映画「片桐はいりの4倍速」を観て思い出したこと。

ご飯時にTVか映画を観ることにしている。

そのまま最後まで観ることもあるし、
細切れに観ることも。

今夜は、たまたまタイトルの「片桐はいりの4倍速」を観た。

、、、笑った。

こういうの好き。

2009年というから、
もう15年も前になる。

仲野太賀君が若かった


いやいや、そんなことよりも

観終わってから思い出したのだ。

学生時代に狂ったように
芝居を観まくっていた頃のこと。

文学座のアトリエ公演の別役の芝居

唐十郎の赤テント

佐藤信の黒テント

渡辺えりの劇団300

寺山修司の天井桟敷

まだまだ他にもたくさんの劇団の芝居、
アングラ芝居全盛期の頃の話だ。

生田萬と銀粉蝶の劇団
「ブリキの自発団」に
片桐はいりがいた。

もうもう
死ぬまで忘れられない
いや死んでもわすれないかも

強烈だった

大大大好きだった!

例によって新宿の狭い空間でぎゅうぎゅう満員の中

熱い芝居でギンギラの衣装をギンギラに照らし、
舞台も客席も熱気ムンムンの最骨頂に

ひときわ大きい彼女が
普通の服装で急に舞台袖から出て来て

舞台中心に正座し、
持っていたボールから
豆腐を取り出して
客席に向かって

低音で、力むような
強い口調で


「やっこです!!」


と、ひとこと。

芝居の内容とは全く関係なく、そう一言叫ぶと
また舞台袖に退場

もう客は全員のけぞって大笑い

今までの芝居が全部飛ぶ

何のお話でしたっけ、に。

不条理演劇が流行っていたので所謂異化作用と言うものだったと思うが、
その登場も、その声、その言い回しも

何十年経っても
耳に残り消えない。

なんてすごい人なんだと憧れてしまった。

いつでも、そっくり
真似できるので
聴きたい方はおっしゃってください。

喜んでやらさせていただきます。^ ^


死ぬまで忘れられない朗読、、、、


めざさないとなぁ


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