【南伊豆㊙︎ぽたりんぐ Ep1《秘境の楽園がここにある!WORK IN 南伊豆(前編)》】 SURUGA Cycle Journal Vol.136
南伊豆町さんとの新企画が始まりました!その名も「南伊豆㊙︎ぽたりんぐ」です。
伊豆半島の最南端に位置する南伊豆町は、美しい海の景色や豊かな自然に囲まれており、まさに伊豆半島の秘境の地。そんな南伊豆の素敵なスポットを自転車でめぐっていきます。
今回のテーマは「WORK IN 南伊豆」。景色にグルメに体験、楽園ワークスポットが満載の南伊豆。きっと行ってみたくなる素敵なワーケーションスポットをたっぷりとご紹介します!
南伊豆町役場からスタートしていきましょう!今回のナビゲーターは南伊豆町職員の土屋さん(中央)と、スルガ銀行のヒラタ(左)、タナダ(右)のトリオです。
《コミュニティスペースきよりや》
まずは役場から自転車で1分ほどの商店街の中にある、「コミュニティスペースきよりや」さんへ。カフェのような木の温もりあふれる内装がとても素敵!
前面がガラス張りで開放的な空間。コワーキングスペースとしてはもちろん、最近ではアパレルのポップアップストアや物販の会場として使用したり、キッチンを利用したカフェスペースとして利用する方もいらっしゃるのだとか。さまざまなジャンルを通した交流の場になっています。
《デジタル研究室 e:space》
「きよりや」さんから自転車ですぐのところにあるのが「デジタル研究室」さんの多目的スペース「e:space」です。
下賀茂バス停の前にあるコワーキングスペースで、語学とテクノロジーをテーマとした教室やeスポーツ、参加型ワークショップなども開催されているんです。
ここでポイントなのは、バスの待合室脇の入口から、自転車ごと中に入れること!自転車で訪れた時にも安心です。
建物内は広々とした空間、淡い照明で落ち着いた雰囲気。集中して仕事をしたあと、春には休憩をしに近くにある青野川沿いの桜を見に…なんていうのもきっと素敵です。
《下賀茂熱帯植物園》
青野川沿いを南に走っていくと、「下賀茂熱帯植物園」さんがあります。
熱帯の木々、南国の果実などが見られる365日いつでも熱帯の楽園。普段あまり見ることができない珍しい植物に出会えます。しかも入園は無料!園内では植物の販売やレンタルスペースも展開されているという見どころ盛りだくさんの植物園です。
愉快で賑やかな顔ハメ看板は入り口左側にあります!
ワーケーション、ということで、今回こちらでプランツ作り体験に挑戦しましょう!
好きな観葉植物とグラスをチョイスしたら、好きな模様でカラーサンドを入れながら植えていきます。
とてもシンプルでありながら、時間をかけて模様を作り込む方もいらっしゃるのだとか。3人もさっそく思い思いのカラーサンドを入れていきます。どんな模様になっているか、色合いはどうしようか…と試行錯誤するのが楽しいです。
カラーサンドを入れ終わったら、水を入れてもらって完成!
水で砂の色が濃くなるので層がハッキリわかるようになるんです。植物も入れ物も模様も違う、オリジナルのプランツが出来上がりました。
それではいよいよ植物園の中を探索!まず目に入るのは陽気なパイナップルさんと紳士なペンギンさん。
南伊豆に移住されてきた方々が作った作品で、紙でできているんですって。
季節限定でしろくまサンタさんもいました。
ここはフルーツやしぼりたてドリンクが楽しめるパーラーなのですが、同時にレンタルスペースとしても利用できますので、こちらでワーキングはいかがでしょうか?
南国の植物園に囲まれて、非日常感が味わえそうです。
パーラーの脇には南伊豆観光情報のコーナーがあります。施設のパンフレットが置かれていたり、イベント情報なども発信しています。
ちなみに瓶のなかでアルコール漬けになっているのは「月下美人」です。
植物園内はバナナやマンゴー、パイナップルなどの南国の木々や珍しい植物の間を歩きながら散策していきます。
実はこの温室は下賀茂温泉の温泉熱を利用してるそうです。これは南伊豆ならではですね。
ここは有名写真家の方々が撮影に来られることも多いのだそう。通年楽しめる色とりどりのブーゲンビリアや、赤くて長い猫じゃらしみたいなベニヒモノキなど、たくさんの植物を温室3箇所に渡って見ることができます。見たこともない植物をぜひ見つけてみてくださいね!
