【ふじさわキュン♡ぽた Ep12《秋の藤沢散歩と湘南キャンドル》】SURUGA Cycle Journal Vol.173
ようやく夏の暑さが和らぎ、藤沢に秋がやってきました。今回の「ふじさわキュン♡ぽた」は、鵠沼(くげぬま)から辻堂にかけてのんびりポタリングを楽しみつつ、江の島で10月~11月に開催されていた「湘南キャンドル2023」を見に行ってきました!
スタートは藤沢市役所から。相棒は、デイトナの電動アシスト自転車「Daytona Mobility DE01」です。
そして今回の旅は、「ふじさわ歩くプロジェクト」とのコラボ第2弾!藤沢市では、日常生活の中で、誰でも気軽にできる「歩く」ことから始める健康づくりをテーマに、SNS・特設サイトでおすすめスポットやマップ等を発信しています。
▼「ふじさわ歩くプロジェクト」とのコラボ第1弾はこちら
今回のコースでは、いくつかのスポットで「ふじさわ歩くプロジェクト」チームと合流しながら、ワイワイ藤沢散策を楽しんでいきます。
ここからは「キュン♡ぽた」チーム、「歩くプロジェクト」チームの二手に分かれます。
自転車ならではの利点は、少し離れたスポットにも足を延ばして散策を楽しめること。このメリットを活かしながら、藤沢散走スタートです!
「キュン♡ぽた」チームのナビゲーターは、藤沢市職員の林さん(左)と中村さん(左中央)。「歩くプロジェクト」チームのナビゲーターは、同じく藤沢市職員の杉谷さん(右中央)と伊藤さん(右)のコンビです。
ちなみに、藤沢市役所にはシェアサイクル「SHONAN PEDAL」のステーションもありますので、ぜひご利用ください。
それでは、藤沢市南部エリアから散策スタートしていきましょう。まずは藤沢市役所から20分ほど走ったところにある「藤沢市立八部(はっぺ)公園」です。
ここにも「SHONAN PEDAL」のステーションがありました。現在、藤沢市内約130か所にステーションがありますので、ちょっとした移動にもサクッと利用できます。
園内にはプールやトレーニングルーム、野球場など、思いっきりスポーツに打ち込める施設が充実しており、藤沢市南部のスポーツの拠点となっています。地元の子どもたちであれば一度は遊びに来たことがあるという身近な公園です。
奥に進んでいくと「SL広場」があり、蒸気機関車C11「しおかぜ号」が保存されています。
1966(昭和41)年まで、貨物の入換用として実際に走っていたもので、藤沢市民に最も親しまれた蒸気機関車と言われています。
毎月第2日曜日にはミニ鉄道が周囲を走り、子どもたちを楽しませています。
八部公園から引地川に沿って1kmほど南下していくと、立派な赤い鳥居の「鵠沼伏見稲荷神社」が見えてきます。
1943(昭和18)年に京都の伏見稲荷大社の御分霊を祀る神社として創建され、「湘南のお稲荷さん」として親しまれています。
鳥居をくぐってすぐ左にある「御神水 鵠沼和貴水」で、ミネラル豊富な天然水を給水できます。「天然水なので沸かしてから飲用してください。」とのこと。
稲荷神社は商売繁盛の神さまと言われています。しっかりと祈願させていただきました。
そして伏見稲荷神社と言えば、トンネルのように並ぶ鳥居。木造の本堂の左手にあります。どこか神秘的な雰囲気が漂います。
境内でおみくじを見つけたので、運試しに引いてみました。
きつねの形がかわいいです!
さて、それでは次のスポットへ向かいましょう。鵠沼伏見稲荷神社に面する道路は交通量が多いので、気をつけて走っていきましょう!
この辺りには自転車専用通行帯があります。このまま南側に走っていくと、引地川に架かる「稲荷橋」があります。川辺にある「引地川緑道」をまったりと散策しながら、次のスポットに向かうことにしましょう。
引地川は大和市から藤沢市を流れ、相模湾に注ぐ川です。稲荷橋から上流に向かって、引地川緑地と呼ばれる川岸の遊歩道や広場などの整備が進められており、以前のキュン♡ぽたで訪れた「引地川親水公園」付近までと、湘南台地区の一部に遊歩道が整備されています。
日中は日差しがあたたかく、川沿いのサイクリングもまた気持ちいいです!
