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辻愛沙子さんと話したいと思い、色々な手段を使い話せる所まで至った話。【サードドア】

あいさつ


こんにちは!映像作家の大野樹です。普段は映像ディレクターやYouTube制作など幅広く行なっております。

今回は最近クリエイティブディレクターの辻愛沙子さんとアイデアソン(ビジコンみたいなイベント)でお話する機会があり、その時にサードドア 的(戦略を立ててお話できた)な行動で辻さんとお話する事ができたので、お話できればと思い記事にしてみました。

また、今回もゆるーいメモ書き程度の記事になりますので、ラフな気持ちで見て頂けると嬉しいです。

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それではどうぞ!

サードドア

そもそも皆さんサードドアをご存知でしょうか?

わからない方のためにサードドアを説明します。
サードドアとは、アレックス・バナヤンさんというシリコンバレーの最年少の投資家が出版した書籍なのですが、、、

18歳の大学生が、ビル・ゲイツ、レディー・ガガ、スピルバーグにインタビューしまくる実話です。本の紹介を引用しちゃうと

人生、ビジネス、成功。

どれもナイトクラブみたいなものだ。

つねに3つの入り口が用意されている。

ファーストドア:正面入り口だ。長い行列が弧を描いて続き、入れるかどうか気をもみながら、99%の人がそこに並ぶ。

セカンドドア:VIP専用入り口だ。億万長者、セレブ、名家に生まれた人だけが利用できる。

それから、いつだってそこにあるのに、誰も教えてくれないドアがある。

サードドアだ。

行列から飛び出し、裏道を駆け抜け、何百回もノックして窓を乗り越え、キッチンをこっそり通り抜けたその先に─

必ずある。

です。
で、抜け道っていうと、なんかズルしたりするみたいなのですが、そんなことはないわけです。

どちらかというと「お金もコネもない人が、成功させるために、他と違う方法を取らないといけないよね」という話です。

実際僕もこの本を読む前はあまり考えないで、とりあえず少し話せればいいかなー感じで生きてきたのですが、段々と目標が見えてくるとどうしても話したい人に簡単に会える訳じゃないので、戦略的にサードドアを見つけるようになってきた訳です。

では、どういう風に戦略を立てたのか、次の章ではアイデアソンの話をしたいと思います。

DRIVE MYSELF PROJECT 出場

そもそも今回参加したアイデアソンとは何か?
ネットで調べてみると・・・

「アイデアソン」とは、アイデアとマラソンをかけ合わせた造語で新たなアイデアの創出を目的とした短期間で実施するプログラムです。
プログラムは多様な参加者が、設定された目的やテーマについて短期間でアイデアを出し合い、アイデアの優先順位の協議の実施をして、具現化を見据えた採択を目指します。

Crewwe参照

こんな感じです!
で、今回は日産が主催するアイデアソンに参加しました。
Z世代で活躍するクリエイターや起業家を集めて総勢20名以上のメンバーで、今後の移動の在り方を考えるようなイベントでした。

僕もこのイベントに興味があり、応募した所、選出して貰えたのでラッキーでした!

辻愛沙子さんと話したい!

そんなこんなもあり、このイベントのゲストスピーカーが辻愛沙子さんだった訳です。

辻愛沙子さんの事を簡単に説明すると…

1995年生まれ。慶應義塾大学在学中に エードット(カラス)に入社。2019年には、「arca(アルカ)」を立ち上げ、CEOに。日本テレビ「news zero」の水曜日パートナーとして出演し、若い世代のオピニオンリーダー的存在に。「社会課題をクリエイティブで解決する」を掲げ、広告などのさまざまなクリエイティブやプロジェクトを通し、ジェンダーや女性のエンパワメントをテーマに活動を展開している。

参照:Twitter

という、かなりスゴスゴの方です。笑
僕が大学生の時にはnew zeroでパーソナリティしてましたからね。(辻さんが当時23歳ぐらいで笑)

また、僕が辻さんとお話したいと思った理由は、辻さんも僕と同じ発達障害を公言しており、社会人の時に辻さんの記事を見て励まされた経験があるからです。

⬇︎この記事

社会人1年目の時、僕は携帯販売をしていたのですが、みんなができる事がなんでこんなにも自分はできないのかと苦しんでいる時期がありました。原因は、ADHDの注意欠陥やワーキングメモリーが狭く一気にモノを覚える事がでない事から出る症状だったのですが、辻さんもみんなと比べてしまったり、同じ行動ができないという症状に悩まされたと記事で読んでいて、当時「こんな活躍している人でも同じような経験で悩んだんだ」と勇気を貰ったとは違うかもしれませんが、励まされた事がありました。(笑)

