
2017年 自己啓発休業を取得した話(4)
約半年間、アメリカ大学院留学を目指し、自力で手配を進めてきた私。語学学校を含めたプランで自己啓発休業を申請、許可が下りた!そしてビザ申請も終了!そのとき、待ち受けていた運命とは…
ちょっと待った!
ビザ申請が終了して数日、管理職に呼ばれた。
管理職の顔が暗い。
なんだ?もう休業許可は出ているのに、何かあったのか?
「自己啓発休業についてだが、委員会が出した許可を取り消しにさせてもらいたいそうだ」
え?
と り け し ?
なんですと〜〜〜〜〜!!!???
担当者の話によると、私の計画で出した語学学校については、自己啓発休業で許可されている所属機関の範囲(大学院相当の教育機関)ではないということだった。
自分で手配した都合上、入学する大学院と直接関係のない語学学校を選んでしまったのもいけないらしい(ちなみに両校の都市も違った)。
「大学院に行くための休業で、わざわざここに行く必要はないんじゃないの?」
というのが、委員会の主張だった。
そんなこと言ったって、もう許可を出しちゃってるじゃん!これまでに何度も打ち合わせをした上に、そっちがそれで認めたんだから、もう今更取り消しなんて通用しないからね〜!
という気持ちでいっぱいだったが、委員会担当者がこういう案件を取り扱うのが初めてで確認不足だったということをお詫びしてきたので、応じるほかなかった。
こうして私の自己啓発休業申請は2月中旬の時点で白紙に戻ってしまったのだ。
ビザの申請は一旦取り消しとなった。もちろん自己都合なので申請金の返金もなし。
すでに降りていた入学許可証も取り消しすることになり、学校へお詫びの連絡を入れた。
すると学校側から、とても残念だということと、1年間なら入学候補者としての権利を保証するというありがたい申し出があった。
もう一年、条件を変えて留学の準備をして休業申請をするか、
諦めてこのまま教員生活を送るか。
ただ、一つ明らかなのは、来年からアメリカへ行くことは叶わなくなったということだった。(続く)