見出し画像

【Netflix】サンクチュアリ-聖域-の感想

エアコンつけすぎてずっと風邪気味です

空調の効きすぎたこの部屋じゃ~
発情を逃してくよ~(T.M.Revolution)

という訳で熱さが欲しくなって

巷で話題になっていた
サンクチュアリ-聖域-を一気見しました

猿桜、怖すぎだろ

北九州丸出しの主人公「小瀬(おぜ)」が
一人前の力士「猿桜(えんおう)」に
なるまでのあれやこれやを中心にしたお話

スラムダンクとクローズを足して2で割って
スローモーションとか入れてる感じです

わき役のキャストが豪華なので
期待しちゃったのですが
個人的にはうーんという感じでした
(シーズン2があるっぽいので
まだわかりませんが)


ピエール瀧、染谷将太、田口トモロヲ
松尾スズキ、中尾彬、岸谷五朗
きたろう、笹野高史、余貴美子 etc...

こんだけすごいキャストなのに
なんか全体的にふわっとしてる
※私が感覚麻痺ってるのかもしれません

渋オジ記者の時津さん(田口トモロヲ)

第一話で相撲記者の時津さんが
刃向かってくる新人に向かって
「制限がある世界だからこそ
生まれる熱さがあるんだよ」
という台詞を吐くシーンがあります

「あれ、もう結論ここで言うのかい」
とそれ以上のストーリーは
もうなんかふわーっと見てしまいました

もはや、この台詞で
完結してしまってませんか・・・
と心配になりつつ

申し訳程度にキャラ設定されてる龍谷親方

一応 相撲業界に切り込んでますよ
みたいなくだりもあります
(スポンサーことタニマチとの八百長など

歌舞伎業界と似てますよね
日本人って型作って
自分で自分の首しめる癖ありますか

聖域つくって聖域に閉じ込められて
なーにやってんだいと思いますが
ご本人たちは真剣そのものなのが面白い

猿桜も次第に本気になっていく

「ルールを設定すると
人はその中で楽しみ始める」
とあるコミュニティオーナーが
言ってた事を思い出します

しかし、相撲や歌舞伎など
何年も続くカルチャーは
設定したゲームマスターが
相当すご腕なんだろうなと感じました

あと、全然関係ないけど
力士なので途中区別がつかなくなりました
見慣れなさすぎて  すいません

おばちゃんがジャニーズの顔が
全部同じにみえる もしくは
アイドルの顔が全部同じに見える
という事なのかもしれません

THEお相撲さんの静内(超強い)

そう考えると
フォルムをある程度統一すれば
◯◯界みたいなものができるかもしれません


お相撲さんなら
【髷(まげ)、お腹がでている
筋肉質な下半身、まわし、下駄、浴衣】

とにかく人間ってのは
枠を好むもので
枠からはみ出る事を恐れている

枠を嫌っていた猿桜も
次第に枠にハマっていくのだなー
と思いました


とまあ本編感想はこの辺にして
(まだあるのかい)

ここからは個人的に胸熱だった
猿谷(えんや)の話

玄人好みの猿谷(えんや)

元々力士だったそうで
迫力がほんとにすごかったです

真面目で無骨な姿は
本当にかっこいい

生意気な猿桜に対して
「四股が足りてない」と
さりげなくアドバイスをくれたり

逆に崇めてくる猿空に対しては
「あいつは自分の
相撲をみつけるべき時期なんです」
と的確なプロデュース能力を
みせつけたりと

親方より親方の素質ありませんか
と思うほど

でも、それは相撲の酸いも甘いも
知り尽くして誠実に向き合ってきたから
という事が引退を覚悟する所から
断髪式のシーンまでで描かれます


ある日、稽古も終わり、帰宅した猿谷
息子の寝顔をみながら
「酒出してくれ」と奥さんに言います

「あなた、まだ明日も試合でしょ」
「もう、いいんだ..」
(察した奥さんは一升瓶を出して
そっと酒をつぐ)
「おつかれさまでした」
(涙をこらえる奥さん)

猿谷が引退を決意した瞬間が
静かに秀逸に描かれています

こういうシーン大好物です

それから引退の試合は色々あって
モンスター静内に決まります

そしてその前の日
猿桜と稽古中に無理をしてしまい
足のケガが悪化

救急車に運びこまれる中
猿桜に「猿桜、気にすんな」
という心遣いまでします
(猿桜はバカヤローなので
その辺はわかってません)

病院で試合は出来ないと
告げられる猿谷

「ありったけの痛み止め
打ってください!お願いします!」
「医者になんてこというんだ!」
「最後なんです!お願いします!」
と土下座しなんとか試合へ出ることに

結果、ボロボロの猿谷は
呆気なく負けてしまいます

「あいつ(静内)はバケモンだ」
と言い残し 戦いの場から去るのでした

涙必至の断髪式

断髪式のシーンで、猿谷は親方に
「親方から名前をもらったときのこと
覚えています」
(回想シーンに入る)
「お前は早くに親を
なくして谷を歩いてきた」
「これからも谷を歩くから猿谷だ」

「親方、俺は
谷をはい上がれませんでした」
と涙をこらえながら伝えます

すると親方は「何言ってんだ
これからは違う谷から
はいあがるんだろ」
と勇気づけます  

いや、もうカッコよすぎるだろ!!
なんで猿谷を主役にせんかったんか!

正直、この辺で猿桜のこと
どうでもよくなってます

もうこの人は相撲の向こう側
いってんだなーと感じました

という訳で長々語ってきましたが
猿谷が主役だったらなー
とスピンオフを期待しつつ
総評を終わりたいと思います

ありがとうございました

最後までお読みいただきありがとうございます、今日もいいことありますよ!