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【東京エリア7-2】&【ティーチ有利】緑黄ロー解説

割引あり

はじめまして。すみれといいます。
普段は千葉の方でワンピースカードゲームをやっています。
先日、Xにて緑黄ローのリストを上げたところ、予想以上の反響があり、記事を制作させていただく運びとなりました。

今回は、WAVE2東京エリア予選に向けて調整し持ち込んだ【緑黄ロー】の解説記事になります。本記事では、自分が緑黄ローを触ってきて得た知見をみなさまに余すことなくお伝えできればと思います。
10弾環境はまだ始まったばかり、これ以降の環境の緑黄ローについても追記予定ですので、ぜひ読んでみてください!
(10.5弾環境のデッキリスト、緑紫ルフィ対面なども追記しています!)



デッキ制作経緯

まずは調整初期から東京エリア大会までのリストの変遷から。

11月中頃、エリア大会に向けた調整会があり、自分は新弾のリーダーである緑黄ローをもって参加しました。その時の構築がこちらになります。

緑黄ローver1.0


初回しで10弾ティーチ、既存の環境デッキとぶつけてみた結果、以下のようなことが分かりました。

①序盤から最終盤まで使えるリーダー効果が強力

本来であれば出るはずのないターンから出るはずのない数の超新星たちが登場し始めるその効果ですが、サーチカードの使い回し効果として後半にも使い続けられるのが器用なところです。
『1コストルフィ』をバウンス対象にとった場合は凄まじく、実質『ドン×2、自分のリーダーのパワー+1000。山札の上から5枚を見て、超新星をもつカード1枚を手札に加える。』というドロー効果を毎ターン使うことができます。


②『7コストロー』のカードパワーがとにかく高い。

 4ターン目に7コスト/9000+5コスト/6000が一度に並び、概ねどちらかは場に残り続けます。
 既存のデッキでは、『7コストロー』の連投による猛攻を凌ぎ切ることはなかなかに困難であり、まさに新時代のカードパワーをもったカードだと言えます。


③デッキを回すカードが多く、再現性が高い。

 新弾で『1コストルフィ』が追加されたことにより、『1コストボニー』と合わせてサーチ札が8枚になりました。これらはお互いにサーチし合えるうえに、隙間に挟めるコストなので、デッキの再現性が非常に高いです。


④『5コストボニー』で様々な対面に対応できる。

 後ほど各体面解説でも触れますが、5ボニーのドン!をレストにする効果が非常に多くの対面に刺さります。このカードのおかげで緑黄ローは幅広いデッキと戦うことが可能になっています。


⑤リーダー効果起動による防御力の低下の懸念点を、ブロッカー、『8コストキッド』により補完できる。

 盤面が強くなる代償にライフを減らしてしまう本リーダー効果ですが、8キッドの採用によりその弱点を補うことができます。
 今までの8キッド採用デッキとは異なり自分の盤面が並んでいるところに8キッドが着地するため、相手は自身を守ることも考えなければいけないので、ただ8キッドを処理すればいいというわけにはいきません。


⑥黒ティーチに有利を取れる。

 正直に言うと、この初回しの日は新カード『解放』、『クザン』にボコボコにされるだろうという気持ちで緑黄ローをもっていったのですが、ふたを開けてみるとなんとその日の戦績は5勝1敗と大幅勝ち越し。
 たしかに強力な新規2種ですが、
『解放』はこちらの動き次第でケアが可能であること、
・『クザン』もただただおいしく着地できるわけではないこと
登場時効果を封じられても緑黄ローは機能不全にはならないこと
から、決して不利な対面ではないと感じました。
 加えて、さらに『3コストゾロ』『4コストホーキンス』等を採用し、ティーチに対して構築を寄せることもできるため、ティーチが増えると予想されるエリア大会でも緑黄ローは有力な使用候補になり得ると判断しました。


まとめると、緑黄ローには、
・自分の動きを押し付ける高いデッキパワーがある。
・幅広い対面と戦える高い対応力がある。
・再現性が高く出力が安定している。
・前評判では厳しいとされていたティーチとも戦える。
という特徴があり、以上の点を踏まえて、
「”幅広い対面に強い”という性質は崩さずに、いかにティーチへの勝率を上げられるか」
を指標に試作を重ねました。


そうして出来た構築がこちら。

東京エリア大会使用構築

・軽量ブロッカーを抜き&8キッドを減らし、4ホーキンス、藁備手刀を採用しティーチに寄せる形に。
・『3コストゾロ』は8キッドとの相性が悪く、幅広い対面に勝率を出すというデッキコンセプトに合っていない&唯一使う場面があると思われたティーチ対面はこの構築で十分勝率が出たので不採用に。


環境デッキとの相性

・緑紫ルフィ
・黒ティーチ 有利
・赤シャンクス 有利
・青黒ウソップ 有利
・青ハンコック 有利
・黄キッド 有利
・黄エネル 有利
・黒黄ルフィ 有利

・青ドフラ 五分
・紫ルフィ 五分
・緑ボニー 不利
・黒ルッチ 不利

10弾環境でよく見かけるリーダーには軒並み有利。不利なルッチ、ボニー等が9弾環境と比べて減少しているのも追い風で、緑黄ローは今環境、非常に立ち位置が良いと感じています。

このリストで、今回の調整仲間であるわたぼー(@watabooooo0)が東京エリア大会に出場。

最終戦にて”あの”赤ゾロ使いの選手のチョッパーの大群に襲われ結果は惜しくも7-2
決勝大会の権利は得られませんでしたが、シャンクス、紫ルフィ、ドフラに勝ち星を重ね、対ティーチには3戦全勝と練習段階で想定した相性通りの結果となりました。

また、翌週の3人チーム戦では準優勝。
ティーチ戦で手6藁備手130000パンチを守られた時は思わず天を仰ぎましたが、対シャンクスや対ウソップなどの他の得意な対面は取りこぼすことなく勝利。チームの勝ちに貢献することが出来ました。


これより下は有料となっていますが、

各採用カード解説
各体面の
・先後選択
・勝負を決める重要なプレイ・ポイント
・マリガン
・抑えておくべきポイント

を詳しく解説しています。

・緑黄ローを使いたいけれどティーチ等環境デッキへの勝ち方が分からなくて困っている…
・緑黄ローを回してみたい!詳しくなりたい!

という方には特にオススメの内容となっております。
今後の環境の緑黄ローについても追記予定ですので、是非ご購読ください!

不明な箇所、分かりづらい箇所等ございましたら、DMにてご質問ください。随時修正、ご回答させていただきます。

以下の言い換えに加え、「コスト」+「カード名」での略称を使用している箇所がございます。ご了承ください。

・先行→先 後攻→後
・1ターン目、2ターン目→1t、2t
・3コストボニー、1コストベッジ、光月日和→盾入れ替え札

・ST02‐007「ジュエリー・ボニー」→1ボニー
・OP01‐047「トラファルガー・ロー」→5ロー
・OP10‐119「トラファルガー・ロー」→7ロー など

それでは、各採用カード解説に移らさせていただきます。よろしくお願いします。

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