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いつの間にか旧車のオーナーになってしまった。
今、僕は、20年前買った、当時5年落ちの中古車に乗っています。
車としては25歳です。
買った当時は、一世代前のモデルでしたので、よく見かけました。
でも、最近はほとんど見かけません。
気に入った道具を長く使う
車は移動するための道具です。
それを趣味にしている人がいます。
僕もその一人です。
車が趣味と言っても、いろんな種類があります。
・コレクター
・サーキット
・峠
・チューニング
・カスタム
・レストア
・ドライブ
・鑑賞
などなど…
趣味としては数え切れないくらい種類があると思います。
僕は、運転自体が好きです。
運転して楽しい車が好きです。
自分が運転するので、自分好みのデザインやスペックのものを選びたいです。
ところが、予算に限りがあるので、妥協は必要です。
僕は、気に入ったものは長く使う性格です。
財布も30年使ってますし、革靴も修理しながら古いものは20年以上履いています。
自分で直すこともありますし、プロに任せることもあります。
道具は長い間使っていると愛着が沸いてきます。
特に車は、自分が操作しますし、行動を共にしているので、使えば使うほど愛着が湧きます。
共にする時間が長くなればなるほど愛着が深まります。
車の場合、自分ではただ単に使い続けてきただけですが、
いつの間にか旧車になってしまいます。
旧車の良いところ
古い=ボロ、というわけではありません。
古いものでも手入れをすればボロにはなりません。
車の場合、古ければ古いほどきれいに乗ってる人が多いと思います。
逆にちゃんと手入れ(メンテナンス)をしないと使えなくなってしまいます。
そうすると、同じ車種を見かけると親近感が沸いてきます。
現在はSNSで地域に関係なく、同じ車種に乗っている人たちと繋がりが持てるのはありがたいです。
新しい車と違って、ありがちな故障箇所の修理方法もネットで検索すると出てきます。
ネットがない時代に比べて旧車の維持もしやすくなったと思います。
自動車税
旧車オーナーに取って納得が行かないのが自動車税です。
初回登録されてから13年以上経つ車は、15%上乗せになります。
燃費が悪かったり、環境上不利なのはなんとなくわかります。
でも、CO2排出量は、燃料消費量に比例するので、燃料を使った人に課税すればよいのです。
極端な話、車を所有しているだけで、使わなければCO2は一切排出しません。
ちょっと政治的になりますが、車は数年ごとに乗り換えたほうが、経済的効果は大きいでしょう。
1台の車をちまちま修理しながら乗り続けられては、メーカーは大きいな利益を得ることができません。
メーカーも旧車を意識してきた
でも最近、旧車の部品の復刻パーツを出し始めたメーカーが増えてきました。
よく聞くのが80年代〜90年代にかけて人気のあった車種のパーツです。
これは嬉しいことです。
メーカーによっては、エンジンブロックを数量限定で売っていることろもあります。
値段は高いですが、数十年前の車のエンジンが、新品パーツで手に入れられるのことを考えると納得できる値段です。
内燃機関エンジンの将来
2030年代には、ガソリン車販売禁止という話もでています。
使用禁止ではないですが、そのような時代にはガソリン車はかなり肩身が狭くなると思います。
僕はまだ電気自動車に乗ったことがないので、その楽しさを知りません。
内燃機関でも電気でも同じ車ですので、電気になっても運転して楽しめる車であってほしいです。
自動運転が主流になる時代になると、「車を運転することが趣味」というと、今でいう「乗馬が趣味」と同じレベルになっているのかもしれません。