【しずチャリTouring ep2《オクシズへ行こう!ヒーリングの里山散策》】SURUGA Cycle Journal Vol.103
静岡市さんとのコラボ企画「しずチャリTouring」。サイクリストにやさしい街・静岡の「自転車の駅」をめぐるポタリングに出かけます。
5月のしずチャリTouringは里山散策編!今回訪れたのは水見色(みずみいろ)から黒俣、いわゆるオクシズ(奥静岡)の「自転車の駅」をご紹介していきます。
スタートは「NEOPASA静岡(上り)」。ナビゲーターは静岡市職員の城守さん(左)と朝比奈さん(右)のペアです。
至る所に自転車の駅のロゴマークがあり、とてもわかりやすい!ラック周辺が広々使えるのもポイントです。
「NEOPASA静岡(上り)」の「自転車の駅」で注目したいのは専用駐車場付きということ!12時間まで利用可能で、遠方からのサイクリングにも最適です。さらに手続き方法もとっても簡単!さっそく「自転車の駅」専用駐車場の使い方をレクチャーしていただきましょう。
まずは車を専用駐車場に停めた後、サービスエリア内の「コンシェルジュカウンター」に向かいます。
こちらに「駐車場利用証」がありますので、利用時間を記入して車の見えるところに提示すれば手続き完了です。
最大12時間まで利用可能で、最後は利用証を返却するだけでOKです。
サイクリングの後は軽食を楽しんだり、お土産を買ったりするのもいいですね。さらに、「NEOPASA静岡(上り)」には有料のシャワールームがあるのも嬉しいポイント。
目いっぱい走った後は、すっきりしてお土産選び、と完璧な流れ!ぜひご活用ください。
さて、次のスポットを目指して水見色方面へ向かう途中、「大井神社」へ立ち寄りました。
森の中に静かに佇む神社、神秘的な雰囲気を感じます。
大井神社では10月に大井神社祭が開催されます。子どもたちによる「神楽の舞」が奉納され、何十年も続く伝統行事なのだそうです。
深呼吸をしたくなるような、緑に囲まれた境内。心が洗われるようでした。
続いては、今回2か所目の自転車の駅「水見色きらく市」さんにやって来ました。
黄色い文字に注目です。「やっとこさで」やってらっしゃるそうですよ、みなさん!
「自転車の駅」ののぼりとサイクルラックが目印です!かなり山奥に入ったところにありますが、サイクリングの立ち寄りどころにもってこいじゃないでしょうか。緑豊かなオクシズの景色に心癒されます。
店内には静岡の特産品はもちろん、軽食がある休憩所もあります。地元野菜やお惣菜などさまざまな商品が並んでおり、お土産をいろいろと買いたくなります。
「オクシズ自慢の一品」コーナーも気になります!
ではここで、しばしの休憩タイムとしましょう。「揚げだんご」を買いましたので、静岡茶とともに軽食スペースでパクリ。
そしてこちらの軽食スペースでは、なんと水見色茶がセルフサービスで置いてありました。なんて贅沢!
水見色地区は、徳川家康がこよなく愛した「本山茶(ほんやまちゃ)」の名産地で、茶畑が広がる風景も特徴です。歴史ある水見色のおいしいお茶を楽しむのも風情ですね。
オクシズならではの逸品に会いに来てくださいね。
次のスポットへ向かう途中、また「自転車の駅」に遭遇しました。「藁科都市山村交流センターわらびこ」さんです。
定期的に自然食づくり・炭焼き体験などの交流講座やイベントを開催されている施設で、入口付近では駅弁やお惣菜などが販売されていました。
1回100円で入浴ができるのはサイクリストにとっては嬉しいポイント。ちょっとした休憩にお立ち寄りください。
しばらく走っていくと、「きよさわ里の駅」さんに到着しました。
サイクルラックは駐車場を入ったところにあります。
静岡市の中心部より北西に20kmほど離れた藁科川の上流に位置する山間地である清沢地区。90%以上が農業・林業地帯ということで、水見色地区とはまた違ったオクシズの景色が広がります。
ところで、このレモンのロゴがかわいらしいですね。モチーフになっているレモンは、清沢地区特産の「清沢レモン」。清沢の土地の特徴を生かし、地域おこし事業として誕生したのが「清沢レモン」です。力強い香りと酸味が特徴で、農薬不使用の安心安全なレモンの栽培を通して新たな特産物が誕生していきました。
それでは中に入っていきましょう。入口付近では地元野菜や果物、干し椎茸などが販売されています。
ここで、きよさわ里の駅さんのイチオシ商品を発見!
