VS Codeで「保存時にソースコードを自動フォーマット」する設定方法
インデントを揃えるために、Tab連打している民へ
インデントを揃えるために、Tabキーを連打していませんか?
私も連打していました。
そんなあなたに、VS Codeで「保存時にソースコードを自動フォーマット」する設定方法について解説していきます!
ぜひ楽しんでください。
Prettierって何?
Prettierは、コードのフォーマットを自動的に整えてくれるツールで、JavaScript、TypeScript、HTML、CSS、Markdownなど、多くの言語をサポートしています。
この記事では、以下の内容について解説します。
1. Prettierのインストール
① プロジェクトにインストール(推奨)
npm install --save-dev prettier
--save-devオプションを使うことで、開発環境にのみPrettierを導入できます。
② グローバルにインストール(オプション)
npm install -g prettier
グローバルインストールすると、どのプロジェクトでもPrettierコマンドを直接使用できます。ただし、プロジェクトごとに異なるバージョンを使用する可能性があるので、プロジェクトごとのインストールを推奨します。
2. Prettierの基本設定
Prettierは、デフォルトの設定で動作しますが、プロジェクトに応じて好みの設定を追加するのが一般的です。
設定ファイルの種類
Prettierの設定ファイルには、以下のような形式が使えます。
ファイル名 フォーマット .prettierrc JSON形式 .prettierrc.js JavaScript形式 prettier.config.js JavaScript形式 .prettierrc.yaml YAML形式
例:.prettierrc(JSON形式)
{
"printWidth": 80,
"tabWidth": 2,
"useTabs": false,
"semi": true,
"singleQuote": true,
"trailingComma": "es5",
"bracketSpacing": true
}
主なオプションの説明
オプション 説明 デフォルト printWidth 1行の文字数の制限 80 tabWidth タブの幅 2 useTabs インデントにタブを使用するか false semi 行末にセミコロンを付けるか true singleQuote シングルクォートを使用するか false trailingComma 末尾のカンマの扱い "es5" bracketSpacing オブジェクトの中括弧内のスペース true
3. VS Codeとの連携
① VS CodeにPrettier拡張機能をインストール
VS Codeの拡張機能マーケットプレイスで「Prettier - Code formatter」を検索してインストールします。
② Prettierをデフォルトのフォーマッターに設定
VS Codeの設定ファイル(settings.json)を編集
{
"editor.defaultFormatter": "esbenp.prettier-vscode",
"editor.formatOnSave": true
}
editor.defaultFormatter でPrettierをデフォルトフォーマッターに設定
editor.formatOnSave を true に設定すると、保存時に自動フォーマットされます。
4. 設定ファイルの作成
プロジェクトのルートディレクトリに、.prettierrcファイルを作成します。
touch .prettierrc
.prettierrc の例
{
"semi": false,
"singleQuote": true,
"printWidth": 100
}
5. プロジェクト全体に適用
① Prettierを手動で実行
npx prettier --write .
--write オプションをつけることで、プロジェクト内のすべてのファイルにフォーマットを適用します。
💡 補足:タケトロの一言
🍣「Prettierを使えば、コードがピシッと整うタケ!フォーマットを整えるのは、職人が寿司を美しく盛り付けるのと同じタケよ!」
これでPrettierの設定はバッチリです!😊