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お茶×自転車=茶輪子vol.5〜6「島田髷まつりと3年に一度の島田大祭で熱いお茶処を自転車散策」 2019 Nov.18 SURUGA Cycle Journal Vol.46
6か月間、お茶処「静岡県島田市」を自転車で巡り、「気持ちいいトコ」をSNSでご紹介する企画。今回は後半2か月間の総集編です。
今年は3年に1度開催される島田大祭(帯まつり)の開催年です。
元禄8年(1695年)から始まり、300年以上続く大井神社の祭事です。美しい帯を太刀にかけた、大奴(おおやっこ)が優雅に行列することから帯まつりとも呼ばれます。日本三奇祭の一つにも数えられ、島田市最大の歴史的観光イベントとなっています。
今年は10月13日(日)、14日(月)に開催(初日12日は台風19号接近に伴い中止)し、大名行列や鹿島踊り、各街の屋台が次々と繰り出し、華やかな元禄絵巻(げんろくえまき)が再現されました。
「大奴」御神輿渡御(おみこしとぎょ)の警護役で大名行列の花形。
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「島田鹿島踊」疫病除去を祈る荘厳な舞。
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「御神輿渡御」大井神社から御仮屋、お旅所へと練り歩く。
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「猿田彦」五色の札を撒き、金銀の札を拾うと縁起が良いといわれている。
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大祭の前日の11日は、期間中の安全を祈願する「衣装ぞろえ」と「清祓(はらい)式」が大井神社で行なわれました。
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また、今年の3月から島田市のシティプロモーション「島田市緑茶化計画」の一環として「島田DEいっぷく」プロジェクトがスタートし、7種の緑茶「島田グリーンシティ」と7種の緑茶ハイ「プレミアム島田割り」を島田市内の飲食店12店舗でいただけるようになりました。
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緑茶の淹れ方シートを見ながら自身で緑茶を淹れるスタイルで、急須を使った美味しい緑茶の淹れ方を体験しながら島田市の緑茶の味を楽しむことができます。
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それでは、お茶処島田市を巡る「茶輪子」の旅、後編のスタートです。
茶輪子vol.5
お祭りのルーツ巡りから始まるSLと出会う女子自転車旅
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2019年9月5日(木)
朝9:00、快晴の島田駅に集合しました。
今回のナビゲーターは、島田市役所の社会教育課の寺岡さん(写真右)と長寿介護課の戸塚さん(写真左)にお願いしました。
「茶輪子」のコンセプトは「キツくないアクティビティ」なので、自転車はデイトナポタリングバイクDE01(電動アシスト自転車)を使用して日頃自転車に乗っていなくても無理なく楽しむことができました。
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最初に立ち寄ったスポットは島田市博物館です。
こちらの常設展では、「旅と旅人」をメインテーマとして、人はなぜ旅をしたのかを考え、江戸時代後期の大井川と川越しの様子、島田宿の川留め文化などが紹介されています。
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常設展に入ると、正面に島田大祭のコーナーがあります。日本三奇祭の一つに数えられる所以である大奴がお出迎え。木太刀に美しい丸帯を下げています。
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さらには、島田出身とも伝えられる遊女、虎御前(とらごぜん)が考案したともいわれる「島田髷(まげ)」が並べられていました。
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毎年9月の第3日曜日に島田髷を結い、揃いの浴衣を着た女性たちが、奉納踊りを舞いながら島田市内を歩く「島田髷まつり」が開催されます。
今年は第62回の髷まつりが行なわれ、県内外から髷娘62人が参加しました。朝から島田髷まつり保存会員の美容室で、「お染島田」「奴島田」「割しのぶ」など伝統的な日本髪を結い上げた髷娘が、市内各所で手踊りを披露しました。帯の背に挿したうちわには、日本髪の名前が記されています。
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島田髷に結った浴衣姿の女性たちが奉納踊りを披露。
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また、島田宿は刀鍛冶でも有名で、室町時代より江戸末期に至る約400年間の歴史をもち、「島田物」と称されたその刀槍は高く評価され、多くの名品を残しています。
2019年9月21日(土)~12月1日(日)には企画展「音にきこゆるvol.4島田の刀鍛冶とそのルーツ」が開催されています。
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博物館内には緑茶色のガチャガチャ(トイカプセル)「ガ茶々」もありました。市と島田市茶業振興協会の3支部の青年部とJAとトコナツ歩兵団が協力して制作した、コンセプトティーのティーバッグとオリジナル缶バッジがカプセルに入っています!
