「はい論破!」実は言ったほうが負けてる件
子供の間で最近流行ってるワード
はい論破!
議論の末、相手から反論の材料をすべて奪い、言い返せない状況にするというもの
YouTubeの影響で子供達に人気なようです
例外なく、我が二男も影響されて、ことあるごとに
はい論破!はい論破!
ハイハイ、わかったよこっちの負けです
多分、うちの子は口が立たないから、学校では友達にやられてるんだろうな〜と察し、負けてあげます
ただ、その後
そんなこと言うと、会話が終わっちゃうよ
とだけは伝えています
そうなんです
どうもこの
はい論破!
早く会話を切り上げたいのか(子供は面白がって使ってるだけなのですが)、分が悪くなりそうだから早めにシャットしちゃおう感が否めません
孫子の兵法に
敵には必ず逃げ道を用意させよ
という言葉があります
完全包囲し、完膚なきまでたたくと、必ず死にものぐるいで反撃にあい、こちらも思わぬ痛手を受けるからです
それと同じで
はい論破!
と相手を完全に言いまかし、しかも人前で恥をかかせる行為には、必ず相手から根にもたれます
知らず知らずのうちに、周りに敵ばかり作ってしまうことになります
会話で一番大切なことは
相手の言い分も尊重しながら、こちらの意見も毅然と伝えること
そして、そこで折り合いをつけてまとめる
これが出来る人は、ほんと頭が良いと思うし、何よりも人に対して優しい
私もそうなりたいと思いつつ、二男にはこう言います
それじゃ、会話が続かなくなっちゃうよ、いろんな人の話を最後まで聞いてごらん
まあ、わかったのかわかってないのかわかりませんが、とりあえずうなづいてどこかへ行ってしまいます
人前で恥をかかせられた人は、いつまでも覚えているものです
一時、してやったりと、勝った気でいると、思わぬところで痛い目に合うかもしれません
勝ったつもりが、実は負けている
それが
はい論破!
子供は面白がって使っているだけのフレーズなんですけどね
例え、大人の世界で議論になってもあまり使いたくない言葉ですね
むしろ、論破されておきま〜す笑