日記39 誹謗中傷のやり方
SNSに実生活の本当に嫌いな相手の悪口を真剣に憎しみを込めて書くのは私も経験あるし(この日記でも家族や友人への悪口をめちゃめちゃ書いている)まだわかるんだけど、テレビで見かけただけで実際に話したことも無い芸能人に向かって軽いノリで捨てアカウントまで作って誹謗中傷する人の気持ちは全然わかんないな。
芸能人に誹謗中傷する人にも実生活で嫌いな友人や上司がいて、でもその近い人たちのことを殴ると生活に支障が出ちゃうから、遠い芸能人のことを代わりに殴ってストレスの捌け口にしてるのかもしれないけど。
本当に許せない嫌いなやつがいるなら、その本人と話し合うなり殴り合うなりしないと、なんにも変わんない。
嫌いなやつに言うはずだった「死ね!!!!」を他の誰かに言ったところで、大してスッキリもしなさそうだ。ただの八つ当たりだもん。
ちゃんと心底嫌いなやつを殴るなりトマトぶつけるなり卍固めするなりした方が、折り合いがつくと思う。
世界中にトマト祭もしくは大乱闘プロレス大会を導入すれば良いのかもしれない。
ネット上でも実生活でも、悪口は別に言ってもいいと思う。
でも言う相手と言う方法は、ある程度選ばなくちゃいけない。
悪口が言いたいだけなら、SNSに鍵をかけて非公開にして相手に見つからないところで一人で言えば良い。
でもわざわざオープンな場で言うのは悪口を言うことで「拡散されたい」「相手に認識されたい」「いいねがほしい」「ちやほやされたい」という承認欲求が感じられる。
昔、養護教諭の先生にカウンセリングしてもらってた時に
「嫌いな相手に対する思ったことすべて、罵詈雑言でもなんでも、紙のノートに書きなさい。他の人の目を気にせず、スッキリするまで書きなさい。そのノートはちゃんと机にしまっておけばいい」
と言われたのを思い出す。
誹謗中傷は、紙に書け。良い先生だった。
あと、私が誹謗中傷と聞いて思い出すのは、被害者ぶったクズの存在だ。
SNSとかで「誹謗中傷よくないよー」「弱いものいじめするなんて幼稚だよー」って言ったり差別や社会問題について意識高い発言したりしてる人が、実は過去に同級生をいじめててしかも全然反省してないっていうのを目の当たりにしたことがある。
本当にクソだ。
他人をいじめる時には何にも感じないもしくはゲラゲラ笑っていたクセに、標的が自分になると途端に「こんなのってひどい」と被害者の顔するやつがいるのだ。
何度でも言う、本当にクソだ。
なんなら誹謗中傷で八つ当たりしてるやつより、そういう良い人ぶってるやつの方がクソ度が高いような気がする。
簡単に人間を信用してはいけない。
これに尽きる。
この世の人間の9割は加害者だ。
私も加害者だし、この日記を読んでいる貴方もたぶん加害者。そして、同時に被害者でもあるんじゃないだろうか。
私も友達や家族の悪口を言いまくっていたら、友達が減ったし。知らねぇやつからクソリプがくるし。憐れまれるし。うるせぇやい。
全ての人間が言葉の刃を持っていて、それで他人を刺している。
自分が誰かを刺しているかどうか、くらいは判断できる冷静さは持ちたい。ちゃんと加害者の自覚を持ちたい。
自覚があれば刺しても良いというわけではないが、自覚しないよりはマシだ。
おやすみなさい。