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外資IT営業の不都合な真実(年収編)

外資IT企業での高い年収は誰もが魅力的に感じるものですが、実際には裏に隠れた真実が存在します。この記事では、外資IT営業における年収の側面に焦点を当て、その不都合な事実に迫ります。

テリトリーという罠

外資IT営業において、一番大きな影響を与える要素の一つがテリトリーです。日系企業とは異なり、外資IT企業では担当する顧客セグメントや業界が個人によって明確に区切られることが一般的です。たとえば、大手企業の担当であれば、予算が潤沢にある製造業を担当できることが理想的ですが、現実には既に他の営業が担当していたり、高度な経験を持つシニアAEが関与していたりします。このような状況下では、IT予算が比較的少ない卸企業やITに消極的な企業を担当することがあり、同じ目標を達成するためにはハードルが急激に高くなります。営業活動がテリトリーに左右される厳しい実態を描写します。

同僚と給料が違う罠

日系企業では同世代の年収がほぼ一緒で、ボーナスで多少の差がある程度というのが一般的ですが、外資系企業では状況は異なります。同じチームで働く同僚との給与格差が頻繁に起こり、自分がOTEが1200であるのに対して、同僚は1700というギャップが存在したりします。こうした給与格差が外資IT企業では一般的であり、同じ企業の中で成果を上げて年収(OTE)を上げるよりも、実は転職したほうが一般的にはOTEは高くなる傾向にあります。そのため、ブレイクして年収を上げた翌年にOTEを上げて転職する、というのが実は常套手段だったり。

こうした事実を知ることで、外資IT営業における年収に対する過度な期待を避け、現実的なキャリア戦略を考える手助けとなることでしょう。

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