見出し画像

舞台「男と女」の楽曲の話し②

①に引き続きまして
舞台「男と女」にて
私が作った楽曲を
紹介させてください。

3曲目は
「Koppen」

内野くんのソロ曲です。

誰かが吹いた口笛
風に乗ってきた
いつもの場所に
約束を持ってくるの

あの子はいつも待ってる
小さな伝言
いつもの場所で
季節を数えているの

涙の雨に濡れた日も
怒りの太陽に焼かれた日も
まるで風のように
いつしか通り過ぎた

空に手が届く丘の上を
青い鳥が舞うその日まで
私達も一緒にいよう

あの星を見上げ手をつなごう
もう1人じゃないと伝えるよ
虹色に輝く君に

えー、この曲はですね。

確か多分恐らくメイビー
私が20歳頃に作った曲でして

詳細をよく覚えておりません。

ジーザス!!

作品の後半にエモい曲入れたいねー
とか言っていた時に、
私の持ち曲で一番のエモさのあるやつは
Koppenだったので
ダメ元でこんな曲あったと報告したら

採用されました。

しかも内野くんのソロ曲で。

学生時代に作った曲なんて
大抵がこっ恥ずかしい内容なので
ほとんどは封印状態ですが
この子だけはいつまでも
胸を張って出せる曲だったので
20歳の私に報告したら
きっと喜ぶんじゃないかと思います。

しかも健ちゃんという
すんごいシンガーに歌っていただけるなんて。
一生の思い出です。

元々は内野くんを想像して
作った内容ではない訳ですが、
結果内野くんが歌う曲として
ハマってなんだか不思議な気分。

そしてお次は
「Daydream」。
通称「エモソン」

またエモかよ。

本編の終わりの曲ですね。

逆光に照らされる
僕らの形は
あまりにも曖昧で
太陽に滲んでゆく

もう少しだけ一緒に
言葉を飲み込んで
やけに陽気な風と
この場所を去ろう
「永遠」と書かれたドアを
大きく開け放って
後悔はしない
僕は後悔などしない

誰も認めなくたって
愛し合った記憶は
誰にも奪う事はできない

命という真ん中から
溢れ出すこの熱を

こちらは
外山課長のキャラソンなイメージです。

ストーリーをご覧になった方は
なんとなく腑に落ちるかもしれません。

ちょっと分からないなぁ…
観てみたいなぁ…
というそこのあなた!!

まだ配信、やってるんじゃないかな!


さりげない告知もした所で。

最後はやはり。

「男と女」

染み出した暗闇が木の腕を染めて
私たちを夜に誘(いざな)う

朝まで溶け合う終わらない夜の街で
そんな野暮な言葉で誘わないで

飾らない肌の香りに頬を寄せながら
言葉なく語ろう 男と女を

命という「真ん中」から
溢れ出す この熱を
与え合って奪い合って
重ね合わせる
蠢く愛を確かめながら

誰もが羨んだり
いずれ名作になるような
ドラマチックな台本を
僕は描けない

だったらいっそのこと
永遠を語るよりも
今という時間の中で
君と溶け合いたい

人は僕らの関係を
何と呼ぶのだろう
なんてことはない ただの
男と女だ

命という「真ん中」から
溢れ出す この熱を
与え合って奪い合って
重ね合わせる
蠢く愛を確かめながら

光ばかり満ちるこの大都会で
暗闇を求めて 今 男と女は…

2人はもう 交わらない
心から願っても

命という「真ん中」から
溢れ出す この熱を
与え合って奪い合って
重ね合わせる
蠢く愛と
僅かな夢を
確かめながら

歌詞、全部載せてみました。

色んな所で話した事ですが、
2年ちょっと前の
1990ライブのために作った曲でして
まさかこの子を題材に
ミュージカルができるなんて
思いもしませんでした。

しかもまさか私がBLを書く人を演じるなんて。

誰が予想できるか!!

でも最高でした。
全て、死ぬまで忘れられない思い出です。

そんなこんなで、
自分が手がけた楽曲の紹介でした。

あとはBGM的なものを作ったり
編曲したり作詞だけしたりと
ちょこまかした作品もありますが
語りすぎは無粋なのでここまでです。

次回作も挑戦の連続になりそうなので
力を蓄えておこうと思います。

一緒に作品作りをする仲間も募集中です。
まずはオーディションを受けてみませんか?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?