【ちがさきCyclingEp1 《ビーチから駅前まで!ぐるぐるめぐる茅ヶ崎王道コース》】SURUGA Cycle Journal Vol.162
茅ヶ崎市さんとのコラボ企画「ちがさきCycling 」が始まりました!茅ヶ崎市は、神奈川県の中で自転車利用率が最も高い「自転車のまち」であることをご存知ですか?平坦な道が多く、自転車移動に向いている立地であることから、街中で実に多くの方が日常的に自転車を利用しています。気軽に自転車で海に向かう人々の姿も見られました。
このちがさきCyclingでは、そんな自転車で出かけたくなる街であり、南には湘南ビーチ、北には里山風景が広がる茅ヶ崎市を、シェアサイクルでめぐる旅をご紹介していきます。
第1回は、夏目前の茅ヶ崎市でビーチから駅前周辺の王道スポットをめぐっていきます!スタートは、茅ヶ崎市のシンボル「茅ヶ崎サザンC」からです。
第1回ということで、茅ヶ崎市の佐藤光(さとうひかる)市長(右)が爽やかなブルーのアロハ姿で駆けつけてくださいました!茅ヶ崎のクールビズは、見た目も涼しいアロハシャツを着て茅ヶ崎市の夏をゆったりと楽しむ「アロハビズ」が実施されているのです。デザインも人それぞれ個性が出ていて、服装から夏らしさ全開ですね!
茅ヶ崎サザンCは、Cの右側に人が立つとCの切れ目が繋がって円(縁)になることから縁結びスポットとしても有名です。円の向こうには烏帽子のような形をした「えぼし岩」が見えます。
正式名称は「姥島(うばじま)」といい、茅ヶ崎海岸の沖合約1.4kmにあります。
茅ヶ崎市民にとって海は日常の一部。茅ヶ崎サザンCのある「サザンビーチちがさき」には、サーフィンをはじめとするマリンスポーツを楽しみに来る人々がひっきりなしに訪れていていました!7月1日からは海の家もオープンして、夏らしい賑わいを見せています。
茅ケ崎駅とビーチを結ぶ道は「雄三通り」と言います。茅ヶ崎市出身の歌手・加山雄三さんにちなんで、公募で選ばれました。
そしてこの雄三通り沿いには、加山雄三さんデビュー60周年を記念して作られたモニュメントがあります!海をバックに、代表曲である「海、その愛」の歌詞が刻まれています。こちらは2021(令和3)年に東海岸商店会が製作したものです。
地元のみなさんから、長年にわたって茅ヶ崎市が誇るスターとして親しまれていることが伝わってきますね。
さて、次のスポットにやって来ました!佐藤市長に代わって、ここからのナビゲーターは茅ヶ崎市職員、白いアロハの原さん(左)と、茅ヶ崎市観光協会、オレンジアロハの杉山さん(右)の仲良しコンビです!
こちらは先程のモニュメントの真正面にある可愛らしいアイスクリーム屋さん「プレンティーズ」さんです。茅ヶ崎に合ったアイス屋さんを目指して、2005(平成17)年にオープンしました。
ポイントは好きなアイスにトッピングを混ぜ込んでオリジナルのアイスを作ってくれること。
このままでももちろん美味しいですが、トッピングを混ぜることで見た目や食感がパワーアップ!さっそくおふたりもアイスを選びます。
原さんは「可愛い感じで!」と店員さんにお願いして、バニラ味にカラフルなチョコスプレーをまぜまぜしたアイス。ポップな見た目に気分もアガります。
杉山さんは人気No.1フレーバーの「生チョコスペシャルアイス」を選びました。中にパリパリチョコと生チョコレートが入っているプレミアムな味わいがポイントです!
生チョコスペシャルアイスは茅ヶ崎オリジナルブランド「Choice!CHIGASAKI」に認定されています。
2025(令和7)年に予定されている道の駅のオープンを見据え、「再発見、茅ヶ崎。」をコンセプトに、『飲食』、『雑貨』、体験やお祭りなどの『コト』の3種類にカテゴライズして茅ヶ崎らしさを象徴するモノ、コトをピックアップし、「Choice!CHIGASAKI」に認定しています。
暑い夏に冷たいアイスは格別ですね!ピンク色の壁に写真がたくさん飾られたおもちゃ箱みたいな店内で、しばしおやつタイムを楽しみました。
「プレンティーズ」さんに面する鉄砲通りを西に向かって1分ほど走ったところにあるのが、ビーチサンダル専門店の「GOOD IS GOOD」さんです。
GOOD IS GOODさんのおすすめは、湘南人御用達の「ギョサン」というサンダルです。
50年以上愛されている日本製の滑りにくいサンダルで、元々漁業者や釣り人たちが愛用していたものですが、最近ではファッション業界からも注目されています。
限定カラー「湘南ネイビー」のギョサンが店頭で買えるのは、この茅ヶ崎鉄砲通り店だけ!湘南ネイビーのギョサンは、茅ヶ崎市のオリジナルブランド「Choice! CHIGASAKI」にも認定されています。
他にも、オリジナルデザインと好きな鼻緒を組み合わせて作るビーチサンダルもあります!ビーサンへのこだわりは、さすが海が日常にある茅ヶ崎ですね。お気に入りの一足を探してみてください。
それでは次のスポットに向かいましょう!
