【はだくるEp6 《OMOTANの魅力満載!秋の体験観光巡り》】SURUGA Cycle Journal Vol.172
秦野市さんとのコラボ企画「はだくる」。名水の里、ヒルクライムの聖地とさまざまな魅力を持つ秦野市の素敵なスポットをDaytona Mobility DE01で巡ります。
秦野に秋がやってきました。今回はアクティビティや体験観光が楽しめる、よりすぐりのスポットをご紹介していきます。秦野でのアクティビティと言えば、ハイキングや自転車によるヒルクライムが有名ですが、他にも「実はこんなこともできます!」という体験スポットを、表丹沢エリアからピックアップしました!普段はなかなか体験できない、秦野ならではの里地里山の豊富な体験に触れながら、サイクリングで秋の山々の景色を楽しみます。
ナビゲーターは秦野市職員の米津さん(左)と内藤さん(右)のおふたりです!
相棒はデイトナの電動アシスト自転車「Daytona Mobility DE01」です。折りたたみができて、街乗りにピッタリなスタイリッシュな見た目がポイント。パワフルな電動アシスト付きなので、上り坂もスイスイです。
まず最初に訪れたのは「東田原ふれあい農園」さんです。実りの秋、ということで、こちらでは秦野の名産品である落花生の掘り取り体験に挑戦しましょう。
今回は「郷の香(さとのか)」という品種を自ら収穫してみます。
何株かまとめて掴んで優しく引き上げると、たわわに実った立派な落花生が!
ここから丁寧にひとつずつ根から外していきます。
手のひらに乗せると、その大きさも一目瞭然です。
東田原ふれあい農園さんでは、9月下旬~10月中旬頃になると、落花生とサツマイモの掘り取りを体験することができます(要予約)。収穫した野菜はお持ち帰りしておいしくいただきましょう!
ちなみに、農園組合の皆さん曰く、鍋で40~60分ほど茹でて「茹で落花生」にして食べるのがおすすめだそうです。
収穫の仕方は農園組合の皆さんが丁寧にレクチャーしてくださるので、気軽に収穫を楽しめるのが嬉しいところ!丹沢の山々に囲まれた農園で育った野菜をぜひご自身で収穫してみませんか。
受付に「はだくる」のステッカーも貼っていただきましたので、探してみてください。
農園は小高い丘の上にあり、眼下には里山風景が広がります。遠くには富士山もお目見え!からりとした秋晴れの日は、自転車に乗っているととても気持ちがいいです。
このまま坂道を下り、約5分ほど走ったところに「田原ふるさと公園」があります。そろそろお腹も空いてきたし、こちらにある「そば処東雲」さんで昼ご飯を…と行きたいところですが、今回はただ食べるだけでなく、そば打ち体験にチャレンジします!
エプロンをつけて準備万端。東雲さんで毎日そばを打っているベテランのスタッフさんに手順を教わりながら、さっそく体験スタートです。
まずは粉の状態から。お湯を入れながら粒状になるよう擦りあわせ、まとまってきたところで念入りにこねていきます。
10回かけて生地をこねながら丸める、というルーティーンを30回繰り返します。見ていると簡単そうですが、実際にやってみると力がいります!頑張れ!
ひとまとまりになったら、麺棒で平らに延ばしていきます。一定の手順で、でも乾燥しないように手早く。繊細な作業でありつつ、時間との戦いです。
何度も繰り返していたら、だいぶ慣れてきました。麺棒で生地を巻きとるようにし、手のひらで叩くように延ばしていくこの工程が「そば打ち」なのだそうです。
最後はいよいよ切る作業。専用の出刃包丁でゆっくり切っていきます。
細く切れるように、幅に気をつけながら…
交代しつつ、なんとか全部切り終わりました。なかなか上手くできたのではないでしょうか?
それではさっそく、打ち立てのそばをいただきましょう!体験終了後、すぐに1階にある東雲さんの調理場で茹でてもらえます。
「ちょっと麺が太い?」と言いつつも、やはり自分で打ったそばは一味違います!
