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ーFGO界隈に蠢く「外圧」とは何かー その生態と動向
どうも、スラップスティックです。
我々オタクの三つの神器といえば、漫画、スマホ、パソコンですが、今回はそのうちのスマホゲーム、特にソシャゲにまつわる小話を一つしますので、ご笑覧ください。
・日本ソシャゲ業界の両雄、ウマ娘とFGO
令和のこの時代、もはやゲームの主力となりつつあるソーシャルゲーム。
その中で特に人気があるのが、サイゲームズ社のウマ娘 プリティダービーと、タイプムーン及びディライトワークス社のFate grand order(FGO)である。
いかにプレイヤーの時間と金を奪えるかを争っている両者ですが、最近ではFGO側がかなり分が悪いのではないかという論調が出てきています。
その理由は二つあり、一つは両者のセルランの差が大きくなってきている事。もう一つはツイッターなどのSNSにおけるFGOへの否定的意見の増加です。
セルランについては、Game-iさんのセルラン分析 https://game-i.daa.jp/
がよく引用されています。
あくまでも毎日のセールスランキングに基づく独自集計ですので単純比較はできませんが、毎月100億以上をたたき出すウマ娘に比べ、FGOは10億を切っており、かなり厳しい戦いを強いられているようです。
https://game-i.daa.jp/?%E3%82%A2%E3%83%97%E3%83%AA/Fate/Grand+Order
もう一つのSNSでの否定的意見の増加ですが、特に今年4月のサクラ革命のサービス終了前後から、運営のディライトワークス社への批判が目立つようになりました。
サクラ革命をめぐるいざこざは本筋から逸れるのでここでは述べませんが、その炎上に合わせてディライトワークス社の過去の言動や戦績(バンドやろうぜ! など)がやり玉に挙げられるようになっています。
そして、その流れを扇動し、火に油を注いでいるのが、今回論じる「外圧」と呼ばれる人たちです。
・外圧の起源
通常、外圧とは外部からの圧力、具体的には団体や国家に対して部外者や第三者から加えられる圧力を指します。
しかし、FGOの界隈においては少々意味が異なり、FGOやDW、型月などに批判的な勢力をさします。
2004年にfate stay nightが大ヒットして以来、fateシリーズは型月の看板となり、その人気は美少女ゲーム・ノベルゲームの枠を超えるものでした。
それゆえに、通称型月厨といわれる一部の厄介なファンがネットの掲示板などを荒らしまわり、型月アンチを大量に生む結果となりました。(この頃にfateを食わず嫌いになった古のオタクは現在でもそこそこいます。)
しかし、外圧は基本的にこの頃生まれたアンチではなく、fateのファンが最近になってfgoアンチと化した層が主流です。
元々fateがソシャゲ化すると発表された当初から、反発は少なからずありました。サービス初期の運営がメンテと不具合を続発させたことも、その傾向に拍車をかけました。
その後運営体制が一部変わったこともあって不具合は減少し、fgoは爆発的な人気を博すようになります。そして人気絶頂の2018年、事件は起きました。
ゲーム開発者の技術交流のための大規模イベント「CEDEC2018」でのディライトワークスのプレゼンにおいて、「今『FGO』を楽しんでいないユーザーのことは、捨てる。」といった内容のパワーポイントが流れ、炎上したのです。
以前にも「外圧の意見には屈しない」というプレゼンをしていた事で、
不満を持つユーザー=外圧=捨てる
という図式が完成してしまい、これ以降のSNS上ではfgoに批判的なユーザーは自ら外圧を名乗るようになりました。
・外圧の隆盛と今後
当初は小さな勢力だった外圧ですが、
・ディオスクロイ及びナポレオンのテキストの剽窃疑惑
・一向に改善されないゲームシステム
・アニメの炎上
などがあり、徐々に勢力を拡大させていきます。
最近ではFGOの強みだった知名度や人気にも陰りが見え始め、外圧とファンの数が入れ替わるのも時間の問題かと思われます。
中心メンバーが凍結されるなどの事件があっても、彼らは今後も活動を続けるでしょう。
第二部の藤丸がやっているように、やがてFGOに終焉をもたらすのかもしれません。