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島田市博物館の後は、世界一長い木造歩道橋「蓬莱橋」のたもとにある「897.4(やくなし)茶屋」さんで休憩。
お店の名前は蓬莱橋の長さが897.4mあることにちなんだもので、建物は風情のある木造平屋建です。
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島田市認定の島田の逸品や特産品などが販売されている中でぜひ注目していただきたいのは、シティプロモーション島田市緑茶化計画オリジナル緑茶ブランド「Green Ci-Tea」です。
蒸し加減と火入れ加減の組み合わせで風味が異なる4種類と、「芽」「茎」「粉」の3種類のお茶を取り扱いしています。
茶葉が入った缶ケースは手頃な大きさでパッケージも可愛く、集めたくなりました。
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イートインで淹れたての風味を味わうことができるため、コールド茶と大井川もなかをいただきました!
「NO.4の深蒸し×火香強め」を選択。お茶本来の旨味がぎゅっと凝縮されていて、普段飲んでいるお茶とは格段に違うのが分かります。
大井川もなかは、江戸時代に大井川を渡る際に必要だった川越札をイメージ。あんこの甘さとお茶の旨味がお互いを引き立て合い最高の相性です。
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一息ついた後は、島田市の中心地、本通りへ向かいます!
さっそく可愛いお店を発見。創業160余年の老舗仕立て屋「TOBIYAN登美屋」さんへ立ち寄りました。
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こちらでは、日本三奇祭に数えられる島田大祭(帯まつり)を表す帯をポイントに入れたご当地シャツ「島田帯シャツ」を製作、販売しています。
浴衣地のシャツにワンポイントで絹帯をあしらった和柄のシャツは全て熟練の職人の手作りです。島田市役所ではクールビズに合わせて、職員の方も華やかな帯シャツを着用して仕事に臨まれていました。こだわりの生地は着心地も抜群だそうです。
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江戸時代、大井川が氾濫すると多くの旅人が川を渡れず島田宿に留まり、帯や着物を質に入れ宿代に当てたことから、今も箪笥に眠る帯や着物がたくさんあると言われる島田市。そんな島田市ならではのお土産を是非手にとってみてください!
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本通りを散策していると、イタリアの名門サッカーチーム「ACミラン」の看板が目に入りました!
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ここはなんと・・・化粧品ショップの「MARUHEI」さん。
この日は残念ながら定休日のため、外観のみでの撮影でしたが、店内も白を基調とした高級感のある内装で、地元で人気の化粧品ショップだそうです。
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すぐ近くに、一際おとぎの世界に引き込まれそうな外観の美容室「CaPris」さんがあります。
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入り口は洋書の中に入っていくようなデザインで、外観にある見開きの本はページをめくっている様子がダイナミックに表現されていました。
細部まで非常にこだわって製作されたことが感じられます。
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クオリティの高さに驚きながら、しばらく足を止めていると、ご主人のご好意でお店の中にも入れていただきました!内装も落ち着いたアンティークな雰囲気で、居るだけでワクワクするような空間でした。
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本通りから、伝統的な和風のデザインを現代的に活かした街並みが広がる「おび通り」にやってきました。
こちらにある平成11年(1999年)に設置された「からくり時計塔」は、エリアのシンボルとして地元の人に時を知らせています。
時計には仕掛けがあり、時計の長針が頂点を指すと、島田大祭(帯まつり)に登場する大奴が出てきて、音頭にあわせて踊りだします。
石造りの立派な時計にお祭りの街ならではの仕掛けはとても見ごたえがありました。
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前半の「帯まつり」スポット巡りを終えて、お待ちかねのランチタイム。
野菜にこだわった体に優しいおばんざい中心の「ごはんCafe美・菜・健かりん」さんです。「島田DEいっぷく」プロジェクトの参加店でもあるので島田市緑茶化計画オリジナル緑茶ブランド「Green Ci-Tea」もいただけます。
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食事前に「Green Ci-Tea」をいただきました。
今回選んだのは、「NO.5 芽茶」と「NO.6 茎茶」です。NO.5は濃厚で力強い味わい、NO.6はまろやかな甘みと独特の香りがあります。
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ランチメニューで一番人気の「かりん膳」は、メイン料理を4種類から選ぶことができ、さらに旬野菜のおばんざいの小皿が並びます。彩りも綺麗で、おかずが沢山のお膳です。メインは「とろとろ豚の角煮」と「鯵の梅しそフライ」をいただきました。
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色々な料理を食べることができるので楽しみがあり、野菜もたくさん摂れるので体に良いこと間違いなしです。
内外装に木を多く使っているお店は、落ち着いた雰囲気なので居心地良く過ごすことができました!
