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全肯定か是々非々か

推してるアイドルに、月に一回の有料ブログで
発信されたこととは…

それSnow Manにやらせて下さい(以下、それスノ)2023/12/8放送回による反響を受けて、宮舘涼太さんのブログ。
何も触れないのは流儀じゃない。ただでさえ「都合が悪くなると口をつぐむ」と言われているファン同士のいがみ合い。これは文章を読み込まないとSnow Manを箱推ししにくくなる。

肝心の番組作りについて。
完コピのルールは、
上級、中級、初級の中から一曲選定
3分間で所定の振りを覚える
完全に踊りきったら合格
というシンプルなもの。しっかり文字化して可視化されていたのに対して、ジャッジの目線は
完コピかダメコピかに加えて「全体を通して最も活躍した人にMVPを与える(意訳)」が入っている。
この時点で完コピ以外の要素が入ることを認識したのはごくわずかではなかったか。
文字化されているのは  
完コピorダメコピ&MVPであり、
ナレーションを聞いて2時間後まで覚えている人がいたかどうか。
案の定というかなんというか、「全体を通して活躍した人」という審査基準の比率を巡って番組スタッフ、審査員にも個人攻撃があった、というのがおおよその全体像だろう。

で、宮舘さんのブログを読み返す。一部過激化しているファンに向けての発信であればタイミングは月一回の逢瀬のブログでは遅すぎる。でも、言及せざるを得なかったのは、
·審査員への誹謗中傷
·自分の世界観を崩すような暴言は見たくない
·疑義の意見が多かったことは認識している
·冠番組は存続させたい
·次回のSP放送前の予防線
というのが想定できるところ。で、一部ファンが燃えている「批判は受け付けない」というメッセージだったのかどうか。
答えはNO。
色々な声をきいているのは「俺ら」
楽しんで欲しいのも「俺たち」
これはスタッフの代弁込みの発信で、もろもろ語って「みんなで作ろう」に掛かってる。

不特定がみるインスタではなく、有料ブログの発信だったのはオフィシャルからのステートメントにすることで「該当担」ではなく「ファン」に向けたもの、ではないかと推察する。

Snow Manは特定のメンバーに対して「忖度」「贔屓」が続いている、という見え方に対する批判が冠番組で可視化されたように映ったのは、ルールと期待される評価に食い違いが見られたことに他ならない。

初見でのポスト


時系列踏まえての感想ポスト

確かにダンスバトルで「完コピ選手権」と銘打ったのに最終ジャッジに対しての疑義は多かった。
選ばれたメンバーには気の毒だが、所々積み重ねて考えても個人攻撃の様相に発展していったのも事実。

と、ここまで書いて投稿しなかったのは、きっとやっていくうちに審査基準が固められていくのだろう、という気になってきたこと。
初級は完コピが基本、細かく見ている
上級は少しミスしても全体の雰囲気を壊さずキマっていたらOK
TAKAHIROポイントの導入
これが初手からできる制作なら、地上波展開で幾度もコアファンをこじらせてきたことなんてなかったことになるよね。
だから彼が言った、「みんなで作ろう」は、PDCAサイクルみたいなもの、と推察できると思うわけだ。

もっと推測すれば、その場でメンバーを選ぶというよりは予め決まっており、あの3分も復習タイムと思うくらい見る側が余裕があってもいい。これは、番組を見ていた家人からの発信。思い入れも思い込みもない、演者に対してもダンスに対してもフラットな茶の間目線。
この視点でいい具合に脱力できた。贔屓やら何やら、ファンにとっての変数ではない領域で不満を募らせて消耗することほどつまらないことはない。
(※ここで言いたいのは事前予習があったかどうかじゃない。誤解なきように。)

そうこうしている間に本家並みの優雅さで踊ってくれましたよ、宮舘さん。
マツケンサンバは関西ジュニアのお手つきだけど、何か特別なことをするわけでもなく、お手本通りに踊ってみせただけなのに本来のポテンシャルで真島茂樹先生を想起させて、TAKAHIROさんから「宮舘先生」と言わせてしまうエンタメ性と正確性。
やっぱり、受け手の期待を超えてくるのね宮舘さんって。

冠番組を持つということにこちらがナーバスになることなんかなくて、娯楽として楽しめばいい。
全肯定じゃなくて是々非々。
こちら側の「何を持って楽しい」と思うかどうかはこちらの定数、ファン同士が見えないものを作って表立っていがみ合うのは美しくない。







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