作る過程の苦労を知ったからこそ、一段とおいしく感じました。
東雲さんのそば打ち体験は、予約制で随時受付中です。体験は約1時間とコンパクト。スタッフさんが丁寧に教えてくれますので、初めてでも安心です。大人数でも体験できますので、ぜひ自分で打ったそばをご賞味ください!
お腹も満たされたところで、元気に出発です。「田原ふるさと公園」周辺は田園に囲まれ、自然豊かな風景が広がっています。澄んだ空に山々が色づき始める秋の景色です。
公園のそばにはコスモス畑が広がっていました。自転車に乗っていると、景色や風、匂いなど、五感で季節を感じられるので、同じ場所でも季節ごとに違った魅力が感じられますね。
緑豊かな秦野の景色を楽しみながら、次のスポットへ向かいます。
続いてやってきたのは、閑静な住宅街の中にある「komeama」さんです。こちらは、加熱していない生米麹甘酒のお店です。
カフェのスタンドのような可愛らしいお店ですね。こだわりの甘酒を求めて、全国からお客さんがやってきます。
さっそく甘酒のボトルを購入しました!
スッキリした甘さで口当たりがよく、ごくごく飲めちゃいます。この日は秦野の名水「葛葉(くずは)の泉」から汲んだ水を使って、まろやかな味わいに仕上げた、とのことでした。熱を加えないことで酵素をそのまま取り込むことができるのだそうです。
ちなみに白いプレーンの甘酒の他、ほんのり紫色の雑穀甘酒、季節ごとの限定ブレンドも登場します。10月のフレーバーは洋梨と洋梨キャラメルの2種類が出ていました。また、ボトルだけでなく冷凍のパウチ入りもあり、シャーベット状の甘酒もオススメなのだとか。
在庫がなくなり次第閉店なのですが、この日もおふたりが購入した分で甘酒ボトルは完売!秦野市のふるさと納税の返礼品にもなっており、その人気ぶりが伺えます。秦野の名水を使ったこだわりの甘酒の味を、ぜひ確かめてみてください。
ここから北西に向かって30分ほど走っていきましょう。
秦野丹沢スマートインターチェンジの近くにある「はだの丹沢クライミングパーク」にやって来ました。
表丹沢の玄関口、水無川(みずなしがわ)河畔の「神奈川県立秦野戸川公園」内にあるボルダリング施設で、国内外のトップ選手達が挑んだウォールでボルダリングを楽しむことができます。
ウォールにある石のような突起物「ホールド」には、レベル別に色分けされたテープが貼られています。
特定の色のホールドだけを掴んだり、足を乗せたりして、ゴールを目指すのですが、これが難しい!
登り方のレクチャーを受けたら、まずは簡単なレベルから始めて、少しずつ難しいコースにチャレンジしてみましょう。
ゴールのホールドを両手で掴んだらフィニッシュ!