茅ケ崎駅西側のツインウェーブから国道134号線のサザンビーチまで続く道は「サザン通り」の愛称で呼ばれています。このサザン通り商店街の一角に「サザン神社」という場所があります。
茅ヶ崎市は人気アーティスト「サザンオールスターズ」ゆかりの地。2008(平成20)年に結成30周年を迎えた際、この近くにあるお茶屋さん「茶商 小林園」の店主さんが『商店街にも名物を作って茅ヶ崎を盛り上げたい!』と考え、誕生したのがこのサザン神社です。
中には、応援メッセージがいっぱいに書き込まれた横断幕が!今ではすっかり茅ヶ崎の名物スポットになり、多くのファンが訪れる聖地にもなっています。
そのままの流れで、茶商 小林園さんに立ち寄ります!サザン神社の斜め前にあります。1949(昭和24)年創業、70年以上の歴史を持つ老舗です。
中央にいらっしゃるのが、サザン神社考案者の小林さんです!
小林園さんの名物は、茅ヶ崎銘茶「茶山(さざん)」。細かい茶葉に抹茶をブレンドしており、粉茶、深蒸し茶、金粉入り深蒸し茶の3種類が販売されています。
2000(平成12)年、茅ヶ崎市でサザンオールスターズのコンサートが行われた時に、何か記念になることはできないか?という思いから、この「茶山」の販売が開始されました。今では茅ヶ崎に来た記念にとお土産にするお客さんも多く、定番商品になりました。
こちらでサザン神社の御朱印もいただけます。
小林さんが自ら手書き!しかも御朱印は通常4種類、限定デザインも用意されています。気になる方はぜひお声がけください。
「茶山」もサザン神社も、小林さんの「サザン通り商店街や茅ヶ崎市をもっと盛り上げたい!」という溢れる地元愛が作り出したもの。温かいおもてなしの心に触れることができました。
さて、続いてはサザン通りを駅方面へ進み、自転車で2~3分。シックな黒の外観が印象的な「CRUISE TOWN COFFEE ROASTERS」さんにやって来ました。
中に入ると、壁一面にさまざまな種類のコーヒー豆が揃っています!産地別の豆もありますが、ブレンドコーヒーが人気なのだそう。
おすすめはオリジナルの「SHONAN SUNSET BREND(ショウナン サンセット ブレンド)」。優しい気持ちになれるコーヒーを目指したというブレンドで、ほんのりフルーティなのがポイントです。コーヒーの概念が変わる味わいです!
テイクアウトもできますので、ここでコーヒーブレイクはいかがですか?
ここで、茅ケ崎駅構内にある「茅ヶ崎市観光案内所」へ立ち寄りました。
こちらはアンテナショップにもなっており、茅ヶ崎市ならではのお土産も揃っています。
サザンビーチグッズや茅ヶ崎市特別観光大使「えぼし麻呂」のグッズも販売されています。
夏にピッタリのアロハシャツも発見!サーフボードや「茅ヶ崎サザンC」など、茅ヶ崎市らしいモチーフがあしらわれたオリジナルデザインのアロハです。
オリジナルのTシャツやキーホルダーなど、さまざまな茅ヶ崎土産を探しに来てみてくださいね。
次は茅ケ崎駅から雄三通りを真っ直ぐ南へ。自転車で約5分ほど走ったのところにある「フリュードパワーサーフクラフト」さんにやって来ました!
40年以上にわたってサーフィンの魅力を伝え続ける、歴史あるサーフショップです。
中に入ると、サーフボードやウェアなどが店内いっぱいに並んでいます。天井にもボードが!
