【南伊豆㊙︎ぽたりんぐ Ep2《秘境の楽園がここにある!WORK IN 南伊豆(後編)》】 SURUGA Cycle Journal Vol.137
南伊豆町さんとのコラボ企画「南伊豆㊙︎ぽたりんぐ」。伊豆半島の最南端に位置し、秘境の地と言われる南伊豆の素敵なスポットを自転車でめぐっていきます。
前編に引続き、ナビゲーターは南伊豆町職員の土屋さん(中央)と、スルガ銀行のヒラタ(右)、タナダ(左)のトリオでお送りします!
前編はこちら
《JU-ZA CYCLE YADO Minamiizu》
「JU-ZA CYCLE YADO Minamiizu」に朝がやってきました。お楽しみは朝ごはん。宿守の吉田さん手作りのスープがジャーに入ったまるでピクニックのようなバスケットを用意していただきました。
本日のスープは「マコモダケの酸辣湯卵スープ」と「ゴロゴロ根菜のミネストローネ」です。ジャーからカップに注いでいただきます!
他にも南伊豆の夏みかんマーマレードや、おにぎりにはハヤトウリのお新香など、南伊豆の食材がふんだんに使われています。
バスケットについているペーパーを裏返すと…
南伊豆の海が広がっています。これもJU-ZAさんのこだわり。少し早起きしたら朝の子浦の海を眺めに行くのも素敵です。
さて、温かいスープでお腹が満たされたところで、さっそく出発しましょう!
《逢ヶ浜》
南伊豆と言えば、美しい海の景色は外せない見どころポイント。ここは「逢ヶ浜(おうのはま)」という岩礁に囲まれた海岸です。
伊豆半島最南端に位置する海岸である「弓ヶ浜」からタライ岬方面へ自転車で5分ほど走ったところにあります。ゴツゴツとした岩場が続いているので、弓ヶ浜とは海の色も少し違って見えます。
奥には「タライ岬遊歩道」というハイキングコースがあり、道沿いの海浜植物を楽しみながら田牛(とうじ)海岸方面へ抜けられます。
ここで「ビーチマネーに使えるビーチグラスを探してみましょう!」と提案が。ビーチマネーとは、ビーチクリーンに関心を持ってもらう活動で、対象のビーチマネーショップにビーチグラス(シーグラス)を持っていくと割引やサービスが受けられるものです。
3人も砂利をかき分けてさっそく探索!
早速発見!海風が強くて、髪に躍動感がありますがご愛嬌ということで…。
探すこと15分ほど。これだけのシーグラスを発見しました。
探してみると、大きいものは意外と見つかりません。しかし見つからないのが綺麗な海への第一歩です。いつまでも南伊豆の美しい海を守っていきたいですね。
《旧杉並区職員宿舎》
杉並区と南伊豆町との交流は、1974(昭和49)年に杉並区が区立小学校に在籍する病虚弱児童を対象とした善良施設「南伊豆養護学園」を開設したことが始まり。かつて職員寮として使われていたこの建物は、現在は賃貸型サテライトオフィスになっています。
個室は大型モニターが完備されており、電動アシスト付き自転車のレンタルもあります!
また、別室に共用のコワーキングスペースもあります。キッチンスペース、ダイニングと、大人数での利用にも最適です。
入居者の方がここでホームパーティーをされていることもあるのだとか。
日本の渚100選にも選ばれる「弓ヶ浜海水浴場」が徒歩2分の立地にあるのも魅力的。広い屋上からは、木々の向こうに海の煌めきを見ることができます。
《ヴィラ弓ケ浜》
階段を昇っていくと緑豊かな木々の中に現れる、まるでツリーハウスのような貸別荘とコテージがあります。
7種類のお部屋は海が見える、山や夕日の眺望が美しいといったそれぞれの特徴があり、室内の雰囲気がとっても素敵です!
開放感のある吹き抜けの天井、広々としたダイニング。
奥には一人で集中できるデスクスペースもあります。木の温もりを感じる、自由気ままな空間です。
テラスからは豊かな森と海の景色が望めます。
その他にも敷地内には楽しい仕掛けがたくさん。焚き火スペースで揺らめく炎に癒されたり、
こんなところにピザ窯が!オリジナルピザを焼いてもらうのが人気なんです。
さらに、少し急なはしごをのぼっていくと…
海まで見える木の上のテラスに行けちゃいます!これ、オーナーさんお手製なんですって。
ワーキングも遊びも思いっきり満喫できそうな空間。ちょっとした非日常を思い思いの過ごし方で楽しんでください。
《らいずや》
癒しの温泉宿「らいずや」さんは、オールセルフチェックインで宿に気を使うことなく、かつリーズナブルに宿泊できるのが嬉しいお宿です。
エントランスにはサイクルラックがあります。レンタサイクルの利用も可能です!