慣れてきたらレベルを上げてチャレンジ。それぞれのウォールには「三ノ塔」「塔ノ岳」など、秦野の山の名前がついています。それぞれの場所でウォールの角度が変わります。
晴れの日には建物前面の窓が開けられ、開放的な空間に!普段ボルダリングに触れることがない方も、気軽に挑戦してみてください。
敷地内には「OMOTAN」ロゴ入りのサイクルラックも完備しています!表丹沢エリアの観光スポットを中心に置かれているので、ぜひご利用ください。
▼ラックの設置場所はこちら
ちなみに「神奈川県立秦野戸川公園」は、緑豊かで季節の花々が咲きほこる広大な公園です。休憩&散歩に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
▼以前の「はだくる」で春の秦野戸川公園に立ち寄りました。
さて、次は秦野西部の三廻部(みくるべ)という地区に入っていきます。勾配のある細い道が増えてきますので、気をつけて走行しましょう。目指すは「乗馬クラブクレイン神奈川」さんです。
こちらでは乗馬に挑戦しましょう!普段乗馬をする機会がない方も多いと思いますが、クレインさんでは初めての方でも、マンツーマンレッスンで乗馬を楽しむことができます。クレインさんは乗馬を体験する、というより、乗馬のレッスンができる施設なので、自ら馬と触れあってコツを掴んでみましょう。
まずは服装から。ヘルメット、エアバッグベスト、ブーツで身支度を整えたら、馬たちと対面です。
今回は、額のハートマークがチャームポイントのマーベリックくんと、
おっとりした性格のルチアーノくんが来てくれました。
乗り手もただ乗っているだけでなく、乗るための姿勢の維持や馬への気遣いが必要です。手綱を引くと止まる、褒める時は首を横からポンポンと叩いてあげて…などなど、馬たちと意思疎通することで乗馬の魅力を感じられます。
性格やその日の調子、さまざまな角度から馬と向きあうので、乗馬の奥深さを感じられますよ。
「ひとり限定乗馬レッスン」や「乗馬体験1回コース」など、さまざまな乗馬体験メニューがあります!事前に予約が必要になりますので、詳細はクレインさんの公式ホームページをご覧ください。
さて、続いては「秦野市里山ふれあいセンター」にやって来ました。「乗馬クラブクレイン神奈川」さんから東に向かって30分ほど走っていきます。
こちらにも「OMOTAN」のサイクルラックがあります。
こちらで体験できるのは、木工制作!今回はセンターで販売されているキットを使って、家型の貯金箱を作っていきます。
このキットは、秦野の間伐材を利用して作られています。最初から材料が寸法どおりに切断されているので、直ぐに作り始めることができます。
そして、子どもでも気軽に簡単に木工体験ができるよう、一部のキットの制作に治具(じぐ)という手作りの補助工具が用意されています。
治具に木材をはめ込むと、形を崩すことなく釘を打てます。
順番に治具を当てがいながら、釘を打っていきます。
30分ほどで可愛らしい貯金箱が完成!板によって木目や色が異なりますので、同じ形でも違う雰囲気の作品ができ上がりました。
加工済みの木材に釘を打つだけのキットは、価格もリーズナブルで、子どもたちの夏休みの工作にも人気です。
木工実習室は1日300円で利用でき、センターの指導員さんが工具の使い方や制作のアドバイスもしてくれます。今回作った貯金箱やペン立てなどの簡単なものから、本棚やタオルラックといった上級者向けの木工製品制作まで、幅広い木工体験ができるのが魅力です。
体験を楽しみつつ、市産材の有効活用を通して、秦野の森林について考えるきっかけにしてみるのもいいのではないでしょうか。
センターの利用は事前に電話で予約が必要になります。詳しくはホームページをチェックしてみてください。
さて、今回のラストスポットは「菓子工房 アンデス橋本」さんです!
扇形の可愛らしい建物が目印です。
創業は1902(明治35)年、秦野の厳選された素材を使ったお菓子で、長年地元に愛されている老舗の和洋菓子店です。
色とりどりのスイーツがショーケースいっぱいに並んでいます。
おすすめは、秦野の名産品・落花生を使った「丹沢ピーナッツサブレ」や「ピーナッツ最中」。
ピーナッツのサヤがモチーフになっていて見た目も可愛らしいですね!お土産に丹沢ピーナッツサブレを購入して、旅を締めくくりましょう。
味はプレーン、ココア、ほうじ茶の3種類。サクサクとした生地に砕いたピーナッツが練り込まれていて、食感の変化も楽しめます!
さて、今回の「はだくる」は観光体験やアクティビティ満載のコースをお届けしました。
秋は運動、収穫、食欲と、何をするにもちょうどいい季節。もちろんサイクリングにも最適な気候の日が多くなる時期です。加えて、表丹沢は「自然とふれあい、癒される」体験が盛りだくさんのエリア。普段の喧騒を忘れ、なかなかできない体験にチャレンジしつつ、季節の変化を感じるサイクリングを楽しんでください!
それでは今回の「はだくる」はここまでです。次回もお楽しみに~!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?