置かれる位置の問題
ジャコメッティは肖像画を何度も破ったり塗りつぶしたりしては、永遠に絵が完成しなかったという逸話の持ち主である。
アトリエが散らかってたり、金に対して無頓着だし、かと思えばお金の隠しどころは考えて悩むし、完璧主義なのかどうなのか。
モノを何処に置くのか、ということに異常な拘りを持ってる所で代表的なのは、カフェテーブルに座り、コーヒーカップをテーブルの何処に置くのか彼なりの「正解」があり、その場所にそれが置かれていないと非常に気分を害すらしい。
そんなことを考えながら、どこにコレが配置されておくべきなのか、迷うのです。
これに関して言うなれば、正解とは自分で決めねばならない。
ここに配置されるべきなのか、もう少しズラすべきなのか。
そもそも、ここにあること自体違うのか。
置くべき所へ置かれていないと思うのはもはや感覚的なもので、言葉にしてあーでもないこーでもないらって並べても意味が無いのはよーく分かっております。
コーヒーカップの位置、灰皿の位置、決まったところに置いてなきゃいけない。
そうしなきゃ落ち着かないのが、自分の性分なんでしょう。
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