どの1枚をセレクトするのか(海辺の街のフォトギャラリー)

2019年3月11日撮影。　Rider:清野浩之プロ

1本のライディング画像からどのカットがベストかを選ぶ時、興味深いのは、撮り手と乗り手とでは異なるカットを選ぶことが多いと言うこと。僕はどちらかと言うと当て込んでいるカットを選ぶことが多いのだけれど、同じライディングの中から乗り手が選ぶ1枚は、ボトムターンであったりする事が多い。

そのあたりの明確な理由は不明なのだけれど、想像するに、乗り手は自分がイメージした通り、またはイメージに近いフォームのカットを選ぶ傾向にあるのではないかと言う事。つまり、僕が選んでいるカットは、乗り手からするとタイミングがイメージと違う、スプレーの量が思い描いていたのとは違うと言った具合に。

1枚のカットには様々な情報が含まれている。ライダーはもちろん、アウトに出ようとしている他のライダーさん、空、陽の光、手前の波、飛沫と。

連写で撮影しているので一見似たようなカットと思われがちだが1カット、1カットは別物ではある。そして最終的な選択の決め手は、美しい！と思えることかな。

撮り手と乗り手が文句なく、このカットが一番！！と一致するカットを日々目指しています。

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