ところどころにベンチや休憩スペースがありますので、のんびりと川辺の景色を楽しみながら散策してみてください。
続いては、鵠沼海岸駅付近にあるマフィン専門店「マフィンラボ」さんにやって来ました。
ここで「歩くプロジェクト」チームと合流!
マフィンの専門店って心踊りませんか?さっそく中に入ると、ショーケースの中からカラフルなマフィンたちがお出迎えです。
季節限定、土日限定の新作も加え、毎日約10種類ものマフィンがお店に並びます。ちなみに撮影日は10月中旬でしたので、ハロウィン限定フレーバーが登場していました。
見た目も可愛く、フレーバーもさまざま。思わずいろいろ食べてみたくなりますね。
みんなでプチおやつタイムにしました!お気に入りのマフィンは見つかりましたか?
さて、そろそろランチの時間。今回は、マフィンラボさんから鵠沼海岸駅方面に向かって線路沿いの道に入っていったところにある、湘南初のヘルシーカフェ「2525HOMEMADE(ニコニコホームメイド)」さんにやって来ました。
エメラルドグリーンの外装が目印です!
メニューは神奈川県産、藤沢産の野菜や果物を多く使用し、すべて手作り。藤沢市のおいしい野菜料理をしっかり食べられる「ふじさわベジプラス店」にも認証されています。ふじさわベジプラス店とは、藤沢市民の生活習慣病予防等の健康づくりを推進していくことを目指す、健康づくり応援団協力店のことで、野菜をたっぷり使った美味しいメニューがあるお店が認定されています。
野菜をたっぷり食べられるラインナップ、どれもおいしそうで目移りしてしまいます…
それでは、どんなメニューがあるのか少しご紹介します!
まずは、自家製コンビーフを使用したホットサンド。スープとサラダ付きのセットです。
こちらは、濃いピンク色の自家製ビーツドレッシングが自慢の「メインディッシュサラダ」、通称「弁天ボウル」です。サラダの内容は日替りで、美味しくたっぷり野菜を食べられます!
「メキシカンプレート」は、チキンとチーズにハラペーニョを挟んだケサディーヤというメキシコのファストフードがメインの一品。プチ豆サラダとマリネ付きで、満足感マシマシです。
そして、イチオシメニューがこちらのタコライス。
栄養バランスがいいメニューとして、藤沢市の管理栄養士に認められ、「ふじさわバランス三ツ星メニュー」に認証されている特別な逸品です!シャキシャキ野菜にとろ~りチーズとお肉が絶妙にマッチします。
メニューの中にはヴィーガン(肉や魚介類の他、卵製品や乳製品、蜂蜜を含めた動物性食品を使わない食生活)に配慮したお食事やスイーツなどもあります。どなたでも安心して、藤沢の野菜をもりもり食べられます!
デザートには、一日分の果物(200g)がぎゅっとつまったスムージーはいかがでしょうか?こう見えてしっかりお腹にたまるので、小腹がすいた時のヘルシーなおやつにもぴったりです。
2525HOMEMADEさんのメニューは実に40種類以上。旬のフルーツや季節の野菜を使った、体に優しい美味しいメニューはぜひお店で確かめてみてください。
ごちそうさまでした!
さて、ここで再び「歩くプロジェクト」チームとはお別れです。元気をチャージしたところで、午後も張り切って行きましょう!
この周辺は「鵠沼海岸商店街」、通称マリンロードと言います。
小田急江ノ島線に沿って180近くのお店が立ち並んでおり、定期的にイベントも開催されています。
商店街から鵠沼海岸へは、自転車で5分ほどで目と鼻の先にあります。白と青のレンガの道を辿って海沿いに向かいましょう。
ちなみに「鵠沼市民センター」付近には、「SHONAN PEDAL」のステーションがあります。鵠沼海岸駅まで電車でアクセスしたあと、自転車に乗って海沿いへ、というルートもアリかも!
