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Twitch配信7年目で考える

ゲーム配信に芸能人が参画してくる少し前にゲーム配信を始めた。夜明け前の面持ちだった。

わたしはゲームコミュニティの前にアングラ音楽界隈をウロウロしてたので、同じ感じかしらという風に立ち回っていた。アングラ界隈もコミュニティが狭いので、あのバンドの知り合いはあのバンドとか、地域には必ずボスキャラみたいバンドがいる。(関東はわからないけど地方は大体一強)

要するに人が集まれば派閥が出来上がる。学校でも会社でも同じ。配信者だけが特別何か変わるわけは無い。ゲーム配信をする人は有名になりたい人が多いけれど、わたしは単純にゲームコミュニティの人から情報収集したいという欲望の方が強い。運営さんならいいだろうけど、そこまでいくとネタばらしすぎてあまり楽しくないので、なんだかほかの人からみたらよくわからないムーブをしていると思う。

モテたいわけでもなけりゃ、運営に媚び売るわけでもないし、かといって誰かのヘビーリスナーという訳でもない。推しの選手はいるからソフトリスナー兼ふんわり配信者みたいなポジションにいる。何してんだ。でも、こういう風にしたら偶に倒れない程度の波風たつくらいでヌルッとやっていける。いいのか悪いのかはわからないけど、そういう奴が一人くらいいてもいいじゃんと思う。

音楽の場合はライブと打ち上げという情報収集の場があったけれど、今のゲームコミュニティは大きすぎてそういうのは難しいのかもしれんと考えている。もしくは対人が苦手な人がゲーマーは多いので安直に誘えない。私もそんなに得意じゃないけど、より神経質な人が多いように感じる。アプデの内容はSNSみればわかるし、攻略サイトで済むのかもしれない。

配信は「演者」の部類に入る。ライブならステージに立つ側、学校なら壇上に上がる側だ。私は何か伝えたいとか、訴えたいとか、ましてや承認欲求はあまりない。けれども、平均的な客よりは情報収集しているのでそっちともあんまり話は合わない。

ライブに通っていると「バンギャ」と出くわす事がある。バンギャはゲームでいうところの「ファンボ」もしくは「ファンガ」にあたる。
この人たちはコンテンツではなくて「承認される」事が目的となるため、上手くいけばお金はたくさんだすしなんでも応援してくれる。でも、肝心の音楽は聞いてはくれない。いや、何のためにやっとんねんと思うが、お客さんはお客さんなので別にいっかと思うことが多い。

厄介なことは「演者からバンギャと同じ対応されること」そして「バンギャから嫉妬されること」の二点だ。わたしは人に対して承認欲求が皆無なため、何の遠慮もなく興味のままに演者に絡みにいく。それをみているバンギャはつらい。なにコイツあんなに近づいて!?私より認められてんじゃん!ムキー!と、嫉妬の猿化も秒読みに入る。また、演者からは「やたらしつこい客だな、仕方ねぇ承認してやっか」というディスリスペクトな対応をされる。

この下りがいつも一通りあるし、ゲーム配信をはじめた時も何回かあった。イラつくけど、わかってくれる人もいるし、説明しきれていない私が悪かった事にしてある。

私のいいところは容赦なくバサバサ関係を切れることだ。それは「ゲームについて理解したい」という欲求の目的地があるからであって、その道を歩くのに足を引っ張る人にはさようならが言える。それは人間としてどうなのかと踏みとどまったり、考え直したりしたものの、人の性質はそんな簡単には変わらない。

そうこうしていると、ゲームの本質をよく理解してる人にたどり着く扉が現れる。(もしくは手助けしてくれる人)もう現れてるかもしれないし、まだ扉は続くかもしれないけれど、ひとつずつノックして開けていくしかない。そのためにはゆるく、そして偶に激しめに配信活動をしていくしかないのだった。

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