その名も、万能調味料「清沢式ぶっかけレモン」!清沢産の無農薬レモンを使用しており、そのままドレッシングにしたり、揚げ物にかけたり、さまざまな楽しみ方ができます。
「きよさわ焼き」という陶器も見つけました。時々、こちらの作家さん本人が販売に来られる日もあるようですよ!
ここでまたまたおやつにしましょう。できたて焼きたての「よもぎ金つば」を購入しました。
国内産の小麦を使用し、よもぎがたっぷり練り込まれた生地が特徴。商標登録もされている「きよさわ里の駅」さん自慢の一品です。外は香ばしく、中はもっちり、餡子たっぷりでお腹を満たしてくれます。
定食やコロッケなど、他にも気になるメニューが多数!どこかほっとする雰囲気の「きよさわ里の駅」さんでした。
さらに進んでいくと、気になるスポットに出会いました。
名前にご注目です。「虫歯観音」…とは?
山道の途中にひっそりと立っていらっしゃる観音様。詳しい由来は今回探れませんでしたが、歯にまつわる謂れがあるのでしょうか…。
さて、今度は黒俣地区のオクシズを目指してさらに森林の中を走っていきます。やってきたのは「田舎カフェJōsuke(ジョースケ)」さんです。
山道をしばらく上った先にあるJōsukeさん。本当にカフェがあるのか…?と思うほど深まるオクシズの雄大な自然に圧倒されますが、ご安心ください。
Jōsukeさんは元々お茶の工場だった建物をセルフリノベーションしたカフェ。天井の梁や鉄筋の感じが当時の趣を残しています。
さぁ、さっそくランチにしましょう!
おすすめのメニューは11種類のスパイスとココナッツの味がきいた「薬膳カレー」!スパイシーな辛口が癖になります。
先ほど立ち寄った「きよさわ里の駅」さんで販売されていた「清沢式ぶっかけレモン」とコラボした一品、「蜂蜜レモンカレー」もフルーティで爽やかな味わいでおいしい!
土日のみ営業されており、この薬膳カレーを楽しみに来られるファンも多いそう。テラスでの食事も楽しめます。
ぜひ素敵な店内と美味しいお食事を堪能しにいらしてください。
さて、今回最後のスポット「佐藤園 お茶カフェ&Matcha Place」さんにやって来ました。
歴史ある茶産地、本山地域のお茶を製造されており、直営店はここだけ。人気のお茶「安倍の清流」の販売の他、自社製抹茶を使用したスイーツが堪能できるカフェが併設されています。
イチオシのお茶「安倍の清流」を試飲させていただきました。芳醇な香り、ほどよい渋みと甘みが特徴です。萌黄色が綺麗ですね。
そして驚いたのが、2階のカフェスペース。
本当にお茶屋さん?!と思わせる、まるで海外のバーに来たようなフォトジェニックなくつろぎ空間が現れました。席によってテイストが少しずつ違ってドキドキします。
抹茶ソフトクリームと、「お芋っこサンデー」というオリジナルスイーツを注文。しばしの間、静岡おやつを楽しみました。
今回のしずチャリTouringは、静岡市の自然豊かなオクシズにある「自転車の駅」をご紹介しました。心癒される緑に囲まれるサイクリング、こんな所にも!という森林の奥深くにある「自転車の駅」にも出会えました。ここだからこそ出会えるおいしいグルメや美しい森林風景を楽しみにいらしてくださいね。
ありがとうございました!
次回のしずチャリTouringもお楽しみに〜!