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【副業検討】候補①:農業
サラリーマンの副業で農業を行うことを真剣に考えてみる。実現可能な条件を整理した上で、具体的に検討する。
実現可能な条件
何を、どこで作り、どこで売るのか、という要素に分けて整理する。
作る場所
土地もなければ金もないので、現実的な候補は2箇所で、それぞれ以下の条件となる。
①自宅のベランダ
・最大で、プランター15個くらい程度
・費用はなし。
②レンタルファーム
・24平方メートル
・年間46,200円
・耕運、個別指導、器具レンタル等のサポートあり。
なお、以下の条件の市民農園も利用できるが、営利目的での使用は禁止となっているため、一旦除外する。
③市民農園
・16平方メートル
・年間12,000円
・最長3年のレンタル
売る場所
現実的な候補は以下のとおり。
①自治体の朝市
・毎週土曜日の朝に開催。
・参加させてもらえるかは不明。
②近隣の道の駅
・野菜の直売所がある。
・出店条件は要確認。
③自宅マンションのエントランス。
・居住者向け
・管理会社の許可を得ることが課題。
④インターネット
・何か特殊なもので、送料をかけてでも手に入れたいものを作る必要がある。
⑤自力配送
・家から車で行ける範囲で注文をもらって、自家用車で配りに行く。(……現実的か…?)
作るもの
・本業や、家族の時間を保ちつつでも作れるものである。
・売れるものであること。
具体的な計画を考えてみる
自宅ベランダでミニトマト栽培
できるだけ具体的に概算。参考サイト
【コスト】
・プランター:1,000円×15=15,000円
・土、肥料等:概算15,000円
・苗:300円×15=4,500円
・販売時の梱包:なんとかなるでしょう。
・時間:10分/日×180日程度と予想。
計34,500円+1,800分
【レベニュー】
・収穫量:100個/株×15=1,500個
・販売価格:全部売れる前提で、損益分岐点は23円/個。
・リスク:例えば30%で見ると、33円/個(感覚的にはスーパーと変わらん)
【結論】
・簡単に利益は出ない。何年か続ける、収穫量を増やす努力をする、売り切る等の努力が必要。
・利益が出ても、労力には見合っていない可能性が高い。
レンタルファームでじゃがいも
【コスト】
・レンタルファーム(土、肥料、器具込):46,200円/年
・種芋:3,000円程度
・販売時の梱包:なんとかなるでしょう。
・時間:60分/週×16週=960分
計49,200円+960分
【レベニュー】
・収穫量:14個/㎡×24=336個
・販売量:全部売れる前提で、損益分岐点146円/個。この時点でスーパーより遥かに高い。
【結論】
無理。
まとめ
現実的に考えてみたつもりだが、副業として成り立つビジョンが見えない。「農地が降ってくる。」とか、「安定した販路がある。」みたいな奇跡が必要な印象。
農業は、今まで通り、趣味の一環で、子供の食育も兼ねてやっていくのが現実的と考える。