続いては「鵠沼(くげぬま)海岸」にやって来ました。やっぱり湘南といったら海は欠かせません。
背景には江の島!ビーチの景色を楽しみながら、海岸線の道を走っていきます。
砂浜をみると、バレーのネットが張ってありました。ここはビーチレクリエーションゾーンというエリアです。実は鵠沼海岸はビーチバレー発祥の地なのをご存知ですか?ビーチレクリエーションゾーンでは、誰でも自由に、潮風を感じながらビーチバレーを楽しめます。
隣接する「サーブビレッジ」でボールの無料貸出をされていますので、みんなでビーチスポーツを楽しんでみてはいかがでしょうか。
ふじキュン♡も飛んじゃいます!
少しずつ日が傾いてきました。波の音を聞きながら海を眺めて心も穏やかに…
と思ったら、別ルートで周遊している「歩くプロジェクト」チームを発見!途端にテンションアップするおふたり!
さて、湘南キャンドルが映える日没にはまだ時間があります。「キュン♡ぽた」チームは一旦鵠沼を離れ、辻堂方面へ向かいます!
続いては、JR辻堂駅前にある「辻堂神台(かんだい)公園」(シークロス公園)です。
地域最大級のショッピングモール「テラスモール湘南」に隣接しており、ちょっとした休憩場所としても人気の広々とした公園です。
この日も、芝生の広場にはたくさんの子どもたちが遊びに来ていました。街中に広い敷地の公園があり、人々の憩いの場になっているのっていいですね。4月下旬~5月上旬には、市の花でもある「フジ」を見ることができます。
駅側に「SHONAN PEDAL」のステーションもありますので、ぜひご利用ください。何故かキリッとした表情で…。
次は辻堂神台公園の目の前にある「Cocco Terrace湘南」にやって来ました!こちらの6階にある「藤沢市アートスペース」さんを訪ねます。
アートスペースさんでは、2~3か月ごとにさまざまな企画展が行われており、2023年10月21日(土)からは制作・展示支援プログラム「Artists in FAS 2023」が実施されています。
この日は展示開始前で、滞在制作期間中でしたので、今回は特別に小島平莉(こじまへいり)さんの制作スペースにおじゃましました。
今回の企画展では、全国公募で選ばれた4名のアーティストによる多様な作品に出会うことができます。
その中でも小島さんの作品のテーマは「対話」。小島さんの理想の対話空間を表現する、テキスタイルを使った作品で、部屋全体に散りばめられたオブジェの中を行き来できるようになっています。
時間帯で変わる日の当たり方によって、印象が大きく異なるので、見比べるのもおすすめです。
約3か月の制作の集大成の展覧会。日によっては藤沢市アートスペースの学芸員に作品の解説を聞くこともできます。ぜひ、今を生きるアーティストたちの芸術に触れてみてください。
※「Artists in FAS 2023」は2024年1月14日(日)まで開催中です。
今回は特別に作品を撮影させていただきました。撮影可能エリアについては展示によって異なりますので、藤沢市アートスペースのスタッフさんにお尋ねください。
また、アートスペースから下へ行く階段にも、「Artists in FAS 2023」で展示を行っているアーティストのひとりであるメランカオリさんの作品展示が。こちらにもぜひご注目ください。
続いて「Cocco Terrace湘南」のお隣、「アイクロス湘南」内にある「ロボテラス」に行ってみましょう!
「ロボットや最新テクノロジーを通して、ちょっと先の未来を体験できる」場所として、さまざまなロボットに見て、触れて、体験できる展示スペースです。
実は、2023年10月14日(土)にリニューアルオープンしたばかり。より一層ロボットや最先端技術に触れ、体験ができるコンテンツが増えてパワーアップしました!7つのエリアに分かれており、それぞれ異なる体験や展示を楽しむことができます。
まず、可愛らしく動き回るロボットと過ごせる「ふれあえるエリア」。LOVOT(らぼっと)の「きゅん」と「らぼ」がお出迎えしてくれました。かわいい!
