女手ひとつで育ててくれた母に仕送りをするはずがどうしてこうなったのか
私たちはスルガ銀行被害者同盟、通称SI被害者同盟です。
同盟の概略はここから読めます。https://note.com/suruga_illegal/n/n36738d72cccb
このnoteでは、被害にあった同盟メンバーの苦しい声をご紹介しています。さらなる被害者を二度と出さないためにも、この事実を正しく世間に知らせていくと共に、平穏な生活を取り戻すために活動を続けて参ります。
Mさん 44歳 被害額3億6120万円
私は、現在44才です。IT系の企業の管理職として働いています。家族は妻と小さい子供が3人います。近くに住む高齢の祖母の面倒を見ながら生活をしております。
私が受けたスルガ銀行が行った不正についてお話いたします。
不動産の購入のきっかけはいくつかありますが、母は女手一つで私を育ててくれて、母自身も50代のころに癌を患うなど非常に苦労をしており、少しでも副収入を得て母への仕送り額を増やしたいという思いもあり、サラリーマンの給料以外に収入を得られるということで不動産投資に興味を持っていたことも購入を決めた大きな要因です。
当然、大きな金額ですので、自分なりに購入地域の人口の推移や、賃貸需要、災害情報などを調べてみました。しかし、当時評判の高かったスルガ銀行が認めた事業計画であれば安心だと完全にスルガ銀行を信用し物件購入を決断してしまいました。また、スルガ銀行への資料開示請求の結果、数々の資料の改竄を確認しています。そして今回の不正融資・文書偽造の件はスルガ銀行側から持ちかけられたスキームであると販売会社が証言をしていました。
契約当初にあったサブリース契約も解除されており、賃料の下落や度重なる修繕によりスルガ銀行への返済が非常に厳しい状況です。
2018年には母の容体が悪化し、入退院を繰り返すようになり、よりお金が必要となりましたが、購入物件の賃料が下がったことでそれどころではなくなってしました。結局、母は2020年に他界しました。仕送りをしたくて始めた不動産投資でしたが、結局母へは仕送りをしてあげることができませんでした。
母親への仕送りを行うために始めた不動産経営、また子供が3人おり、給与だけでは住宅ローンの支払い、学費の工面、自身の年金など日々の生活だけで非常に苦しい状況を何とかしたいと思った結果、多額の不正なローンのせいで精神的に不安定になり、精神科の病院へ通い、薬を処方してもらいながらの生活となった原因を作ったスルガ銀行を許せません。
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続きは「スルガ銀行不正融資被害者同盟」のサイトで全文無料で読めます。
被害状況の悲惨さと他にも多くの被害者が同様の手口でつらい目にあっている事実をぜひ知ってください。
私たちは平穏な日々を取り戻すまで決して諦めません。
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