信頼性のある回答を集め、アンケート調査の価値を高めるためには？

2024年8月19日 16:34

回答の「数」ではなく、「質」を重要視！信頼性のある回答を集めましょう！

アンケートの後、アンケートの回答数に注目し、回答の信頼性を見落とすことがよくあります。多くの回答を集めても、回答の信頼性や有効性が低ければアンケートの価値は発揮されません。
そのため、アンケートを設計する際には、回答の信頼性を高めるための工夫が不可欠です。

このブログではSurveyCakeを使用したアンケート結果の信頼性を高めるための機能について詳しく説明します。

１：ランダム並び替え

回答者が繰り返し回答する必要があるアンケート、例えば半期ごとの従業員評価アンケートなどを設計する際、固定された質問の順序は、回答者の習慣的な回答で回答ミスを引き起こす可能性があります。人々は長時間にわたって同じ順序で質問に答えると、習慣的な反射行動で回答しがちになってしまうことがあります。そして、信頼性のある回答を収集することが難しくなり、アンケートの回答の参考価値が低下してしまいます。

質問のランダム並び替えを用いることで、アンケートが開かれるたびに質問や選択肢の順序がランダムに再配置されます。このようなアンケート設計方法は、回答者の思考を刺激し、より質の高い回答を得ることができます。

ページのランダム並び替え
1ページ内の質問はそのまま、ページをアンケート表示時にランダムに並び替える機能です。

ページ内ランダム並び替え
1ページ内の質問をランダムに並び替える機能です。
質問ブロックはブロックごとに並び替えられるため、質問ブロック内の質問の順番は並び替えられません。

質問ブロック内ランダム並び替え
質問ブロック内の質問をランダムに並び替える機能です。

選択肢のランダム並び替え
指定した質問の選択肢をランダムに並び替える機能です。

２：選択肢排他設定（回答が矛盾しています）

似たような関連のある質問で、回答が矛盾していることはありませんか？

例えば、第一問で「台湾に行ったことがありますか」と尋ねた際、回答者が「ない」と選択したにもかかわらず、後の質問で「台北に行ったことがある」と答えたとします。こうした矛盾回答はアンケートにおいて無効になってしまいます。

「選択肢の排他性（回答が矛盾しています）」機能を有効にすることで、回答者が矛盾する選択肢を選ぶことを防ぐことができます。矛盾な回答をあらかじめ予防し排除することで、アンケートの回答の信頼性が向上します。

選択肢排他設定方法：

１：排他設定を行いたい選択肢の設定ボタンから「回答が矛盾しています」をクリック
（画像の場合、「台湾に行ったことがありますか」の質問で「いいえ」をクリックされた場合実行されます。）

２：反映先の選択肢を「選択できません」または「非表示」を選択
３：１で選択した選択肢の結果、排他設定を反映させたい質問と選択肢を選択

選択肢の排他性を使用すると、選択肢を無効にする（下図の1）か、選択肢を非表示にする（下図の2）ことができます。
これにより無効な回答を防止し、より信頼性のある回答を集め、アンケートの価値を高めることができます。

３：質問スキップ/条件分岐設定

アンケートにたくさんの質問があると、回答に時間がかかりすぎてしまいます。回答時間が長くなるにつれ、回答者は次第に疲れが生じ、回答を途中で脱落してしまったり、回答の信頼性が低下してしまいます。

そのため、アンケートを設計する際には、できるだけ質問を減らすことが重要です。とはいってもなかなか質問を減らすことが難しい場合は、「ロジック設定」機能を活用しましょう！

回答者の選んだ選択肢に応じて、それぞれの回答者に回答してほしい質問のみを表示することができます。回答者のアンケート記入がよりスムーズになり、アンケートの信頼性や価値がより高まります。

質問スキップ

特定の選択肢を選んだときに、指定された質問に自動的にジャンプする機能です。
例えば、アンケートで、回答者が職業の項目で「学生」を選択した場合、その後に続く学生には該当しない質問を自動的にスキップして、次の学生に該当する質問に移ります。これにより、学生が業種の欄で適当な情報を入力するのを防いだり、より時間をかけずにアンケート回答を完了することができます。