自転車偏見雑記【日本人は最初からマナーが悪い。】
こんにちは サリーです。
自転車について僕が考えていることを
「自転車偏見雑記」というタイトルで書いていきます。
基本的なスタンスとして、
これは僕個人の価値観と曖昧な記憶をもとにした、
根拠のないチラシの裏です。
特定の誰かと論争するつもりもありません。
が、コメントはお待ちしています。
どっかで読んだ不確かな記憶
さて、この4月からヘルメットが義務化されたり、
電動キックボードなどの新しいジャンルの乗り物が、
公道へ解き放たれていく令和時代。
昔、僕が読んだ研究発表に、
昔から自転車のマナーはグチャグチャだったよって言うものがありました。
なんとなく、バブルとか平成初期くらいから悪いのかなぁ
という根拠のない感覚を持っていたので、驚いた記憶があります。
むかーしむかしの道路
すっごい昔、道路は中央を馬や牛、自転車が走っていた。
両端は歩道で、中央はそういった車が通行しているんだが、
関東大震災(1923)からの復興時、道路の設計基準に”自転車”の名前は無かった。
ただ、緩速車線という車線があり、無かったら歩道よりで走れという決まりになっていたみたい。
1923年でさえ、自転車はふわふわふらふらしているような印象ですよね。
その後戦争があったりしましたが、1950年くらいに道路の法令が出てきます。
自転車もそうでしたが車も爆発的に普及し、それに合わせた法令だったようです。この時自転車は車道の端を走ることとなっていました。
1960年に道路交通法が出てくるんですけど、この時点でマナーが悪くて事故が多発。信号機の設置も進んでいなかったり、全体的な安全のインフラが全然だったのも一因。このころ歩道も全然なかったみたい。
ちょっとまずいので道交法改正します
車道がさすがに危険だったというのもあって、
道交法が変わります。
そうです、今に続く”歩道イッテヨシ”のあれです。
ただし、自転車道の整備もどんどん続けようっていう方向だったようです。
しかしマナーが悪い。
車道が危ないってな って歩道通行を許可したが、
今度は歩道で事故が多発(当たり前…)
これにより、再度道交法が改正され、歩行者優先や歩道を通行できる”普通自転車”という区分が出来ました。
さらに現代に似て、自転車が走れる歩道が決められました。
(いわゆる自転車通行可ってやつ)
車道→歩道の流れ
歩道通行が認められる前、
自転車は車道を走っていました。
これは、ほとんどの自転車がちゃんと車道を走っていたってことです。
現代ではほとんどの人は歩道を走れません。
つまりほとんど認められてないっていう状況です。
しかし、ほとんどのひとは歩道を走行しています。
これが、当時と違うところです。
彼らはまぁまぁちゃんと車道を走っていたんです。
歩道走行を認められた後は徐々に歩道へと切り替わったみたいですが。
マナーがぶっこわれる 自転車大普及
法改正と前後するんですが、
自転車の価格も落ち着き、世の中の女性も自転車を利用するようになりました。当時の女性の多くはお家で家事、お買い物に行きます。
車道の左側を守って走るんだけど、当時はスーパーみたいなお店は無くて、商店を回ることになるんですが、
目的の商店が必ず左側にあるわけもなく、右側に行きたいお店があって、続けて右側に用事があったら...…
そう、逆走(右側通行)が始まるんです。
タイミングが悪いことにそのころは法改正が入ったところで
車道も歩道もどうやら走っていいぞ なんてことで混乱期だったわけです。(ちょっとまずいので法改正のあたり)
その後は80年に入っても90年に入っても、今と変わらぬ奔放な自転車利用につながっているようです。
結局のところマナーが良かったの最初だけ
僕が強く印象に残ったのは、
これってまじめなの最初だけじゃん
です。
国産の自転車が生産された当初は、車(牛車や馬車)と同じように車道を走っていて、そのころはまじめだった。
その後爆発的に自動車や自転車が増えたことで、法律も道路も大混乱。
なんとなく”歩道行けるらしいよ”が伝わった結果の先が現代に続くと。
色んな宗派がいる自転車界隈さいごに信じるのは
自分だけです。
適当に聞きかじった法律や、誰かの受け売り民間療法走行法
色んな意見が、どこでも手軽に見たり聞いたりできる時代です。
しかし、その責任や結果を背負うのは自分だけです。
「ダメだったじゃないか!!」といっても誰も聞いてくれません。
令和になり、よりハードになってくる自転車の走行、
最後に僕の基本的な考え方を書いておきます。
趣味の道路利用は、優先度最下級
道路を利用する人たちはいろんな人たちがいます。
日本を支える物流の方々。
経済を回す会社へ向かう人々。
学業のために学校へ向かう学生…
すべて僕より優先です。
彼らを邪魔してはいけません。
自転車は減速や停止、迂回などいろんな選択肢を持ちます。
走ることに固執すると、万が一が起きます。
止まってくれるだろう、右折車と目が合ったし。
それ、来ます。
自転車を乗るにあたり、まず「停止」を検討する。
「行けなかったら止まろう」
これで止まらないから毎日毎日事故が起きるんです。
まず止まることを念頭に入れて、ガンガン譲りましょう。
なぜなら趣味人の優先度は一番低いからです。
相手も趣味人だったら?
なら笑顔で譲りましょう。
みんなハッピーでしょ?
追記 昔見た情報ソース発掘してきました
ちょっと記憶違いもあったんですけど、
置いておきます
自転車の歩道通行の安全性等に関する文献調査
元田 良孝・宇佐美 誠史
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jscejipm/74/5/74_I_859/_pdf