サーフィンライフがより充実したものになるよう、経験豊富なスタッフさんがサポートしてくださいますので、初心者の方も歓迎です。
また、フリュードパワーサーフクラフトさんでは、サーフィンスクールも開校されています!プロロングボーダーの牧野拓滋氏によるレッスンは、初めての方から上級者まで、レベルにあわせたカリキュラムがあります。茅ヶ崎の海がより一層楽しくなるのではないでしょうか?
さて、再びビーチに戻ってきました。ここで今日のランチの時間!今回は「サザンビーチカフェ」さんにやって来ました。
目の前に「サザンビーチちがさき海水浴場」が広がり、開放感あふれるカフェです。テラス席で海風を感じながらランチタイムを楽しみましょう!
サザンビーチカフェさんの人気メニューは「サザンビーチバーガー」と「茅ヶ崎産しらすのペペロンチーノ」です。
サザンビーチバーガーはBBQテイストで、とろとろチーズと厚めのパティがボリューム満載。グリルパインがアクセントです。
茅ヶ崎産しらすのペペロンチーノは、プリプリの釜揚げしらすがたっぷり!モチモチのパスタにニンニクの味が効いています。
ちなみに、サザンビーチカフェさんはモーニングもあり、100食限定の自家製キューブパンのプレートが人気です。早朝のサーフィンに訪れた多くのサーファーたちが立ち寄るのだとか。
さて、「サザンビーチちがさき海水浴場」には茅ヶ崎漁港が隣接しています。このすぐそばにある、海鮮直売所の「茅ヶ崎イシラス 釜豪」さんに寄り道しました。
茅ヶ崎でしらすを買うならココ!できたての釜揚げしらすや生しらす、新鮮なお刺身などが販売されています。
茅ヶ崎でとれたお魚が多く入荷し、地産地消を大切にされています。
ビーチに来られた際に、ゆっくりお買い物も楽しんでみてはいかがでしょうか。
ここから1kmほど走り、今度は内陸部へ。「茅ヶ崎館」さんという、老舗旅館にやって来ました。
1899(明治32)年創業で、当時は砂浜の上にぽつんと立っている海浜旅館だったそうです。それから街並みは時代と共に変化してきましたが、当時の趣を残したこの建物は、茅ヶ崎市内で一番最初の国の登録有形文化財として、今も大切にされています。
玄関を入った右側には、日本最古と言われている木製のサーフボードが飾ってあります。
映画監督の小津安二郎氏が「父ありき」など多くの脚本を執筆した客室や、明治・大正時代の作りが残っているふたつの浴室など、長年の歴史が残る館内。
松の木のあるお庭もあり、都会の喧騒から離れて優雅な時間を過ごすことができます。
さて、続いては「茅ヶ崎館」から駅付近まで戻り、「THE FOOD BASE」さんにやって来ました。
THE FOOD BASEさんの前の通りは交通量が多いので、通行の際はくれぐれもお気をつけて。
こちらは、おいしくて安心・安全な食材と、日常がわくわくするようなすてきな日用品が揃うお店です。
オーガニック食品やキッチン雑貨、ちょっとしたおしゃれな日用品などが並んでいます。
こちらは汚れが残りにくく、長く使えるあみたわし。色の組み合わせ、大きさもさまざまなものがあり、オーナーさんもおすすめの一品です!
湘南のお野菜やドーナツ&パンの販売など、定期的にイベントも開催されていて、来る度に新しい発見がありそうです。
早いもので、今回最後のスポットになりました。ラストは「Shelly's MALSADA(マラサダ)」さんです!
マラサダとは、外はカリッと、中はふんわりとした揚げパンのようなおやつで、ハワイ好きには欠かせないローカルスイーツです。
Shelly's MALSADAさんでは、定番のシュガーやシナモン、中にカスタードなどのクリームが入った「クリームマラサダ」など、さまざまなフレーバーから選べる揚げたてマラサダが食べられます。季節限定フレーバーも登場します!
クリームマラサダは揚げたてのマラサダの中でクリームが柔らかくなって、口の中でジュワッと広がります。
お店はマリンカラーの可愛らしい外観が目印です。
ご褒美スイーツを頬張りながら、今回の旅は無事終了!
今回のコースでは、茅ヶ崎の市民が愛するアーティストゆかりの地、ちょっと立ち寄りたくなるおしゃれなお店など、駅とビーチの間にあるスポットを中心にご紹介しました!駅からビーチまでは一直線上にあり、人々の日常の中に海との触れ合いがあることが強く感じられました。まとまった範囲に注目スポットが集まっているので、ぜひ自転車で散策してみてください!
それでは次回もお楽しみにー!