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僕のベストバイクEpisode2
こんにちは サリーです。
今回の記事は「僕のベストバイクのつづき」です。
フレームやパーツを選定して、何とかそろってきたのが前回まででした。
今回はいよいよ組み立てです。
最初にして最大の壁 車輪 =ホイール
いきなり最高難易度レベルがホイールの組み立て、そしてその準備です。
当時の画像が残ってました。
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ホイールを”組む”というのは、文字通りで、
ホイールを構成するパーツをそれぞれ選択し、組み合わせて車輪という形にすることです。
ホイールは、タイヤを保持する最外側の”リム”、
軸の保持とその滑らかな回転を担当する中心部の”ハブ”
リムとハブをつなげる細い棒状の”スポーク”から構成されます。
それぞれは製品によって様々な寸法で存在するので、スポークの長さは計算が必要です。
通常は、ホイールメーカーのスポーク長計算機を使ったり、
アメリカの有名なおじさんが公開しているエクセルを使ったり、
インターネット上で有志が公開する計算機を使っています。
僕は何を血迷ったか手計算しました。
使うぞ三角関数
僕は数学が苦手です。
ホイールはもちろん平面ではなく三次元的な物体なので、
単純なXYの平面では解けません。
ギリギリ、「平面で2点間の距離を求められる公式有ったなぁ」
と、「直角三角形ならナナメの長さとか計算できるらしい」
だけは存在を知っていたレベルでした。
前段に載せた画像が正しい計算方法かは不明ですが、
「1つのスポークが結ぶ、リムとハブの2点の座標が分かれば距離が計算できる」かなぁという方針で計算しました。
事前に答え合わせ
さて前後の車輪でスポークは60本くらい注文するのでミスると結構大変。
手計算のあとは、いくつかの公開されている計算機で答え合わせをしました。
結果として、大差ない数値になったのでスポークをオーダーしました。
うろ覚えですが、この時12番という意味不明に太いスポークでオーダーした気がします。耐久性のために太くしたはずなのですが手に入りにくくてこの時だけだったと思います。
計算の後は、組み立てフェーズ
ホイールに使うパーツが揃ったら、いよいよ組み立てです。
”振れ取り台”と呼ばれる工具で組み立てていきます。
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おそらく最初にホイール組んだのもコイツのはず。
ちなみに自転車技士/安全整備士の実技は…
自転車技士/安全整備士の資格は両方同時受験するので実質オナジ。
この試験のうち、実技試験は何をするのかなんだけども
25分早バラシ選手権と
80分早組み立て選手権です。
つまり、車輪以外のすべての自転車組立工程で80分以内でこなします。
最初のホイールは何分かかるかな.…
さて、試験の合格ラインがお分かりいただけたところで、
僕の初めてのホイール組みは.…
6時間かかりました(涙)
これだけ時間かけて、前後輪のうち片方だけです
そうなんです。
多分僕はセンス無いんですよねぇ
もう片方はかなり短くできたはずだけど、
最初のインパクトがひどすぎて記憶にないですね。
ホイールのスポークってかなり複雑で、
空気を入れるバルブの位置やハブに印字されたロゴの位置、スポークの交差数、交差する際にペアにするスポークなどいろいろと覚える必要があるんですね。
僕はあまり物覚えが良くないので、
JW-CADという設計で使うPCのアプリで各種のホイールを作図しておき、
常にそれを確認しながら組んでいました。
今回はここまで
自転車を組み立てるうえで最初にして最大の壁を、
とてつもない時間を消費しながらクリアしました。
次回はいよいよフレームをもとに組み立てる作業です。
やったことの無い作業はまだまだ山積みです。