【転職】18年間続けてきた、ゲームライターを辞めました。
これを公にするのは初めてですが、2024年3月をもって専業のゲームライターを辞めて兼業になりました。いずれは、完全にゲームライターを辞めるつもりで動いてます(モメたとか病気になったなどの心身による不都合ではなく、転職サイトのエントリーを使って自分からフリーを辞めました)。
今残っているゲームメディアとの契約で書いている記事に関しては続けますし、頼まれれば何か書くこともあるかもしれません。ですが、少なくとも18年(くらい)専業で続けていたゲームライターはもうやらず、これからは書くとしても副業で、気が向いたときにだけ書くことになると思います。
ただ、今のところはあまりゲームメディアで書く気はないです。自分自身もモチベーションを保ててないし、自分の中でゲームライターを続ける理由も目的も現状ゼロなので、気が向かない限りは書かないでしょう。
理由はいろいろあるのですが、単純にゲームが嫌いになったわけではありません。発売前のゲームを紹介するだけなら声優やVtuberのプレイを見るほうが早いと思われるし、今はもう一億総レビュアーのような時代。誰もが作品を語る時代に、あえて自分がゲームメディアで書かなくてもいいかなと。
年々ゲームをめぐる論説がギスギスしていくのに疲れたこともありますし、かつて好きだったクリエイターたちが亡くなったり、職を辞したり、自分がなりたかった理由も、続けるモチベーションも消えているのも大きいです。
面白いインディーゲームを紹介したい気持ちはあるけど、紹介するよりも探し続ける比重が大きくて、仕事でやり続けると本当に好きなのか、仕事として紹介するために遊んでいるのか、だんだんわからなくなってきているのもありました。もっと気軽に、気に入ったゲームをちゃんと紹介したい。
ゲームは好きだし、もっと自分自身に余裕のある形でゲームの話をできる環境を整えたい。かつて家庭用ハードにインディーが出始めたころは、周囲で誰もその方面を書ける人が存在せず、自分も勉強不足。インディーゲームの担当として、毎日出るゲームをチェックし続けて遊び続けました。
ですが、今はもうほかに書ける人も古巣にたくさんいる。
だから自分が身銭を切って、作品を探し続けなくてもいい。
インディーゲームの宣伝や、知られる方法も、メディアだけじゃない。
そう考えたとき、別にゲームメディアに残らなくてもいいと思えたのです。むしろ違う場所に立つほうが、今の自分が考えていることや、やりたいことが思い切ってできるのではないか。ゲームを違う方向から語れないか。
だからこそ、ポジティブに、思い切って専業を辞めることにしました。
今年は18年ぶりにTGSもいかない予定ですし、ゲーム系のイベントも、今後は取材じゃなく、気が向いたときに遊びに行こうと思ってます。
ただ、ゲームを(仕事でやらなくなるので)プレイする時間もすでに減っており、それと同時に語る機会も減っていく可能性はあるかもしれません。
何か書きたくなったときに、また突然ゲームメディアにポップすると思うので、そのときはよろしくお願いします。
ゲーム代にあてます