【東急ホテルズ自転車旅 Ep1《E-BIKEで挑戦!伊豆半島一周(前編)》】SURUGA Cycle Journal Vol.157
東急ホテルズ&リゾーツさんとの新企画がスタートしました。東急ホテルズ&リゾーツには、伊豆半島のナショナルサイクルルート「太平洋岸自転車道」に隣接する、「富士山三島東急ホテル」「伊豆今井浜東急ホテル」「下田東急ホテル」や、多摩川サイクリングロードに面する「川崎キングスカイフロント東急REIホテル」など、サイクリングとの親和性が高いホテルが複数あります。
これらのホテルを拠点とした、サイクリングの魅力とホテル周辺の観光情報を、全5回にわたって紹介していく企画です。
第1回となる今回は、ナショナルサイクルルート「太平洋岸自転車道」を走る、伊豆半島一周の旅です。
アップダウンが激しく上級者向けのイメージが強い伊豆半島ですが、今回はホテルに休憩&宿泊で立ち寄りながら電動アシスト自転車で走る、1泊2日E-BIKEの旅です!
変化に富む海岸線では、火山活動により生み出されたダイナミックな景観を楽しむことができます。思い切り走った後は、自然豊かな伊豆半島のグルメを堪能し、ゆっくり温泉に浸かって休みましょう。
ナビゲーターはサイクリングプランナーの田代恭崇さん(左)と、サイクリングガイドアシスタントの佐野朋子さん(右)です。
今回は伊豆半島の玄関口に位置する「富士山三島東急ホテル」を拠点として、伊豆半島を時計回りにぐるっと一周します!
▼富士山三島 東急ホテル
ホテルはJR三島駅南口の隣にあり、伊豆箱根鉄道三島駅直結の好立地。新幹線をはじめ、公共交通機関でのアクセスが抜群で、伊豆半島一周の拠点としてベストなロケーションです!ぜひとも自転車旅の前泊・後泊にご利用ください。広々としたお部屋でおくつろぎいただけます。
「富士を感じるベースホテル」をコンセプトとし、富士山ビューの客室や温浴施設、地元食材を活かした食事をお楽しみいただけます。
最上階には温浴施設「富士の湯」があります。豊かな眺望が楽しめる大浴場と、自然の風が心地よい露天風呂、サウナをご用意しています。
ゆっくりとお風呂に浸かって旅の疲れを癒し、富士山や箱根山麓、駿河湾の眺望をお楽しみください。
お車でお越しの方は、ホテル敷地内の提携駐車場「タイムズ東急三島駅前ビル」が便利です。(※先着順のため予約不可です)
そしてアクティブに観光を楽しみたい方のために、自転車(E-BIKE、ロードバイク)のレンタルを行っています。
今回はE-BIKEをレンタルして、電動アシストの力を借りながら伊豆半島一周にチャレンジします。
レンタルの手続が完了して準備OK!ホテルスタッフの方々に見送られて出発です。
富士山三島東急ホテルが入っているビルの1、2階には、商業施設「ミトワみしま」があります。「ミトワ」は「水(み)の都」と「和・輪(わ)」をつなげた造語です。水の都である三島に住む人・訪れる人の「広域観光の交流拠点」としての役割を果たし、伊豆地域活性化に繋がることが期待されています。飲食店やカフェ、お土産店もありますので、お気軽にお立ち寄りください。ホテルのフロントはビルの2階にあります。
JR三島駅の駅舎は、富士山の稜線と三嶋大社社殿の緑青色を模した屋根が特徴的です。
2023年春には駅の商業施設にカフェがオープンし、再開発が進む駅前は賑わいを見せています。
南口には200台以上収容できる大きな市営駐車場があります。
富士山三島東急ホテルのすぐ近くには、「楽寿園(らくじゅえん)」があります。緑豊かな森に囲まれた、自然豊かな公園です。
富士山の雪解け水が湧き出す園内の景観と、自然林からなる庭園が、国の天然記念物および名勝に指定されています。園内には小さな動物園や売店があり、大人も子どもも楽しむことができます。
そして三島といえば、三嶋大社は外せません。自転車ならJR三島駅南口から5分ほどで到着します。
伊豆で最も格式の高い神社で、源頼朝が源氏再興を祈願した神社としても知られています。本殿・幣殿(へいでん)・拝殿は、江戸時代末期の装飾豊かな複合社殿として高い価値があり、国の重要文化財に指定されています。
春には参道の桜が見事に咲き誇ります。撮影をした5月中旬には青々とした葉が生い茂り、美しい緑のトンネルになっていました。
三島を出発したおふたりがまず立ち寄ったのは、道の駅「伊豆のへそ」!お土産店、レストランやスイーツ店、宿泊施設など、何でも揃う複合型道の駅です。トイレや自動販売機もあり、サイクリストの休憩スポット・ライド拠点になっています。
農産物直売所の「伊豆・村の駅」では、地元野菜やしいたけ、ワサビ、お茶など、静岡や伊豆の特産品を幅広く販売しています。お弁当やパンなど、ライドの補給食もこちらで調達できます。
今回レンタルしているE-BIKEのメーカー「MERIDA」の国内取り扱い全車種の展示、貸出しなどを行っている「MERIDA X-BASE」という施設もこちらにあります。グローブや携帯ポンプといったアクセサリー類の販売も行っています。
