テイルズオブアライズ プレイ感想
初投稿で緊張してるスラです。
テイルズオブアライズを無事にトロコンまでやれたのでレビューしていこうと思います。
クリア時間・・・約50時間
トロコン時間・・・約80時間
ゆっくり進めてこれなので、早い人はもう少しクリア時間は早くなると思います。
テイルズシリーズはベルセリアとアライズの2種をトロコンまでプレイしたのですが、ベルセリアと比較して、
やり込みが減った反面、グラフィックやUIは大きく進化しており快適にプレイ出来た作品でした。
それぞれ、戦闘面、システム面、サウンド面の3点からレビューした後、総評をする形で行きます。
1、戦闘面
一言で表すなら、「スピード感と爽快感重視」のゲーム性でした。
対応したBAでダウンをとったり、コンボを繋げて敵をブレイクさせたりしてゲージを貯めて、
ド派手なBSでスタイリッシュに決める!という設計は見事なもの。
演出の尺やBS発動までの攻撃数なども程よく調整されており、雑魚戦は本当に面白かった。
操作キャラも6人と豊富で戦い方も全く違うため、
プレイしていて、飽きは来なかったです。
だだし、ボス戦はじめ、一部の強敵では戦闘の仕様がかなり変わります。まとめると、
「BAによるダウンは入るが、ブレイクには完全耐性を持つ」
「ボス戦のBSは、体力半分と体力0の2回のタイミング」
(※大半のボスは体力0のときだけ)
このため、雑魚戦とはまったく違う戦い方を要求されます。
この要素、ボス戦だけならまだ戦闘にメリハリがついて評価できるポイントだったのですが、
問題なのはRPGによくある
「序盤のボスが終盤ザコ敵として登場」
という場合。
アライズでも発生する現象なのですが、
なんとこいつらも、ボス戦の仕様を
引き継いでいるんです。
そのため、ラストダンジョンなんかだと、
「ザコ敵+ボス級」や「ボス級2体」
と戦うこともしばしば。
雑魚戦のいい所である爽快感やスピード感がこのせいで無くなってしまい、中だるみする戦闘になってしまったのは気になった点でした。
加えて、回復面はかなり大変です。
脳死で戦っていると、すぐにCPが尽きてしまい、回復アイテムを使うことになります。
回復アイテムの入手手段は、
「マップで拾う」「ショップで買う」の2つ。
詳しくはシステム面で書きますが、アイテムはかなり高額なので、なるべくマップ探索はしっかり行うと戦闘はラクになると思います。
軽くまとめてみます。
良かった点
・ド派手で爽快感のあるブーストストライク
・操作キャラが多く飽きにくい作り。
イマイチな点
・ボス戦の仕様が一部ザコにも適用されてる
・回復アイテムが高額
2、システム面
システム面というと少し分かりにくいですが、要は戦闘、BGMを除くゲームとしての評価になります。なのでここは分割して紹介。
Ⅰ.グラフィック、UI面
総じて、個人的には十分な出来になっていると思います。
コードヴェインやスカーレットネクサスなど、最近のバンナムさんのゲームのグラはどんどん進化していますね。UIも分かりにくい、見にくいといったことは特になく、不満点は無かったです。
Ⅱ.プレイの快適度
経験値の稼ぎやすさやアイテムの集めやすさ、クエストの条件などです。
個人的には金銭面以外はかなり快適な作りになっていると思います。
上げやすい連戦ボーナス、マップ採取で十分集まる素材、単純で分かりやすいクエストなど、
なるべく不快な部分が削られており、サクサクプレイ出来ました。特にクエストについては、
「○○が欲しい」「○○を倒して欲しい」
↓ ↓
「それなら持ってる」「それなら倒した」
の様に達成条件さえ満たしていれば話しかけるだけでクエスト受注からクリアまでスムーズに進む流れは非常に高評価。他のゲームにも欲しくなる良仕様だと思います。
しかし、金銭面だけは少しシビア。
今作から戦闘でお金を入手することが出来なくなってしまったことにより、アライズでお金を入手する方法は、
・換金アイテムを売る
・クエストをクリアする
・闘技場で「金庫」系を周回する
の3つがメイン。この内、闘技場はストーリー中盤以降で訪れることになるので、序盤は上の2つで頑張ることになります。
ただ、シビアとは言いましたが、ストーリークリア前はクエストがそれなりの資金源になるほか、敵として登場する「レナ兵」がいい値段になる換金アイテムをドロップするので、
しっかり探索したり、クエストをやる人の場合、無駄遣いしなければ素寒貧になることはないかと思います。
大変なのはストーリークリア後。クリア後はレナ兵と戦えなくなってしまい、有用な換金アイテムを落とす敵がいなくなる他、クエストも無くなっていくので金策は闘技場の金庫クエ周回が主になります。
しかし、このクエストはリアルタイムで1時間に1回という制限があり、その割に得られるお金の量も少ないです。
クリア後はレベル上げのために強敵と戦ったり、最強装備を作ったりするので装備の費用にも回復アイテムの調達にも何かとお金がかかります。
最悪、DLCにゲーム内通貨があるのでリアルマネーを使ってラクをするという手もありますが、
どうせなら、クリア後用の金策も用意してほしかったところ。
Ⅲ.ミニゲーム、その他やり込み要素
他のRPGと比べると十分な量だと思いますが、
前作「テイルズオブベルセリア」が豊富なミニゲームや、やり込み要素が多かった分、少し少なく感じました。
今まで2周目のやり込み要素であったレベル上げ
やスキルの熟練度上げなどが軒並み1周目で出来るようになったことで、ベルセリアが
「1周目でストーリーを楽しみ、2周目からゲームをやり込んでいく作品」
だったのが、アライズだと
「1周目内で満足に遊びきれる作品」
になった気がします。
どちらが良いかは人によると思いますが、個人的にはアライズのシステムのほうが好みなので、
前作より遊びやすくなったなぁと感じました。
ミニゲームについてはベルセリアの全11種類に対し、アライズは「釣り」のみと、ゲームの種類に関しては、前作からだいぶ減らされています。
しかし、そのクオリティはかなり高く、簡単過ぎず、難し過ぎずと絶妙なバランスになっており、
ハマる人はとことんハマるのではないでしょうか。
ちょっと長くなったので、システム面のレビューを軽くまとめてみます。
良い点
・美麗なグラフィック
・サクサクできるクエスト
・質のいいミニゲームである「釣り」
イマイチな点
・お金が稼ぎにくい
・やり込み要素は少なめ
3、サウンド面
OPテーマである、感覚ピエロさんの「HIBANA」をはじめ、良質だったと思います。
ゲームのBGMって
「曲単体で聞いても盛り上がる主役としての曲」
と
「ゲームや風景をひきたてる脇役となる曲」
の2種類があると思うのですが、
アライズのBGMは後者の方が多かった印象。
壮大なステージや街の雰囲気などが、BGMがしっかり引き立てていました。
総評
爽快感溢れる戦闘にサクサクプレイできるクエストなど、快適さに特化したゲーム設計になっていて、非常に面白かったです。
金銭面や一部敵の硬さなど、気になる点はありますが、総合評価としては買って損しない作品だと思います。
RPG好きな方はぜひ遊んでみてください!