特に、春に見頃を迎えるヒスイカズラの青い花が美しく咲き誇るさまは必見だそうです!
オーナーさんの楽しい説明、園内に点在するフォトスポットなど、熱帯植物の不思議にワイワイ楽しく触れられます。
《下賀茂温泉 銀の湯会館》
青野川沿いを走っていき、橋を渡って「下賀茂温泉銀の湯会館」にやって来ました。地元住民にも人気の町営日帰り温泉です。
湯けむりが沸き立つ温泉櫓が目印。南伊豆といえば伊豆半島屈指の温泉地。源泉温度が約100℃の高温泉であることが特徴で、「美肌の湯」と呼ばれています。早朝には町のあちこちで湯けむりが上がっているのを目にすることができます。
ゆったりとくつろげる広々とした湯船に、景色を楽しみながらの露天風呂。美肌の湯としても知られているのは、メタケイ酸がたっぷりと含まれているからです。メタケイ酸は温泉に含まれる天然の保湿成分のことで、美肌効果の目安となります。ちなみに川沿いに河津桜並木があるので、春にはお花見温泉も楽しめます!
心と体を整えるミストサウナもあります。心も体も美しくなりましょう!
はぁ、あったまった・・・
さて、2階には休憩室があり、こちらもワーキングスポットとして利用できます。
温泉でリフレッシュして、しっかりお仕事!素敵なワーケーションです。
窓の外に青野川が見えますね。春にはここからも桜が見えます。お花見温泉にお花見ワーケーション、季節によって景色が移り変わっていくのにも注目です。
ちなみに、下賀茂温泉銀の湯会館は、スルガ銀行の温泉部長こと「井伊部長の温泉グルメ探訪」でも紹介させていただいています。あわせてチェックしてみてください。
さて、そろそろお腹も空いてきましたし、ここらでお昼にしましょう。銀の湯会館にはお食事処があります。
メニューが豊富でどれにしようか迷う!定食、丼物、麺類などバラエティに富んでいるのに加え、お財布に優しい価格なのも魅力的です。
3人はカツカレー、唐揚げ定食、炙り豚丼と肉々しいチョイスになりました。
《道の駅 下賀茂温泉 湯の花》
さて、ここで「道の駅 下賀茂温泉 湯の花」でお買い物タイム。
湯の花に面した道路は太平洋岸自転車道です。
伊豆半島最南端の農水産物直売所「湯の花直売所」には地元野菜や果物が数多く並び、地元住民にも遠方から来られた方にも人気の直売所です。
伊豆名物のジビエ、秘伝のゴマだれが自慢の湯の花名物「へらへらだんご」、
さらに店の奥のイートインスペースではソフトクリームも食べられます。
各エリアにさまざまな農水産物、特産品がたくさんあるのでじっくり見て回りたくなります。
「南伊豆の温泉から採った塩があるんですよ!」と教えてもらったのですが…
好評につき売り切れでした。下賀茂温泉は塩味が強いとのことですが、水を蒸発させて塩が作れるほどなんですね。
また、湯の花はバイシクルピットに認定されていますので、メンテナンスや休憩にも気軽にお立ち寄りください!
さて、湯の花のすぐ隣には青野川が流れています。
川のほとりには800本の河津桜の並木があり、2~3月には満開の桜が咲き誇り人々を魅了します。
毎年河津桜と菜の花が咲くシーズンにあわせて「みなみの桜と菜の花まつり」が開催されます。辺り一面がピンクと黄色に彩られる南伊豆の春の祭典!春になったらまた訪れたいですね。
土手にはもう菜の花がちらほら咲き始めていました。季節の移り変わりも感じながらサイクリングを楽しんでください。
《上賀茂・田舎暮らし体験住宅》
上賀茂エリアに移動して、「上賀茂・田舎暮らし体験住宅」にやって来ました。
縁側がある古民家って素敵ですね~!
ここは南伊豆町へ移住を検討している方へ、お試しで滞在することで生活体験や物件・仕事探しをするための施設です。旅行とは違い、移住するとなると短期間の滞在ではわからないことがあります。例えば周りの生活環境、お店の情報、コミュニティなどでしょうか。そこで実際に在住することでよりリアルな南伊豆の暮らしを体感するというものなのです。移住検討中の方は必見の施設ですね!
もちろん数日間のワーケーションやテレワークの拠点としての利用もOK!