こちらは体を動かすゲーム体験を楽しめる「あそべるエリア」。地面に映し出されるコンテンツを足踏みで操作するゲームに挑戦できます。おふたりもリズムゲームにチャレンジ!
キメッ!
技術の力で生み出された楽しいコンテンツを子どもから大人までエンジョイできるのが魅力です。また、遊ぶだけではなく、この技術がどのように生活に関わっているのかを学ぶエリアもあります。
「まなべるエリア」では、藤沢市でのスマートシティの取組みを紹介しています。専用タブレットでバーチャル空間の藤沢市を覗いてみましょう
「のれるエリア」は、電動車椅子やアシストスーツなど、実際に乗ったり装着したりして体験ができるコーナー。
ロボテラスは、ロボットメーカーと協力しリハビリやコミュニケーション、移動支援など、さまざまな分野で生活を助けてくれる「生活支援ロボット」を展示しています。実際に体験したり触れたりすることで、自分の生活にどんな形でロボットや最先端の技術が関わっているのか考えるきっかけになるかもしれません。
入場無料ですので、ぜひ気軽にお立ち寄りください。「何ができるんだろう?」という疑問を楽しみながら、現代の街を形作る最先端技術に触れてみてはいかがでしょうか。
すっかり日も沈み、いよいよ「湘南キャンドル」を見に江の島へ向かいましょう!ここが今回のゴール地点です。
「歩くプロジェクト」チームと再会!
島内は自転車の乗り入れができないので、近隣の駐輪場に停めて、「江の島サムエル・コッキング苑」「江の島シーキャンドル」に向かいます。
ゆっくり江島神社を散策しながら上っていくのもいいですが、今回は有料の「江の島エスカー」に乗って、一気に頂上を目指します。
3区あるエスカレーターのうち、最初の1区では、まるで海の中にいるような空間を味わえる映像を映し出している「江の島LUMINOUS WAY」を楽しめます。
軽快に泳いでいくイルカや、ネオンサインのように輝くクラゲなど、幻想的な雰囲気を楽しめます!
いよいよ「江の島サムエル・コッキング苑」「江の島シーキャンドル」に入場!一歩足を踏み入れると、そこにはたくさんのキャンドルが揺らめくきらびやかな景色が広がっていました。
湘南キャンドルは、10,000基のキャンドルが江の島に灯る、藤沢の秋の風物詩。約1か月間、キャンドルに照らされる特別な夜を過ごすことができます。
エントランス付近では、色とりどりのキャンドルが灯ります。フォトスポットもありますので、幻想的な写真が撮れます!
暗闇に浮かびあがるキャンドルの光に目を奪われます。温かいオレンジ色の火が揺れるのをゆっくりと眺めながら、園内を散策しましょう。
空中に浮かぶランタン風キャンドルや、
湘南キャンドル限定のカラーにライトアップされた、展望灯台の「江の島シーキャンドル」など、注目ポイント盛りだくさんです!
「UMIYAMA GALLERY」では、キャンドル作りのワークショップも開催されていました。
キャンドルの優しい光に包まれる、癒しの夜を過ごすことができました。
(湘南キャンドル2023は2023年11月5日で終了しました。)
さて、今回は鵠沼から辻堂にかけて、広めの範囲をのんびりと巡ってきた「ふじさわキュン♡ぽた」。のどかな公園や、自転車で気持ちよく走れる川沿い、海沿いの道など、さまざまな姿を見せてくれました。少し足を延ばして色々な場所へ赴くことができるのが、自転車ならではの街巡りの魅力です。
また、今回コラボした「ふじさわ歩くプロジェクト」の散策の模様は公式SNSで見られますので、あわせてお楽しみください!自転車に乗って見る藤沢、歩いて見つける藤沢の景色は、また違ったものがあるはずです。
それでは今回はここまで。次回の「ふじさわキュン♡ぽた」もお楽しみに~!
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