見出し画像

第3回「開封大好きパイオニア杯」  デッキリスト兼戦歴

●はじめに

 つい先日、第3回開封大好きパイオニアグランプリに参加してきました。
 結果から言うと、53人中10位というなかなかな結果で終えることが出来ました。トップ8に残ればシングルエリミネーションに進めたのですが、そこは惜しかったですね。
 今回は、その大会を軽く振り返っていこうと思います。

●デッキリスト

  まず、今回使用したのはよくあるラクドスミッドレンジ/BR Midrangeです。モダンでよく使っているジャンドと非常に似ているため、結構お気に入りのデッキです。

メインボード(60)
・4 思考囲い/Thoughtseize
・4 致命的な一押し/Fatal Push
・1 血の長の渇き/Bloodchief's Thirst
・4 税血の収穫者/Bloodtithe Harvester
・1 死の飢えのタイタン、クロクサ/Kroxa, Titan of Death's Hunger
・3 戦慄掘り/Dreadbore
・1 溶岩コイル/Lava Coil
・1 木端+微塵/Cut+Ribbon
・1 未認可霊柩車/Unlicensed Hearse
・4 砕骨の巨人/Bonecrusher Giant
・4 墓所の侵入者/Graveyard Trespasser
・4 鏡割りの寓話/Fable of the Mirror-Breaker/キキジキの鏡像/Reflection of Kiki-Jiki
・2 反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance
・2 ゲトの裏切り者、カリタス/Kalitas, Traitor of Ghet

・4 血の墓所/Blood Crypt
・4 憑依された峰/Haunted Ridge
・4 荒廃踏みの小道/Blightstep Pathway/灼熱踏みの小道/Searstep Pathway
・2 バグベアの居住地/Den of the Bugbear
・2 目玉の暴君の住処/Hive of the Eye Tyrant
・1 ロークスワイン城/Castle Locthwain
・1 反逆のるつぼ、霜剣山/Sokenzan, Crucible of Defiance
・1 見捨てられたぬかるみ、竹沼/Takenuma, Abandoned Mire
・1 ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth
・2 山/Mountain
・2 沼/Swamp

サイドボード(15)
・2 引き裂く流弾/Rending Volley
・2 強迫/Duress
・2 壮大な破滅/Epic Downfall
・1 溶岩コイル/Lava Coil
・2 減衰球/Damping Sphere
・1 削剥/Abrade
・2 真っ白/Go Blank
・2 生命散らしのゾンビ/Lifebane Zombie
・1 絶望招来/Invoke Despair

 思考囲いで対戦相手のゲームプランを崩しつつ、致命的な一押しや戦慄掘りなどの優秀な除去で盤面を切り開いて、墓地の侵入者やカリタス、チャンドラなどで相手を制圧するといったようなデッキです。
 直前の調整までは、《不笑のソリン》や《コラガンの命令》を入れていましたが、結局それらは抜いてしまいました。結果的にはそれらが必要なマッチアップはあまりなかったので、間違ってなかったかなと思っています。

●マッチアップ

(先手後手など細かいところはおぼろげです)

・1戦目

 白黒吸血鬼 ☓○○
 初手思考囲いを撃たれ、《変わり谷》や《傲慢な血王、ソリン》などのカードから吸血鬼とすぐにわかったのですが、白黒両面土地の《陽光昇りの小道》など不穏なカードが見えてから現れたるは《魅せられた花婿、エドガー/Edgar, Charmed Groom》。溶岩コイルを引けず、ソリンとの合わせ技で盤面が完成し無事死亡。
 2戦目以降は相手の盤面にクリーチャーを残させないように立ち回り、2戦目はその戦略で勝利。3戦目は《ヴィズコーパの血男爵/Blood Baron of Vizkopa》が出てきて焦るも、この時は溶岩コイルを持っていたため事なきを得ました。あとはそのまま押し切って勝ち。

サイドボード
 OUT
 ・4 思考囲い/Thoughtseize 
 IN
 ・2 壮大な破滅/Epic Downfall
 ・1 溶岩コイル/Lava Coil
 ・1 削剥/Abrade

・2戦目

 ジャンドミッドレンジ ○○
 赤緑のスロウランド《落石の谷間》タップインからの沼を置いたことで、ジャンドは確定。パイオニアのジャンドと言えば《フェイに呪われた王、コルヴォルド/Korvold, Fae-Cursed King》と思っているので、それを警戒しましたが、サクリギミックがあまりにも見られないことからサクリファイス型でないジャンドと判断。サイド後は3ターン目に生命散らしのゾンビで手札をのぞいてみると、緑を入れている理由であろう《殺戮の暴君/Carnage Tyrant》が。フィニッシャーを抜けたのが非常に大きく、その後もゲームを有利に進めてサイド後も勝利。
 どうやら《長老ガーガロス》も入っていたようで、出てきてたらちょっと危なかったかもしれません。