鍵の貸出もセルフでできます。なんだか新鮮な気分ですね。
自転車を借りて、ここから気軽に弓ヶ浜までお出かけしてみるのもいいですね。
自分らしいフリースタイルな旅を楽しむ宿がコンセプトのらいずやさん。各所に心をくすぐるわくわくポイントがありました。
フロントにはお菓子やご飯系の自動販売機が!なんか温泉に来たってカンジ?!アメニティも各種販売されています。
屋根付きの広々とした中庭ではBBQを楽しめます。
そして今回のメイン、ワーキングにピッタリなフリースペース「Multi Blue Lab」です。広々とした落ち着きのある空間で、大型モニターや安定したネット環境が整っています。
ワーキング以外にもセミナーやワークショップにも利用できそうですね。
ひと仕事終えたら天然温泉で疲れを癒しましょう!無色透明の湯はほんのり塩辛いのが特徴。湯冷めしにくく、疲労回復や健康増進に良いといわれています。
また、宿泊のお部屋は和室と洋室があります。洋室は白を基調としたスタイリッシュな空間。集中してワーキングするのにもいいですね。
また、持ち込みバーベキュー+貸切温泉+ワーケーションルーム利用のデイユースプランもご利用いただけます。自由なスタイルでワーケーションを楽しみましょう!
ここで少し寄り道!青野川沿いにマングローブがあると聞いたので見に行ってみました。
マングローブとは、淡水と海水の混ざり合う場所に生育している植物の総称ですが、青野川のマングローブはメヒルギとハマボウが生育しています。
1959(昭和34)年に人為的にメヒルギを導入したところ、成長したメヒルギに結実した種子が発芽し、今でも生育し続けています。メヒルギを守るように河川側に生育しているハマボウは、夏には綺麗な黄色い花を咲かせます。
さらに、「らいずや」さんから北に進んでいくと、温泉公衆浴場「湊区営みなと湯」があります。
弓ヶ浜海岸から自転車で5分ほど。お湯は下賀茂温泉から引き湯されたもので、7つの源泉を利用した混合泉。お湯の温度が43~44℃と高めに設定されていますので、あつ湯好きにはたまらない温泉です。
《弓ヶ浜》
伊豆半島最南端に位置する海水浴場が「弓ヶ浜」です。
1kmにも及ぶ美しい海岸線が続き、白い砂浜に紺碧の海が広がります!まさにリゾートって感じですね。
先ほど訪れた逢ヶ浜と海の色が違って見えます。海底が砂浜か岩場かで見え方が変わるのだそうです。また、弓ヶ浜はウミガメが産卵にやってくる浜でもあり、命が育まれる貴重な場所なのです。
海岸の入口にはシーグラスで海が描かれた看板、近くには小さな神社もありました。
《青木さざえ店》
弓ヶ浜の目の前にお店を構える「青木さざえ店」さんでランチにしましょう!
南伊豆で水揚げされた新鮮な伊勢エビ・アワビ・サザエなどを存分に味わえるお食事処です。
直営も行っており、さらには伊豆の旅館や民宿の他、関東・東海地区の市場にも出荷されているんです。
1階にはとれたての海の幸がたくさん!ここで購入したものをそのまま調理してもらうこともできるので、その場で新鮮さ抜群のサザエや伊勢海老が食べられるのが嬉しいところ。
それではさっそく食事にしましょう!
それぞれ、
まかない丼
伊勢海老ラーメン
あわび・サザエの二種丼
どれも魚介たっぷりで、こんな贅沢していいんでしょうか~?!定食、丼物、お刺身等の一品料理などなど、メニュー豊富で目移りしちゃいそう。ちなみに朝定食も人気なので、こちらもチェックしてみてください。
《石廊崎オーシャンパーク》
さて、今回の最終スポットに到着しました。ぐっと南下して、「石廊崎オーシャンパーク」にやってきました。
伊豆半島最南端に位置し、目の前に伊豆の大海原を眺める南伊豆の情報発信基地です。
休憩棟を入って左側には伊豆半島ジオパークビジターセンター、
右側には南伊豆名物「メロン最中」などが並ぶお土産物コーナーがあります。
ちなみに、㊙︎ぽたりんぐでお供をしてくれているのは、伊豆半島最南端にある石廊埼灯台がモチーフの「いろう男爵」!いろう男爵グッズコーナーもあります。
敷地内には広場があり、四季折々でさまざまなイベントが開催されます。
また、休憩棟のほか別棟にある会議室でもリモートワークが可能です。
そして、ラストは休憩棟でスイーツをいただきます!
サンデーやソフトクリームなどの軽食がとても充実していて、「削りメロンサンデー」「削りいちごサンデー」や南伊豆の青い海をイメージした「オーシャンソフト」が絶品です。
揚げたてあつあつのカレーパンもイチオシ!
窓の向こうに広がる海の景色を楽しみながら、旅に幕を引いていきました。
今回の旅では、南伊豆のワーケーションスポットをご紹介してきました。「南伊豆る プロジェクト」サイトや、「WORK IN 南伊豆」冊子にさらに詳しい情報がありますので、気になった方はぜひチェックしてみてくださいね。
美しい伊豆の海の景色の中で、心満たされるワーケーションを体験してみてはいかがでしょうか。
それでは今回の南伊豆㊙︎ぽたりんぐはここまで。次回もお楽しみに~!