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ランチをいただいた後は「田代の郷温泉 伊太和里(いたわり)の湯」へ。
こちらでは、美肌効果があるともいわれる田代の郷温泉を、広々とした内湯で堪能できます。こちらも浴場、食事処に木がたくさん使われていて落ち着く雰囲気でした。
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ランチ後のデザートに抹茶ソフトクリームをいただきました!お茶処島田市でいただく抹茶スイーツはどれもお茶の旨味がしっかり効いて味わい深いです。
食事処「くつろぎ」は広々とした空間で、座席は140席以上あり、丼や定食など気楽なメニューが豊富!お風呂上がりにうれしいおつまみメニューも充実しています。
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そして一番驚いたのは、通常の温泉施設で冷水器があるところに給茶器が設置してありました!
給茶器の茶葉は毎月変わり、今月は島田茶(株)丸七鈴木商店さんの「湯日鎌塚(ゆいかまづか)深蒸し茶」でした。深蒸し茶とは、煎茶の蒸し時間が一般的に30~40秒のところ、深蒸し茶はその倍の60~80秒くらい蒸したお茶です。深い緑色で、甘みがあります!
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美味しいソフトクリームとお茶でパワーを蓄え次のスポットに向かいます!
大井川神座水路橋に到着しました。
島田市神座から横岡側に位置し、菊川市・掛川市・御前崎市・袋井市へ用水を供給しています。用水の送水だけでなく、橋の上部を歩行者(自転車)は常時、乗用車は時間帯による片側交互通行の道路として通行できます。
水路橋の欄干(らんかん)は、大きな波が押し寄せてくるような斬新なデザインが特徴的でした。
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橋の上からは、大井川の景色が一望でき、絶好のロケーションです!
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気持ちいい景色の中を走りながら向かった先は、「ひろみちゃんのりんご園」。これからりんご狩り体験です。
りんごと言えば、長野や青森といった寒い地方のイメージがあったのですが、静岡でも美味しいりんごを食べることができます!
こちらのりんご園では、9月上旬から11月上旬頃までりんご狩りが楽しめます。
入園は無料で、試食して好きなりんごを好きなだけ収穫し、購入するシステムです。種類も豊富で、時季により味の異なるりんごを味わえます。
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園主さんのおすすめは、味が濃厚な「ぐんま名月」だそうです!
そして、一番のこだわりは、低農薬栽培で育てた安心安全なりんごを皮ごと食べてもらいたい!とのこと。さらに、元々この地区は大井川だったので土の水はけがとても良く果樹を作るのにとても適しているそうです。
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アットホームな雰囲気で迎えてくださる「ひろみちゃんのりんご園」。秋のオススメアクティビティです!
