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映画「ファーストキス 1ST KISS 」2025年2月9日初回の感想

キネ旬ベスト・テン主演男優賞を無事に「夜明けのすべて」で受賞し、松村北斗は菅田将暉級のところに仲間入りしました。
おめでとうございます
こっから始まんだって感じだな〜 今週はとにかくキネ旬ベストテンがめでたすぎたなかでの、「ファーストキス 1ST KISS」公開となりました。

今から丸1年前に「夜明けのすべて」とSixTONESツアー「VVS」で松村北斗という演者に度肝を抜かれて出会えていて本当によかった。この映画の中でも「君は、誰?」と硯駈自身が発する台詞があるけども、まさにそう問い掛けたくなるようなグループでの表現と芝居での表現に振り幅があり大胆かつ繊細なことを松村さんはやっていると、昨年思い知った。本当に幸福な1年を過ごせたし、その経験を誇りに思える。でもまさに、あの日あの時あの場所で君に会えなかったら、私は本作にすらまだまだ出会っていなかったかもしれない。

からの、本作。よかったです。というかなんだか邦画っぽくなかった。2000年代くらいまでのアメリカの洒脱なヒューマンとラブコメに、現代の量子力学的な要素が混ぜ合わさっている感じもする。

松村北斗は、ここまでに自分が映画作品に出る時に周りに磨いてもらって自分自身で発見して積み上げてきた手数を惜しみなく発揮していると思ったし、松さんはやっぱり歌舞伎役者の家の人だなあ、ということ。こういうファンタジーものだと余計に思う。虚構が真実に見える説得力が凄いので。

しかし、「あなた、そりゃ彼はSixTONES松村北斗ですから、そりゃあまあ、これはできますよ当然!」みたいな気持ちで観ていたな(←お前、誰?笑)

あと、坂元裕二さんがこれまでの松村北斗をどう見てたかは知らないのですが、私は「大好き程度で結婚すんじゃねぇぞ!!!」と宣う松村のことを坂元さんは見てたんじゃないかなとか思ったりしました。笑

ていうか、え、松さんどうなってんの?
AI? 
いやほんとにAI松たか子だよね?
違うわ、、、本当に過去と今と未来が同時に存在してるからな、あれも松さんなんだ……(なに言ってんのかわからなくなる)

ラブジェネどころか、岩井俊二監督「四月物語」楡野卯月さんかと思う場面すらあった。

見終わってから暫くして、ああこれもう連ドラでくどくどとやってもらってよかったんですよ?と考えたりした。というのも、坂元裕二脚本のくどさがもっと全然あってよかった、もっと味わいたかった、なぜなら松村という人はもっとめっちゃ、もうええわってくらいにくどいのをやれるはずの人なので。

林道の中を何度も駆け巡る松さんを観続けていたからか、カルテット原理主義の自分が発動してしまって配信で一気見してしまいそうです。

そして、松たか子と松村北斗のタッグは、そのまま、舞台演劇作品で観てみたいとも切望してしまう。映像のなかでも本当に繊細な役の作り込みと芝居が光る一方、松村の身体能力の高さを演劇で見せないのはそれはそれで勿体無い。
そう遠くない未来で、必ずやよろしくお願いしますという気持ちでした。

あと、ファーストキスで松村北斗すごいなあと発見した方が他におすすめありますかと聞いてるのをSNSで幾つか見かけたけど、夜明けのすべてもキリエもノッキンオンロックトドアもカムカムもすずめの戸締りもなんでもですが、いちばん観てほしいのはSixTONESのライブDVDなのではないかと密かに思ったりしています。というか、「慣声の法則」と「VVS」は映画館上映したらいいし、いまのYOUNGOLDも千穐楽は映画館パブリックビューイングしてはどうですか(そこに稔さんも硯駈もいなくてみんな探してしまいますよ)

…というのが、初回観ての感想でした。とても信頼している主演ふたりの作品なので近々また観ます。(ちなみに「夜明けのすべて」は同じ映画を短期間に4回も映画館へ通い繰り返し観るという人生で初めてのことをしたのですが、果たしてこの作品はいかに。2024年が完全にSixTONES大感謝大喝采イヤーでそのことを全然ここに書けてないまま、2025になってしまってます。すみません。
むしろここから遡ってでも書いておかねばなあ)

#映画ファーストキス
#夜明けのすべて

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