全員セッションはクリスタルキング「愛をとりもどせ」
まさかのまっきボーカル! 序盤からNOVを「汚いハイトーン」、SHOを「綺麗なハイトーン」といじってきた伏線回収(?)で、MASAKI、NOV、SHOでボーカル。MASAKI、ちゃんとシャウトしてた! すごい!
ドラムは雷電さんで、GOと千里ちゃんは後ろに立っていたら
M「雷電さんのドラム教室を見にきたお父さんと子どもみたい笑」
最後のかき回しのところだけ、スティックをGOに渡して交代。千里ちゃんにも持たせてたかな。優しい雷電さん。
それにしても本当に楽しかった。末筆になったが、MASAKIの超絶テクニックに裏打ちされた幅広い音楽性に圧倒された夜だった。ただただテクニックに走るのではなく、第一に観客を楽しませるという姿勢がとても好きだ。きっとお人柄もあるのだろうが、ほかのプレーヤーからも愛されて、必要とされた四半世紀だったのだろうなと。あらためて25周年おめでとうございます。
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