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りんご狩りの後は今回最後のスポット、大井川鐵道の「五和(ごか)駅」に到着しました。
島田市金谷地区の住民で構成する金谷コミュニティ委員会のメンバーの有志の方たちが、駅名の「ごか」を、「ごうかく」に掛けて「合格駅」と名付け、地区外にアピールされています。
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2016年1月24日には、合格地蔵尊の開眼法要も行なわれ、駅舎内にお地蔵さまが安置されています。
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季節やイベントなどに応じて、駅舎の様子が色々変わるのも特徴的です。今回の撮影時にはご厚意により風鈴を一日長く飾っていただき見ることができました!ありがとうございます。
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また大井川鐵道は、ほぼ毎日SLを運行する唯一の鉄道会社で、昭和10年代に誕生した4両のSLが現役で活躍しています。
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SLが走るのは、大井川本線の静岡県島田市の新金谷駅から川根本町の千頭駅までの区間。
五和駅は、SLは停車しませんが、なんと今回通過するタイミングに居合わせることができました!SLが活躍していた時代に自然とタイムスリップした瞬間でした。
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【今回の旅路】
JR島田駅→島田市博物館→蓬莱橋897.4(やくなし)茶屋→TOBIYAN登美屋→MARUHEI→CaPris→おび通りからくり時計塔→ごはんCafe美・菜・健かりん→伊太和里の湯→水路橋→ひろみちゃんのりんご園→大井川鐵道五和駅
茶輪子vol.6
島田大祭直前!秋風感じるお茶処でサイクリングデート
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2019年10月10日(木)
朝9:00、秋晴れの中、レトロな雰囲気が漂う大井川鐵道の新金谷駅からスタートしました!
今回のナビゲーターは、島田市役所のスポーツ振興課の佐藤さん(写真右)と資産活用課の園田さん(写真左)にお願いしました。自転車は、デイトナポタリングバイクDE01です。トーマス号やSL(蒸気機関車)の発着駅となる新金谷駅の駅舎は、大正15年(1926年)に建てられた木造2階建てで登録有形文化財となっています。改札口への扉付近には、黒いポストが!こちらのポストはSLの車両塗装と同じ塗料で塗られたものだそうです。
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駅敷地内のSL広場では、立派な転車台が設置され、貴重な蒸気機関車の姿を見ることができました!
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さらに新金谷駅舎の目の前には、SL急行券の販売窓口やお土産物の売店とSLミュージアムが入った「プラザロコ」があるので立ち寄りました。
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昭和30年代から40年代の駅舎を再現したノスタルジックなミュージアムは、昔のポスターやレトロな電話ボックス、世界で一つしか残っていない広告入り鏡など、大人でも心惹かれる展示物がたくさんありました!
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そしてその昭和な雰囲気をより濃くするかのように展示されているのが「Cスロフ1形(C1・2)」(写真左)と「いずも」(写真右)。こちらはどちらも本物、さらに触ることも乗ることもできます。
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新金谷駅からほど近く、大井川のほとりにある「大井川葛布(くずふ)」の工房に立ち寄りました。
葛布職人でこちらの工房の代表である村井さんにお話を伺い、実際の機織りの作業を見せていただきました。
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葛布は日本三大古代布(葛布、しな布、芭蕉布)の一つにも数えられるほど古くから作られており、その光沢は他の素材には見ることが出来ない見事なもの。
布を織り上げるには、まずは糸を作る必要がありますが、その工程にも手間暇がかかります。
初夏の河原で原料の葛を刈り取り、すぐに煮ます。その後、ススキで葛を覆い発酵させます。柔らかくなったところで、大井川の水で表皮を洗い流します。そのような工程を経て、取り出した繊維を一本一本手作業で結び、ようやく糸が出来るんです。
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糸作り、織り、染めに大変な手間と時間がかかりますが、自然素材から生まれる葛布は人に優しいといいます。「食や住まいの安全性を意識するように、葛布を通して衣類の安全性も伝えたい。」と語られているのが印象的でした。
こちらでは、ストールやブックカバーなど、葛布で作った小物も購入でき、織物教室も開催されています。
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大井川葛布さんから5分ほど。小腹も空いてきたところで、おでん料理「かんとんや」さんへ立ち寄りました。
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お店に入った瞬間おでんのいい匂いに食欲がそそられます。
おでんは、自分が食べたい物を自分でお皿に取るセルフサービス。
どれも美味しそうで迷ってしまいますが、黒はんぺんとこんにゃくをいただきました!黒はんぺんは静岡県ならではの、おでんの一品です。
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そして、おでんにかけるのは、削りぶしと一味唐辛子入りのだしの2種類。
お好みでかけていただけますが、両方をかけて食べるとさらに美味しさがアップ!
1本50円という安さで何本でも食べられそうです。(とり皮のみ1本80円)
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店内には駄菓子もたくさんあり、地元の子供たちもお小遣いを手に通われているそうです。ぜひ昔ながらのおでんと駄菓子をお楽しみください!
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美味しいおでんをいただき、大井川河川敷方面へ向かいます!
