2024.12.16 イライラした相手にも遠慮しない
この日は仕事で海外のお客さんとの会議。
最近、毎週のようにお客さんが過去に抱えた怒りをぶちまけられている。
少なくとも20分。しかも関係の無い人にまで当たり散らし始めている。当たり散らし始めるのは、決まって自分の計画性の無さが露呈した時だ。
この日も、こちらがボランティアか何かと勘違いしているのか、あれもこれも無料でやれとのたまった。
言葉を選んでやんわり無料で出来ない理由を説明すると、弱みを見せたと感じたのか、自分が相手に対して強く出られる過去の出来事をこれでもかと繰り返した。
今は未来の話をしないといけない場面だ。
私自身が不慣れな契約の対応だからと、先輩方に依存しすぎ、任せ過ぎたために、提案の対応が遅れた。
その遅れを生んだのは、それを遅れだと明確に指摘しなかったお客さんの責任でもある。
こちらはいつ頃にはもらえるものだと思っていた!お前らが聞きに来ないと悪いんだ!と。
そうやって相手の弱みを探して、その弱みを中心にコミュニケーションを取られていて、過去を踏まえた話ばかりで、未来の話が進まない。
もちろん、進ませられなかったのは、過去の私の対応が悪くて信用を得られなかったから。
話を先に進ませるために質問をしようとすると、過去に提案書を全然送って来なかったお前なんて信用していないと言わんばかりの態度をとる。
その顧客が連れて来た他のベンダーは信用出来るやつらだ!というけれど、彼らが提示した計画に対して質問を重ねると、良く考えられていなくて、これまで何回作業計画が変わったか。
それこそ時間を浪費しているのに、お客さんは連れて来たベンダーは仲間で、私たちは敵だ、というスタンス。
こう言った場面は過去に経験が無く、今はもう粘り強く、なんとか話を進めるために必要な対応を地道に重ねるだけだ…と思って日々対応している。
やはり、自分が責任を持って進めるべき仕事は他人任せにしてはダメ。責任を持って進めるために必要な関係者とのコミュニケーションを遠慮していてはダメ。その遠慮が結果として仕事を遅らせてしまい、各所に悪い影響を及ぼす、という事を今回の件で肌身に染みて実感した。
今もそう。たとえ相手がイライラしていようが、ここで踏み込む事を躊躇って、将来困る事が無いようにしなきゃいけない。イライラしている相手に合わせてこちらもイライラしていては、余計な感情が混ざり過ぎて、こちらが責任を持って進めないといけないタスクが進まない。極力、変なストレスは逃がしながら、我慢強く仕事をする事を続けなきゃ。