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インドネシア富裕層Kidsの誕生日会

 インドネシアの魅力の一つといえばなんといってもその人口の多さです。
現在約2億8000万人いるインドネシア人は、2030年には3億人を突破し、2045年ごろまで伸び続けていくと言われています。

また、新しく生まれてくる子供の数である出生数はインドネシアは毎年500万人と非常に大きく、住んでいると、とにかく国中、町中に子供がたくさんいるという印象を受けます。
(日本の出生数:2024年は70万人をついに割りそうです。)

10年前のものではありますが、東南アジア諸国は子供関連の支出に積極的であるという面白い記事があります。

引用:『インドネシアをはじめ東南アジアの家庭は子供関連の支出に積極的だ。家計に占める子供にかける費用の割合「エンゼル係数」が高い。日本総研によると月収に対する子供支出(習い事や玩具、娯楽など)の比率は東京が約4%なのに対し、ジャカルタ、バンコク、シンガポールなど東南アジア主要都市は8~10%前後と2倍を超える。』

インドネシア人は、子供にお金を使っているという現実は、私の子供の同級生を見ていても感じます。

そこで今回は、インドネシア・スラバヤの富裕層が子供に対して使うお金の中でも上位にくるであろう「誕生日会」について、写真をメインに書いていきたいと思います。


誕生日会の様子

最近参加した息子の同級生や私の友人の子供の誕生日会を紹介していきます。
会場は、レストラン、イベントスペース、住宅地のクラブハウス、自宅などで行われることが多いです。
そして、その時々に誕生日を迎える子が好きなキャラクターやテーマを中心に飾り付けがされます。
親戚、同級生や学校の先生、親の友達などを呼び開催され、中華系のインドネシア人は、1歳か5歳の誕生日を特に盛大に祝う傾向があります。

わかりやすくするために、勝手にかかった費用を予測してランキングにして紹介します。

★☆☆☆☆:Cちゃんの5歳の誕生日

・会場:レストラン
・費用:推定30万円



★★☆☆☆:Vちゃんの2歳の誕生日

・会場:レストラン
・費用:推定50万円



★★★☆☆:Jくんの5歳の誕生日

・会場:住宅地のクラブハウス
・費用:推定80万円



★★★★☆:Kくんの5歳の誕生日

・会場:イベント専門会場
・費用:推定120万円



★★★★☆ : Aくんの4歳誕生日

・会場:ゴルフ場のイベントスペース
・費用:推定150万円

会場


★★★★☆:Aくん4歳+Gくん6歳の兄弟共同誕生日

・会場:5スターホテルのプールサイド
・費用:200万円



★★★★★:Kちゃんの5歳の誕生日

・会場:5スターホテルのBallroom
・費用:500万円

誕生日会を開催するポイント

費用

何をしたらそんなにお金がかかってくるのか、気になりますよね。

大体の誕生日会の費用の内訳としては、

・会場費用
・デコレーション
・MCやバブルショー
・ミニゲーム+それに伴う景品
・子供の遊びスペース+遊具など
・参加者の食事
・ベビーシッター用の食事
・ハンパース(参加のお礼品=引き出物のようなもの)
・カメラマン

など、あれも、これも、とオプションをつけていくと膨れ上がってきます。

また、自分で一つひとつ手配していくのが面倒ということであれば、EO(Event Organizer)と呼ばれるイベント業社に丸投げしてしまえば、手間も省けますが費用はその分、かさんできます。

MCやショー、EOにしても、グレードによって金額も変わってきます。

時間に余裕のある人や、要領のいい人は自分で全部手配してしまった方が安く済みそうですね。

参加率

毎月のように誰かの子供の誕生日会に参加していますが、そこで一つ、参加率に関する法則を見つけることができました。

それは、「誘われた誕生日会に参加していると、自分が主催する誕生日会の参加率は高くなる」ということです。

インビテーションをもらっても、「天気が悪いから」「いくのが面倒だから」と色々理由をつけて他の子の会に参加していないと、いざ自分の子供が誕生日会を開く際には、全然人が集まってくれないように思います。

逆に他の子の会への参加率が高い子が会を開催すると、驚くほど人が集まっています。

我が息子は誘われた誕生日会には100%出席しているので、息子の誕生日会には多くの人が来てくれました。


開催する側の立場も、参加する側の立場も両方理解していれば、時間通りに、伝えた人数で参加するということがお互いをハッピーにすると思います。

1歳の誕生日に1000万円かけた誕生日

最後に、番外編です。
私の友人で、1000万円を使って開催された1歳の誕生日会がこちらです。

・会場:住宅地のクラブハウス
・費用:1,000万円

展示会、いや、コンサートでした。


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