ここからヒルクライム区間に突入です。伊豆スカイラインの亀石峠を越え、東伊豆の海岸を目指します。
上りの途中で「自転車の国サイクルスポーツセンター」の看板が目に入り、せっかくなので寄り道することにしました。
こちらは、伊豆の大自然の中にある、日本最大規模の自転車の総合テーマパークです。 園内には、東京2020オリンピックMTB競技の舞台となった「伊豆MTBコース」や、5kmのサーキットコースがあります。一般の方もレンタサイクルや持ち込んだ自転車で走ることができます。ジェットコースターやトランポリンなどアトラクションも豊富で、週末はお子さま連れのご家族で賑わいます。
敷地内にある大きな建物は「伊豆ベロドローム」です。国内初の屋内型板張り250mトラックで、東京2020オリンピックの自転車競技トラック・レース会場として使用されました。ちなみに、ベロドロームとは自転車競技場のことで、Velo(ベロ)はラテン語が語源のフランス語で「自転車」、drome(ドローム)はラテン語で「競技場」を意味します。
寄り道の後は再びヒルクライムです。伊豆スカイラインの亀石峠を越えて東伊豆の海岸までやってきました。
道の駅「伊東マリンタウン」でひと休みしましょう!こちらは、レストランやお土産店、海が一望できる天然温泉や足湯、遊覧船の運航など、1日楽しめる盛り沢山な道の駅です。サイクリストのための休憩所「バイシクルピット」に登録されていて、安心・快適な自転車旅の強い味方です。サイクルラック完備で、工具や空気入れを借りることができます。
伊東漁港から直接買付けた旬の地魚寿司や海鮮丼、ラーメン・蕎麦、スイーツなどグルメも盛りだくさんです。全長43m、70人収容できる無料の足湯「あったまり〜な」に入って、自転車旅の疲れを癒してください。
マリーナ(小型船舶の停泊・保管を目的とした施設)にはたくさんのヨットが停泊していました。海に隣接している道の駅ならではの景色ですね。
ランチは伊東港の近くにある「ふじいち」さんへ。1階では伊東港で水揚げされる地魚を天日に干して作る、こだわりの自家製干物を各種販売しています。2階のお食事処では、その日に水揚げされたばかりの新鮮な素材を使った磯料理をいただくことができます。
今回は本日のおすすめ「おまかせ定食」をいただきます。干物(アジorさばみりん)、刺身、しらす大根、ごはん、みそ汁が付いたボリューム満点メニューです。干物はテーブルの網で、自分で焼いて食べるスタイルです。
香ばしい香りが食欲をそそりますね。干物を焼いているうちに定食の料理が次々と運ばれてきました!
お刺身が新鮮でツヤツヤと輝いています。焼き魚もお刺身も食べることができて、お腹ペコペコ&海鮮グルメを楽しみにしていたおふたりは大満足!元気に再出発です。
ランチの後は東伊豆の海岸線を南下していきます。細かなアップダウンで、じわじわと足に疲れが溜まってきたところで、「伊豆今井浜東急ホテル」に到着しました。リゾート感あふれる外観…ここはオアシスでしょうか。ホテルで休憩して体力を回復させましょう!
▼伊豆今井浜 東急ホテル
白い砂浜とキラキラ輝く青い海が目の前に広がる抜群のロケーション!ハワイを思わせる開放的なガーデンが魅力的なシーサイドリゾートホテルです。今年の4月に開業35周年を迎えました。
ガーデンに設置されたテント型サウナは、10月から営業再開予定だそうです。宿泊以外の方もご利用可能です。潮風を感じながら「ととのう」体験はいかがでしょうか?
あまりにも海が綺麗なのでビーチまで歩いて行ってみました。自転車で走りながら見る海も綺麗ですが、立ち止まってゆっくり眺める海もいいですね。
ホテル1階フロアのティーラウンジ「フローラ」でひと休みしましょう。開放感のある吹き抜けの天井、四季折々の花々、窓の外のガーデンテラス。リゾートならではの開放的な空間で、パティシエが作るホテルメイドスイーツとこだわりのドリンクをいただくことができます。
田代さんは「ぷでぃんぐ ど かわづ」を注文。伊豆の牛乳と静岡県内産の卵の黄身、マダガスカル産バニラビーンズで作った濃厚な味わいのプリンです。 ほろ苦いキャラメルソース、季節のフルーツソース、満月の夜にしか採れない河津産・満月の塩。3つの味の変化が楽しめます!南国の雰囲気満載の「グアバジュース」と一緒にいただきます。
佐野さんは「ホテルメイドケーキ」と「シルバームーンティー」。 ケーキは季節によって種類が変わり、撮影をした5月中旬は苺のショートケーキでした。
「シルバームーンティー」は、ポットから氷がたっぷり入ったグラスに注ぎます。苺のドライフルーツがたくさん入ったジューシーな甘い香りが広がります。リラックスできる甘い香りに、緑茶特有のさっぱりとした後味が人気です。
ティーラウンジでスイーツを堪能したおふたり。伊豆半島一周は長いので、ゆっくり椅子に座って休む時間も必要ですね。
1泊2日の自転車旅はまだまだ続きますが、前編はここまで。続きは後半をご覧ください!
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