16性格タイプそれぞれのタイプと上手くやるコツ
※ この記事は合計28000文字以上ありますので、読み終わるのに1時間はかかると思います。隙間時間では読めないかもしれません
職場や学校、サークル、プライベートや友人グループ…etc
どんな場所にも必ず苦手な相手に出会うことありませんか?
このように、人によって苦手な人好きな人の傾向というものがあり、初対面で「なんとなく相手が苦手」と誰しも感じた経験はあると思います。
「みんなその人と上手くやれているのに自分だけがその人となんかうまくやれない」
と感じることもあるでしょう。
そしてそのタイプは「自分とは性格が真逆で理解できない相手」であることも多いです。
ユングは「自分とは違うタイプの人を理解することはいかに困難か」を強調しています。一方で反対の性格に強く惹かれるという現象もあります
大多数の人が自分とは反対のタイプを不当に低く評価したり、誤解していたり、嫌悪感を抱いたり、理解不能だと結論づける傾向にあります。
もしくはその相手が自分自身のコンプレックスをまざまざと見せつけてくる相手かもしれません
思い出してください、あなたにもどうしても理解できない上司、部下、恋人、同僚、知り合い、同級生に心当たりがありますよね?
こちらが必ず正解で相手が100%おかしい、、、そう感じることすらあるかもしれません。
しかし、「この人おかしい…」と感じる気持ちは自分と異なるタイプを理解する難しさから生じることがほとんどです。
例えば、外向か内向かの違いだけでも互いに不当に低く評価し合うという現象が観測できます。
またタイプの違う人同士というのは、たとえそれが同じ趣味を持つ同士であったとしても、相手の不可解さに呆れ見下すシーンも多いです。
つまり「同じ趣味や同じ目標を持つ相手ですら対立する場合が多い」という程に人の性格は強く互いに影響を与え反発しあいます。
同じ映画好きでも
「あいつは着眼点がニワカで、全然わかっていない」
と感じるのが良い例ですね。
例えば「読書好き」を例に認知機能別の対立を挙げてみましょう。
これらの性格による対立は趣味に限らず実にさまざまな場所で観察できます。
身近な例ではYouTubeのコメント欄やX(旧Twitter)です。
このように、性格の違いによる意見の対立はなにも珍しいことではなく、現実においてそこら辺で見られます。
そしてそのほとんどが相手の性格を理解できないが故の「嫌悪感」であることが多いです。
相手の性格に対し無知であるが為、「どういう思考回路でそれを導きだしたのか甚だ疑問」と嫌悪感を抱くのです。
これらの性格による相手に対する不可解さを理解し、タイプ別に攻略するのに、「ユング心理学の心理学的タイプ論」は役に立ちます。
前置き「人の性格は16程度に当てはまるものではない」
16個別の性格攻略を知る前に知っておいていただきたいのは、人の性格は16個程度に分けられるものではないということは知っておいていただきたいです。
あくまで大まかな性格のクセを16個に大別して分けているにすぎません。
ユング心理学には「人の性格は容易にタイプ別に当てはめるものではない、なぜならタイプ別性格にとらわれてしまうことがある」という考えがあります。
タイプ別の枠にとらわれてしまうというのは身近な例でわかりやすくいうと「血液型占い」のようなものです。
「君はO型だから大雑把で~」
「君はA型だから几帳面だろう」
というような枠に当てはめて考えてしまうようになることです。血液型と性格の関連性は科学的に否定されていますので、なんの因果関係もありませんが、
タイプ別に当てはめるデメリットは大きく、少なくとも「バイアス」がかかりやすくなります。
そして心理学的タイプ論は血液型占いとは比較にならないほど強力なバイアスや視点の固定化が進みやすいです。その理由はご存じの通り
「わー!当たっててすごい!」
ってなりやすいからです。
とはいえ、これを読んでいる人の中には自分の性格タイプの解説を本やらサイトやらで読んだときに、深く共感できる記述を見つけたと思えば、自分とは矛盾するような記述を見つけたりしたことがあったかもしれません。