サイドボード
 OUT
 ・4 思考囲い/Thoughtseize
 IN
 ・2 壮大な破滅/Epic Downfall
 ・2 生命散らしのゾンビ/Lifebane Zombie

・3戦目

 緑白人間 ☓☓
 部族土地からの展開、人間で確定ですね。ですが、除去多めのこちらに分があるはずなのですが、《集合した中隊》や《救出専門家》により継戦能力がかなり高くなったこのデッキは想像以上に厳しいものでした。
 結果として、《異端の癒し手、リリアナ/Liliana, Heretical Healer》と《英雄たちの送り火》により、《サリアの副官》や救出専門家が何度も戦場に帰ってくる地獄のような盤面を返すことができず2連敗で終了。サイドボードに全体除去が入っていないのもかなり苦しかったですね……。

サイドボード
 OUT
 ・4 思考囲い/Thoughtseize
 ・2 鏡割りの寓話/Fable of the Mirror-Breaker/キキジキの鏡像/Reflection of Kiki-Jiki
 IN
 ・1 溶岩コイル/Lava Coil
 ・1 削剥/Abrade
 ・2 生命散らしのゾンビ/Lifebane Zombie
 ・2 引き裂く流弾/Rending Volley

・4戦目 

 赤単 ○☓○
 1ターン目から《熊野と渇苛斬の対峙/Kumano Faces Kakkazan》が着地。赤単アグロの理想の初動です。こちらは次に飛び出してくるであろうクリーチャーへの除去構えをしていたところ、2章でクリーチャーが出ないとのこと。その後は砕骨の巨人と《舞台照らし》によりデッキを掘り進めますが、こちらにクリティカルなカードがあまり出てこなかったため、なんとか墓地の侵入者のドレインなどで勝利。
 2戦目は、火力をガンガン投げられあっという間にライフが無くなりこちらの敗北。3戦目は手札から飛んでくる《熱烈の神ハゾレト/Hazoret the Fervent》を壮大な破滅で返したりしつつ、ライフがかなりギリギリになるもなんとかねじ込んで勝ち。

 サイドボード
 OUT
 ・4 思考囲い/Thoughtseize
 ・1 未認可霊柩車/Unlicensed Hearse
 IN
 ・1 溶岩コイル/Lava Coil
 ・1 削剥/Abrade
 ・1 強迫/Duress
 ・2 壮大な破滅/Epic Downfall

・5戦目

 赤単創案の火 ☓☓
 1ターン目にこちらの思考囲いで覗くと、《創案の火》や《炎の騎兵》などが見え、苦手そうなデッキと思いつつ創案の火をディスカード。しかし、その後に自引きされ《家の焼き払い/Burn Down the House》を撃たれます。そして並ぶ1/1のデビル3体……めっちゃめんどいです。炎の騎兵と一緒に並んだらと思うと、ぞっとします。まあ、創案置かれちゃうとどうしてもテンポ面で巻き返すのが難しいので、メイン戦はそのまま落とす結果に。
 2戦目は最大の過ちなのですが、相手が赤単色だからといえ思考囲いを抜いて、真っ白もサイドインしていなかった(強迫は入れた)ため、1戦目同様むちゃくちゃな盤面になって負け。(フィニッシュは家の焼き払いx2でした)

 サイドボード
 OUT
 ・4 思考囲い/Thoughtseize
 IN
 ・1 絶望招来/Invoke Despair
 ・1 削剥/Abrade
 ・2 強迫/Duress

・6戦目

 赤黒ゾンビ ☓○○
 1戦目は、こちらが事故って死亡。2戦目はお相手が事故って勝ち。なので、3戦目までのスピードは全卓でもトップクラスだったと思います。(不名誉)
 3戦目は、お相手の出すクリーチャーをすべて打ち返すくらいの勢いの除去ハンドキープしましたがこれが正解でした。そのまま押し切りました。

 サイドボード
 OUT
 ・4 思考囲い/Thoughtseize
 IN
 ・1 溶岩コイル/Lava Coil
 ・1 削剥/Abrade
 ・2 真っ白/Go Blank

こいつ、いつも思考囲い抜いてるな……?

●結び

 多種多様なデッキとやれて本当に楽しかったです。ガッチガチの大会という感じではなく、パイオニアでちょっと遊んでみたい、くらいの気持ちの方が多いように見受けられて、雰囲気もとても良かったです。
 次回があれば、また参加したいなと思っています。
 それでは。

いいなと思ったら応援しよう!