年をとるって、、、①
朝、バス停で同じように待っているお爺さんの後ろに立ち、ふと、
これまで「あ、おじいさんだ!」とか「元気なおばあちゃんだなぁ」と軽く、年齢のいっている方をそう頭の中で呼んでいたけど、私もはたからみたら、そう呼ばれる年齢に突入したのではないか、
と気づいた。
当たり前のことなのだが、妙に感じていってしまった。
それをすんなり受け止めるのか、否定するのか。
否定したら、痛いおばあさんになるのかしら。
そのお爺さんは、バスが近づいても微動だにせず、ドアが開き切るまで、まだその場を動かず、
え?乗らないの?
どうしよう、私乗っていいかしら?
とオタオタしていると
やっと、おもむろにバスのドアに近づき、ゆっくり足を上げた。
重そうだった。
その様子を見て、今朝一番に89歳になる母親がよこした、
「腰が痛いし、顔には薬疹が出るし、最悪だ」
のLINEの文字が頭をよぎる。
ああ、母親もバスに乗る時、苦労していたな、
そして私もそうなるのかなぁ。
バスに乗り込むと、8割は高齢者だった。
それは、そうだ。
時間帯を考えれば、、、
しかしその後、電車に乗っても、何処に行っても、多い気がする。
私が気にしているからかな
目は、ついつい元気な高齢者を探してしまう。
理想の高齢者を。
どんな年のとり方がいいかしら、と。
決して、年をとることをマイナスにしたくない。
出来なくなったことを数えたくない。
面白がろう。
へー、こんな風に変化していくのね、へぇ、面白い!とか言ってみようか?
うーむ、ちょっと無理している感じ?
***
そんなこんなで頭をいっぱいにしながら、大学に行き、38人の女子大生にいつものように演劇の授業を始めた。
3人のグループを作り、今日の課題、工藤直子の詩「あいたくて」を発表してもらう。
そこで、またハタと気づいたことがありました、、
と、この続きは明日にします。
もう、目が開いてられなくなりました。
ごめんなさい
また明日!