建物は築100年の古民家で縁側の雰囲気も素敵。キッチン、お風呂などの設備も充実しています。学生さんの勉強合宿なども楽しそう!
南伊豆町が取り組む移住定住事業では1泊から年単位の利用まで、自由に期間を設定して利用できるのが特徴です。静かな雰囲気の中でのワーキング、生活環境のお試しも兼ねた移住の検討に、お気軽にご利用ください。
《石花海別邸 かぎや》
続いては加納エリアへ。純和風旅館の「石花海(せのうみ)別邸 かぎや」さんにやって来ました。
温泉旅館でワーケーション、ちょっと贅沢じゃないですか?
こちらは2021年10月にリニューアルしたベッドルームタイプの和洋室。畳と障子の落ち着きのある部屋で仕事に集中。掘りごたつ式のテーブルが素敵です。
客室はベッドルームタイプ、和室タイプなど、10タイプのお部屋があります。
仕事のあとは温泉で存分にリフレッシュ!
こちらの温泉は400年の歴史を持つ食塩泉。保温効果が高く体が芯から温まる、下賀茂の源泉掛け流しを満喫しましょう。非日常の時間を過ごすことができます。
さらに驚くことに、客室に露天風呂がついている贅沢なお部屋もあります。
こんな素敵なお部屋、一度泊まってみたい!一同「うわぁ~すごい!」と歓声の嵐でした。
リフレッシュしながら働く、極上の温泉ワーケーションをぜひ体験しにいらしてください。
《伊豆下田カントリークラブ ホテル サープロモント》
さらに南下して行くと、ゴルフ場に隣接したホテル「伊豆下田カントリークラブ ホテル サープロモント」さんがあります。
2022年3月に館内が全面リニューアルされ、リモートワークにも対応。Wi-Fiが整っているのはリモートワークにおいては最優先ですものね…!
エントランスの大広間はガラス張りになっており、南伊豆の海の景色がいっぱいに広がります。まるで絵画の中の世界のように美しいです。
客室のデスクはなんと全室海を見下ろす絶景のオーシャンビュー。ロケーションに癒されるもよし、ゴルフで体を動かすもよし!
《ゲストハウスDaja》
前編のラストは南伊豆町の西側に位置する子浦エリアへ。「ゲストハウスDaja」さんにやって来ました。
ここまで細い路地の間を通っていくのですが、なんだか幻想的な雰囲気。
映画のロケ地になったこともあるらしいですよ。
Dajaさんは1日3組限定、釣り好きな女将さんが営むゲストハウス。ブルーを基調とした内装が南伊豆の海を思わせます。また、デスク、ソファなどさまざまな場所でゆったりとワーキングができます。
WiーFiやプリンターなども完備!お仕事に集中できる設備が整っています。
ドミトリーと、個室の2種類があるほか、一棟貸切もできちゃいます。合宿や大人数での旅行にもぴったりですね。
よく見ると、ドアや壁の至る所に可愛らしいステッカーやポスターがたくさん。
女将さんのセンスが光ります。さて、猫は何匹いるでしょう?
《JU-ZA CYCLE YADO Minamiizu》
Dajaさんから徒歩1分、「JU-ZA CYCLE YADO Minamiizu」さんに到着しました!今日はこちらに宿泊します。
宿守の吉田さんと記念の一枚!
築56年の元民宿を改装し、2021年にオープンしたサイクリストフレンドリーな宿で、サイクルラックやメンテナンス器具を完備しています。
天井の梁など当時の趣を残しており、今昔が混ざり合ったような内装が魅力的です。客室は個室とドミトリーの2種類。
お部屋の名前は南伊豆の草花。細かいところに南伊豆愛を感じます。
夕食は、近くにある「アイキッチン」さんでお弁当をテイクアウトしました。
ジャジャーン!さすが南伊豆、魚料理中心の豪華な晩餐ですね!
新鮮な旬の海産物や地場産食材を使用しており、子浦ならではのローカルフードが楽しめます。
こちらはオプションになりますので、宿泊時に予約をお願いします。
これで1日目が無事終了!
WORK IN 南伊豆のワーケーション&遊べるスポットはまだまだあります。前編だけでも結構ボリューミーだったのに?!そう、秘境だからこそ楽しめる、ゆったりとした時間を素敵な場所で過ごしたい、という思いを叶えるスポットが南伊豆には本当にたくさんあるんです。後編では南伊豆の美しい海や新鮮な海鮮グルメも登場しますので、ぜひお楽しみに!