大井川マラソンコースの「リバティ」に到着しました。
道が綺麗で走りやすいです!
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コース横には、旧東海道の宿場名を刻んだ「石碑」が200m間隔で設置されています。島田宿(嶋田宿)の石碑から、海方面に向かって、藤枝、岡部と続いていき、北側に向かっては、金谷宿、日坂宿と続いていきます。
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走りながら、東海道五十三次の宿場を覚えることができます!
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ここから島田市博物館へと自転車を走らせます。
駐車場に新しいモニュメントができたとのことで見に行きました!
川越遺跡があることを、より多くの人に知ってもらえるようなシンボルがあればとの思いから建てられたそうです。
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手前には、川越人足(かわごしにんそく)が、連台を担いでいく姿が見事に表現されていました!連台の上には実際に乗ることができるので、記念撮影は必須です。
はいポーズ!
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この日はちょうど刀剣マニア必見の「音にきこゆるvol.4島田の刀鍛冶とそのルーツ」の企画展が開催されていました。
東海道島田宿周辺には、室町時代から江戸時代にかけて「島田鍛冶」という刀鍛冶集団がいました。戦国時代には、駿河国の今川氏はもちろん、隣国の武田氏や北条氏にも刀剣を供給していたそうです。そうした活躍にも関わらず「島田鍛冶」のルーツについては長い間、多くの謎に包まれてきました。そんな謎に包まれた「島田鍛冶」のルーツに迫る、実際の刀剣の展示もあります。
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そろそろ本格的にお腹も空いてきたのでランチにしました!
「三三九」と書いて「さんさく」と読む、一度聞いたら忘れられない和食料理屋さんです。「島田DEいっぷく」プロジェクトの参加店なので「Green Ci-Tea」もいただきました。
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まずは人気ナンバーワンの「海鮮石焼丼」と島田市緑茶化計画メニューの「茶しゅうまい」をいただきました。
石鍋に新鮮な海の幸が満載の石焼丼は、独自のタレをかけると、ジュワッという音がたまりません。香ばしい香りと音も楽しむことができとても美味しかったです!
茶しゅうまいは、具に島田産の茶葉を混ぜ込み、緑茶色のあんと共に緑茶の香りがする一品です。
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そして食事のあとはやっぱり緑茶!
今回お二人が選んだのは、「NO.3 深蒸し×火香弱」と「NO.7 粉茶」です。NO.3は爽やかな清涼感、NO.7は爽やかな渋みと甘みのある後味があります。
「三三九」さん、ごちそうさまでした。
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ランチの後は2019秋ばらの丘フェスティバルが開催中の「島田市ばらの丘公園」へ行きました。島田市はバラの栽培が盛んで、市の花としても制定されています。
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ばらの丘公園には、4つの庭園と2つの温室があり、360種類ものバラが植えられています。秋晴れの空の下、バラがたくさん咲いている庭園を見ていると自然と癒されました!
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室内にはトンネル温室があり、まさにバラの小道です。バラのいい香りに包まれてゆっくりと楽しむことができます。
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ばらの丘フェスティバルは春と秋の2回開かれていますので、ぜひ皆さんも満開のバラを見に訪れてみてください。
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続いてとても可愛いマスキングテープ専門店の「ヨハク社」さんへ立ち寄りしました。
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店内に入ると、まさにマスキングテープ天国!
キャラものからデザイナーもの、さらにヨハク社さんオリジナルのマスキングテープまで色々なものが揃っていました。
たくさんのマスキングテープに囲まれていると見ているだけで楽しくなります。
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そしてなんと、島田市緑茶化計画とのコラボマスキングテープもありました!イラストは、あわいさんというイラストレーターの方が描かれているそうです。湯呑を頭に乗せた女の子が特徴的な可愛いデザインでした。
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ここから島田駅方面に向かい、本通にある洋服直し専門店「シマダリフォーム」さんへ到着しました。母と娘、二代で営まれていて、アットホームな雰囲気で迎えていただきました。
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ここでは「島田市緑茶化計画」のロゴマークをネクタイやワイシャツ、ユニフォームなどに刺繍してもらえます。
素敵なワンポイントになること間違いありません!