それこそが厳密には人は16個の性格に分けられないとされる証拠です。
しかし「自分はINTPだからサイトの解説されているような行動をしなければ辻褄が合わない」
「この人はINTJだけど学んだMBTIの特性と矛盾しているから偽物だ!」
と自分や相手を人の性格をタイプに辻褄を当てはめる危険性があります。
これこそが心理学的タイプ論の最大のデメリットであり視点の固定化です。
そうならない為にユング心理学やタイプ論の専門家は「人の性格はタイプ論に完全に当てはめられるものではない」と言うことを前提として、心理学的タイプ論を扱います。
それを前提としたうえでユング心理学ではこう続くことが多いです
「それを鑑みても、心理学的タイプ論は人の大まかな性格の方向性を知るには便利なモノである」と
それはユング心理学を元にしたMBTIの専門書にも何度も書かれていることです。
まとめると、
MBTIやユング心理学は「人の性格は16個程度に当てはまるものではない」という前提を理解しつつ正しい使い方をすれば人と関わる上であなたのプラスになることは間違いないということで、反対に「人は必ずどれかのタイプに当てはまらないと辻褄があわない」という考えはデメリットしか生まないのでやめましょうということです。
性格とは数学と違って明確で断定的な答えがないモノと知りましょう。
嫌いな相手は食わず嫌いの先入観
相手との上手い付き合い方を知ることで、16個の性格タイプと対立することなく、相手の考えを真に理解し自分の感情に落としどころを見つけることができるようになります。
また、自分と相性が悪いタイプを前もって言語化して確認しておくのもお勧めです。
もちろん認知機能上での相性の為、必ずしも相性が悪いという訳ではなく、「そういった傾向がある」という程度ですが役に立ちます。
心理学的タイプ論で述べると、相手が苦手、嫌いという感情は、自分の一方的な思い込みが原因で生じることも多いです。
そしてその「食わず嫌い」は相手にも伝染します。好意の返報性の逆バージョンでこちらが嫌悪感を抱くと相手はそれを敏感に察知し、こちらに嫌悪感を抱きやすくなります。
「嫌いな相手に嫌われる」ということを体験した人も多いかもしれません。
ではどうすればいいのかというと、相手の性格のクセを知りどういう考え方をするタイプなのかを知るだけです。
感情で相手に共感できなくても、理屈で相手を理解するだけでも随分相手への「嫌悪感」が薄れます。それこそが相手と上手くやるコツです。
まずは、その一歩としてほとんど初対面のようなシーンで相手に悪意がある場合はかなり稀であることを知りましょう。
それを知るだけで、相手に対する苦手意識というモノが消え、客観的に相手を見れるようになることで、苦手な性格タイプと上手く付き合えるようになります。
また、会社や組織に入ると上司や役員として立ちはだかる確率が高い、Te型の上司の攻略の仕方は気になる人が多いはずです。
実際に僕がメーカーの営業職として、強烈なTe型の上司のもとで6年従事した時に、実際にユング心理学を応用しその上司を攻略した方法を紹介しています。
プライベートでは距離をとればいい話ですが、仕事の上司や部下、お客さん、同僚となれば、どうしてもその相手と我慢して付き合うしかない場合も出てきます。
何かとTe型に苦手意識を持つ人は多いのでこの情報は役に立つかもしれません。
この記事では16個の性格とのうまくやるコツを紹介していますが、8つのメインの認知機能ごとに解説しますので、
例)Ti型「INTP」「ISTP」とうまくやるコツ、Te型「ENTJ」「ESTJ」とうまくやるコツ、という風に進みます。
そのため、記事購入前に確認していただきたいことは、1つ1つのMBTIタイプ別の解説ではないことをご了承ください。
※ この記事はユング心理学をベースとした認知機能別の解説です。
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