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内揚げ おはしょり

長襦袢作り、今回の本では前後両方に内揚げを入れてました。

襦袢に限らず着物全般の話で、内揚げを入れておくと、後で縫い直すときに便利らしい。

後ろだけでも内揚げがあると、模様によっては前後を入れ替えることもできるそうだ。

あと、長襦袢はおはしょりのない対丈で作るけど、調べると昔はおはしょりのあるものも結構あったようです。

長めに作っておいて、裾が擦りけれたらちょっとずつ下げてってたとか。

おはしょり…女性は十二単衣からの流れで、着物のすそをぞろびかせて着ていたけれど、目的や場所によっては、腰に紐を結んで裾が地面につかないように短く着ることもあり、そのうちに長めの着物を端折って短くしたままの生活するようになったとか…

これは、高貴な人たちの話で庶民は最初から裾はぞろびかせてなかったと思うけど…

とはいえ、その腰紐で端折ったところが、おはしょりとして今も残っている。

着物が長めだと、成長期に背が伸びていっても長く着られるし、裾は傷んでも少しずつ繕って短くなっても、端折った部分から伸ばせたとか。

女性は妊娠などで体型が変わるけど、おはしょりがあることで、同じ着物ののまま調整できるので、ジャストサイズで仕立てるより持続可能なスグレモノだったようですよ。

朝ドラなんかを見ていると、大正昭和初期のヒロインが普段洋服着てても妊娠中は着物を着ている場面ありましたよね



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