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そしてちょっと寄り道、「スルガ銀行島田支店」へ。
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支店メンバーと締めくくりの記念撮影をさせていただきました!
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最後に、2019年10月7日(月)にオープンした、時間貸レンタルキッチン&ショップ「SANKAKU KITCHEN(さんかくキッチン)」さんへ。島田市で話題になっている、期間限定(2020年3月)までの島田駅前緑地活用プロジェクトです。こちらの施設は7:00〜21:00の時間帯で3時間から利用可能(1時間/1,000円)。
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現在は、次の2店が営業されています。
《野菜たっぷり肉みそごはん屋しまうま》
味噌とお肉と野菜をたっぷり使い、肉みそをバラエティ豊かにアレンジした肉みそごはんをテイクアウトのお弁当スタイルでご提供されています。メニューは、和風、韓国風のガパオライス、タコライス、カレーがあります。
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《L.cat coffee》
海外で経験を積んだバリスタが淹れる、本場オセアニアスタイルのコーヒーをお楽しみいただけるコーヒーロースタリー。
この日は「しまうま」さんの韓国風ガパオライスのキムチ、温玉トッピングをいただきました。旨し!です。肉みそのコク深さにキムチの辛味がアクセントになり、食べ終わるまで箸が止まりません。思い出したらまた食べたくなりました。
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今回が第6弾となり、茶輪子企画最後の撮影となりました。季節によって姿の変わる広大な茶畑の風景や、丁寧に育てられた茶葉から出来る美味しいお茶などたくさん感じることが出来ました。
【今回の旅路】
新金谷駅→プラザロコ→大井川葛布→かんとんや→大井川マラソンコース リバティ→島田市博物館→三三九→ばらの丘公園→ヨハク社→シマダリフォーム→スルガ銀行島田支店→SANKAKU KITCHEN
島田市役所 市長戦略部 広報情報課
課長補佐 兼 シティプロモーション室長
下 友子さんから“ヒトコト”
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「お茶×自転車=茶輪子(ちゃりんこ)」企画の後半9月・10月は、「お茶」のまち島田市もお祭り色に染まります。
毎年9月の第3日曜日に開催される髷まつりに加え、今年は3年に一度の「島田大祭」が開催されました。市内には、この2つの祭りに関連する場所や物がたくさんあり、施設・店舗の見学や食体験などには、コンパクトで効率よく移動できる自転車がピッタリです。
また、昼食で訪れた飲食店は、「島田DEいっぷく」の参加店。「島田DEいっぷく」とは、島田市緑茶化計画オリジナル緑茶ブランド「Green Ci-Tea」茶葉7種類を、緑茶と緑茶ハイで、本格的に味わっていただけるもので、島田駅付近の12店舗で実施しています。
お茶処では、どこの家庭にも急須と茶葉があるのが当たり前です。普段、急須で淹れたお茶を飲む習慣のない方には、是非この「島田DEいっぷく」で、お~いしい緑茶7種類を飲み比べていただきたいです!
お茶・SL・大井川・和菓子・島田人 魅力的な島田市を、「ちゃりんこ」で体験しに来ませんか?
Information 1
デイトナポタリングバイク
https://www.potteringbike.jp/
-茶輪子 vol.5-
蓬莱橋897.4(やくなし)茶屋
http://shimadagreenci-tea.jp/drink-buy/8974chaya.html
TOBIYAN登美屋
http://tobiyan.com/
ごはんCafe美・菜・健かりん
http://shizuoka.j47.jp/karin/
田代の郷温泉 伊太和里の湯
http://www.itawarinoyu.jp/
-茶輪子 vol.6-
大井川葛布
http://kuzufu.com/
大井川マラソンコース リバティ
https://www.city.shimada.shizuoka.jp/kanko-docs/0945.html
Information 2
スルガ銀行ロードバイク購入ローン
ロードバイクは、一度手に入れれば長く愛車として乗ることができます。スルガ銀行のロードバイク購入ローンなら、一般的なクレジットカードのリボ払いや分割払いよりもお得。対象は自転車やサイクリングウェア、パーツ、アクセサリー類など。サイクリングやロードレース、トライアスロンなどに必要なすべてのグッズが購入できます。返済は最長120回。ご自分に合った返済プランを組み立てることができます。