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Design Reflections: Mapping the Directions of 2023 / デザインの反映: 2023年の方向性を探る

Surface&Architectureのjournalでは、今回から複数回にわたり、2023年のデザイントレンドをグローバルな視点でリサーチしたデザインレポートを公開していきます!
初回である今回は、リサーチ方法や概要について紹介します。

Self Introduction

Hi! I am Merve from Turkey. I am a new member of S&A. Here I work on design research, logo and website design projects. My background is in industrial design, and I later took on a role as a research assistant. Then, seeking a broader perspective, I moved to Tokyo to study in the Science of Design department at Musashino Art University. There, instead of focusing on specialized fields, the curriculum emphasized a broad understanding of design, preparing us to adapt and contribute across diverse fields. I am now in an environment that values curiosity, which keeps me engaged and excited about design.

こんにちは!S&Aの新しいメンバー、トルコ出身のMerve(メルヴェ)です。S&Aでは、デザインリサーチ、ブランドロゴやウェブサイトのデザインをしています。インダストリアル・デザインのバックグラウンドを持っており、中東工科大学では助手としての経験もあります。その後、より広い視野を求めて東京に来ました。東京では、特定の分野に限らず、デザインの幅広い理解を深めることを求めて武蔵野美術大学の基礎デザイン学コース大学院で学びました。現在は、好奇心を大切にできる環境にいることで、デザインにより引き込まれ、楽しんでいます。それをこれからも続けていきたいです。

Approach

I adopted an exploratory and observational approach for this report, much like a pattern-finding exercise. My goal was to spot emerging patterns in the design community encouraging further questions and curiosity.

Method

Research was conducted in a categorized manner, with each design field being explored individually: Industrial Design, Animation & Motion Design, Typography & Graphic Design, Augmented Reality (AR) & Virtual Reality (VR), Inclusive & Accessible Design, Architecture, Illustration, Branding & Visual Identity, UI/UX Design, and AI & Design.

I looked into major events such as Milan Design Week, a global design fair, and conferences like Interaction 23 by IxDA, which focuses on interaction design challenges. Research programmes, like the Future Observatory Design Museum's initiative that investigates design's role in climate challenges, were also consulted. Platforms like It's Nice That, which highlights creative work from around the world, were helpful in the research.
Industry reports with critical viewpoints were also a significant part of the research. An example is the annual Tech Trends Report by Future Today Institute, which covers themes like climate change, AI, the metaverse, and more. Best practice guidelines, such as the IBM Accessibility Toolkit, which offers tools for inclusive design, and design kits like the 'Material You' by Google, a design system for creating expressive and personal user interfaces, were also reviewed.

Limitations

The design world is ever-evolving. This report provides a glimpse of 2023's design directions, but it's essential to recognize its limitations. The selection of design examples, while influenced by the ideas from other creatives, remains subjective. Though we attempted to include diverse sources, certain areas might be overlooked, particularly where internet access is limited. Nevertheless, as we explore the broad landscape of design, our goal is to achieve a more inclusive and comprehensive perspective.

アプローチ:
このレポートへのアプローチは、探索的で観察的であり、パターン認識練習のようなものでした。デザインコミュニティ内での新しいパターンを見つけ、さらに質問や好奇心を促すことが目的でした。

リサーチ方法:
検索方法としては、カテゴリーごとに行い、各デザイン分野を個別に検索しました。

検索したデザイン分野:
インダストリアルデザイン、アニメーション&モーションデザイン、タイポグラフィ&グラフィックデザイン、拡張現実(AR)&仮想現実(VR)、包括的&アクセス可能なデザイン、建築、イラスト、ブランディング&ビジュアルアイデンティティ、UI/UXデザイン、およびAI&デザイン。

そのほかにも主要なイベント、例えば世界的なデザインフェアであるMilan Design Weekを検討しました。またカンファレンス、例示するとインタラクションデザインの課題に焦点を当てるInteraction 23 by IxDAのようなものも参考にしました。そして研究プログラム、一例として気候変動問題におけるデザインの役割を研究するFuture Observatory Design Museumのイニシアチブような情報源も参考にしました。クリエーティブプラットフォームとして、グロバルな作品をハイライトするIt's Nice Thatのようなプラットフォームが貢献しました。業界レポート、気候変動、AI、メタバースなどのテーマを含むFuture Today Instituteのアニュアル・テック・トレンズ・レポートのようなレポートも重要な研究の一部でした。ベストプラクティスのガイドライン、IBM Accessibility Toolkitのようなガイドラインや、デザインキット、例えば表現的で個人的なユーザーインターフェースを作成するためのGoogleの’Material You’のようなデザインキットもレビューされました。

集めたデータから、各分野で共通のテーマが見つけられました。これらのテーマは、主要なトレンドとなりました。そして、これらのトレンドを複数の分野におよぶ、全体的なインサイトに総合しました。例として、各デザイン分野ごとにカテゴリー分けをしながら、UIデザインカテゴリーでスクロール駆動のアニメーションのトレンドが特定されました。情報を総合すると、このトレンドは「没入型ストーリーテリングのためのデザイン: メディアとしてのモーション」というインサイトの主要なトレンドの一つとして認識されました。

このレポートの作成は、岡村さんや、大橋さんのサポート得ながら共同作業で進められました。そのインサイトが分析に深みを与え、レポートの総合性を確保されていると思います。

リミテーション:
デザインの世界は絶えず変化しています。このレポートは2023年のデザインの方向性の一部を提供していますが、その制限を認識することが重要です。他のクリエータのアイディアに影響を受けながらも、デザインの例の選択は主観的です。さまざまな情報源を含めようとしたにもかかわらず、特にインターネットへのアクセスが制限されている場所では、一部のエリアが見逃される可能性があります。とはいえ、デザインの広い風景を探求する私たちの目標は、よりインクルーシブで総合的な視点を実現することになりますように。


In the next article, we will explore examples of each trend for the year 2023. In all its forms, design is constantly evolving to reflect the complex realities of a changing world. We believe that the examples we will share in upcoming articles are a testament of the power and potential of design as a catalyst for change, a platform for storytelling and a channel for expressing our collective humanity. Whether it's through sustainable design practices, explorations in AI, or fostering community engagement, design continues to inspire and challenge us.

次回からは、2023年度のデザイントレンドごとに事例を紹介していきます。デザインはそのあらゆる形態において、変化する世界の複雑な現実を反映し、絶えず進化しています。今後、このレポートで取り上げる事例は、変革の触媒として、物語を語るためのプラットフォームとして、そして私たちの集合的な人間性を表現するための導管として、デザインの力と可能性を証明だと思います。持続可能なデザインの実践であれ、AIの探求であれ、コミュニティへの関与の促進であれ、デザインは私たちにインスピレーションと挑戦を与え続けてくれてるでしょう!

それではお楽しみに!

※サムネイル画像で使用しているフォント:
Phase by Elias Hanzer


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