不思議な夢のお話
大きな家の中にいた。
この家に来るのは2度目。
歪な形の廊下や部屋がたくさんある、
大きな一軒家の中。
私はここが好きだった。
場所は北海道だと思った。
冬には雪が2階まで積もるだろうと
ふと思ったから。
でも暖かみがあって、
子どもたちがのびのびと育つことが
できるだろうと感じた。
子供部屋は変な形で物が多いけど
広くて柔らかい、ワクワクするような感じ。
キッチンは3つあって、
ひとつは廊下にある。
でもとても綺麗だった。
2度目は両親も居た。
何故か一緒に住んでいて、居心地は思ったより良かった。
廊下に面したキッチンで、母と話す。
何故か私は、母に感謝がしたくなった。
産んでくれてありがとう、と伝えようと思った。
父と母は見たことの無い穏やかさで
でも私はここを両親から買って
別々に暮らそうと伝える気だった。
あなた達のことは好きだけど、
私たち家族はここで家族だけで暮らすので
ここをくださいと、言おうとした。
実際ありがとうと伝えたのか、
ここを出ていってくれと言ったのかはわからない。
だけど、感謝の気持ちは本当だったと思う。
ありがとう、でも離れましょう。
夢の中では本心であり、
とても穏やかな気持ちだった。
何故か私はこれを両親が受け入れてくれるだろうと
確信していた。
受け入れてもらって、家族だけで
幸せに過ごすんだ。
実際夢ではみんな優しくて穏やかで
そもそも幸せだったが、
自分の今の家族とだけで暮らしたかったのだ。
理想の家と家族だった。
受け入れてくれる優しい両親と
感謝を伝えられる自分と、暖かな家。
母とキッチンに立つのは幸せだった。
嬉しかった。
だけど何故別々に暮らしたいと
思うのかはわからなかった。
起きた時、まだここにいたい、と思った。
本当に受け入れてほしい存在に
受け入れてもらえる場所に。
そんな夢。
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