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2024.9.22 5歳の美容院へ連れて行ってあげた理由が、我ながら重い

この日は娘のリクエストで美容院へ。
先日、週末に入る前にまだ5歳の娘が自分から美容院に行きたいと言い出したのは初めての事だ。

私の勝手な想像では、美容院の待合室に用意されている子ども用のおもちゃでふと、遊びたい気持ちになったのかな?と思うけれど、本心はわからない。
ただ、自分から言い出した事を一つでも叶えてあげようと思い、連れて行く事にした。

私が私の父親にしてもらったように、金銭的に余裕を持った子育てを、私はここまで実現出来ずにいる。この現実と心の折り合いをつけるのがなかなかに難しい。
私の両親は共働きをしながら、子ども四人を大学に行かせた。私は奨学金をもらい、今年まで支払いが続いた、という状況はあれど、当初国立志望だったところから、父の卒業した大学に受かった事と、国立の第一志望に合格出来なかった事で、私立に行かせてもらえたのだから、文句は言いようが無い。

今の私は娘一人に、好きな事をやらせてあげる事が出来ていない。病気の奥さんが自分のペースで自分の必要なお金を稼いでもらい、私の収入で家族の出費を賄っているが、余裕はほとんどない。
うまくやりくりできたお金の範囲内でだけ、娘の行きたいところに連れて行くのがやっと。娘がYouTubeで見つけてきた、とあるキャラクターのコラボホテルの宿泊は金銭的に厳しくて、事あるごとに娘に謝りながら断っている。好きなおもちゃは買ってあげるのは誕生日とクリスマスだけ。それ以外は買い物ついでにおもちゃ屋さんで娘が遊ぶ事に、彼女の気が済むまで付き合ってあげる事で罪滅ぼしをしている。

金銭的には苦しいけれど、愛情をかけながら、人間性は社会に迷惑をかけないように育てたいな、そこだけは彼女が苦労しないようにしたいな、という思いだけでいる。
裕福ではないけれど、社会で立派な功績を残された方は多くいらっしゃる。娘にそこまで素晴らしい功績を残して欲しいというわけではなくて、私よりも社会で活躍出来る人間になって欲しいのだ。今後、成長していく中では、私の気持ちや考えを押し付けず、彼女としっかり会話して、向き合いながら、どのような進路を彼女が選べばいいのか、一緒に考えたい。

今の私に出来る事は、一日、一日を私自身も精一杯生きる事で、彼女をしっかり支えてあげられる人間でいたい。

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