【記者会見】被害総額972億円!|スルガ銀行強制競売開始|調停申し立て|ガルスTV

SI被害弁護団は2月4日、東京都内で記者会見を開き、スルガ銀行による中古一棟アパートマンションの投資用不動産不正融資問題に関し、スルガ銀行へ被害総額972億2927万円の調停申立てを行ったことを報告した。

シェアハウスの商品ブランド「かぼちゃの馬車」において、スルガ銀行は2年前の2020年3月に被害者らと代物弁済的スキームで債務の帳消しを図っている。

一方で、中古物件を購入した被害者らは、同様のスルガスキームで騙されたにも関わらず、統一的な解決を拒むスルガ銀行の対応に苦しんでおり、一部の債務者においては、家賃の差し押さえや物件の強制競売がされている状況であることを説明した。
中には自宅まで強制競売の回収に向けた動きをしていることも報告した。

その対応として、弁護団は、
①スルガ銀行との解決に向けた協議を加速させる必要があること、
②スルガ銀行が2018年9月の第三者委員会報告から3年が経過している時効の観点を持ち出していることから、調停と競売の執行停止の申し立てたと説明した。
調停は申立人388名、物件総数719棟、被害総額972億2927万円となって模様。

被害者団体である、SI被害者同盟の代表者は、「2018年10月5日に金融庁から業務改善命令が出されているが、スルガ銀行はシェアハウスのみ解決し、アパートマンションについては、金融庁の指導も空しく、不完全な状況で未解決のまま既に3年以上が経過している。

これ以上の被害拡大の防止と被害の早期回復をめざして引き続き頑張る」とコメントしました。

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