この記事の中に書いてあったのが、、、

ADHDをカミングアウトした時にも、同じ悩みを抱えている方から「私はどうやって生きていけば楽になれるのでしょう」というような相談や質問を頂きました。

選挙も生き方も、私のなかで現時点での解のようなものは、迷いながら見つけて行動しています。でも、私の解はあくまで私にとっての答えであって、あらゆる人に共通する普遍の正解が存在するわけではない。人それぞれ大事にしている価値観も、感じている生きづらさも当然違うからです。

「普遍の正解」のようなものが社会のどこかにあると信じてしまう状態は、特に発達障害などの凸凹がある人たちにとっては生きづらい社会かもしれません。

先ほどお話ししたように、私が発達障害のこともオープンに話しているのは、10代の頃の私がこういう大人の存在を知っていたら、何か救いになっていただろうなと思っているからです

この文章を読んで、僕も公表して活動したいという気持ちになりました。
ADHDの人は人よりも凹凸が激しいぶん、自分一人がなんでこんなにもできないの?ってなる人種でもあります。だからこそ、僕みたいなポンコツもいるよと支えられる存在になりたいと思い、1年ぐらい公表して活動してきました。

サードドア的な動き

前置きが長くなりましたが、ここからがサードドアの話です。

まず、このイベントは10時間行われるのですが、辻さんと話せるタイミングは質疑応答と最後の懇親会のみ。それ以外のタイミングは別室にいるので話せません。

また、2週間前に運営スタッフに聞くと、そもそも懇親会は、辻さんは忙しいのですぐ帰ってしまうとの事でした。

なので、この少ないチャンスでどうやって話しかけるかがチャンスの糸口だと思い、アイデアソンが始まる前に考えてました。

前提条件
・辻さんと話せるタイミングは質疑応答と最後の懇親会のみ。

・懇親会のタイミングでは辻さんは忙しいのですぐ帰ってしまう(この情報は他のメンバーは知らない)

なので、ほぼ話しかけれない状態でした。その為、見つけてもらえる為に4つの工夫をしました。

1つ目がこのイベントの為の映像を作りました。
企画スタッフに作りたい!とお願いし、どうしてもこのイベントを盛り上げたい事を伝えると、許可貰えたので2本ある程度クオリティの高いものを納品しました。(3日で作ったので限界がありましたが笑)

それをイベントで流せば、自ずと運営スタッフも辻さんに僕の事を紹介したくなるようになるだろうと事前に仕組み作りをしました。(結果としてはこれは辻さんがいない時に流したので気づかれませんでしたが😅)

2つ目が、当日にInstagramのストーリーでネームタグを付けてアピールすることでした。なぜこのイベントに参加したのかを、ADHDの過去と今の努力を元に書いてみました。結果としては、この作戦は大成功し、いいねを貰い気づいて貰えました。これで「今日のイベントでこんな子もいるんだ」と思わせられたと思うので、印象には残せたと思います。しかし、覚えてもらう事が重要だったので、まだ認識して貰えているレベルには至っていません。


3つ目が、質疑応答です。
質疑応答で僕がしたのは一番前の一番見える位置でボジション取りをして、元気よく「はい!!!!」という事です。まあ普通の事なんですが、意外と皆さん前に座って、元気よく声を上げるという事ができないので、これは案外見落としがちのサードドアなんじゃないかなと思います。

その時の質問はこんな質問で

「人生生きているとどうしても向いていない事をしないといけない事があると思います。石の上にも三年みたいな言葉もあるぐらいなので…ゲストスピーカーの皆さんはどういう風に向いてない事に対して、損切りをしますか?」

と結構自信のある質問をしたつもりだったのですが、ゲストスピーカーの皆さんが全員「才能がある子を選抜したって聞いてるのになんでこんなネガティブな事を質問してんだ。この子」って顔をされて逆に悪目立ちしました。(結構自信あったんですけどね笑)

辻さんの回答としては、向いていいないと思っても好きな事なら続けてほしい。最初はみんな苦戦するから。けど、環境の不向きは選べないから、環境が悪かったらすぐ辞めてもいい。けど好きな事は貫いてほしい。という回答で腑に落ちました。

4つ目が、イベント終わり次第速攻話しかけるです。
これも実にシンプル。笑 
けど、みんなが知らない情報を僕は知っています。それは、辻さんはすぐ帰るという事です。みんなは懇親会に辻さんがずっといると思い込んでいますが、僕だけは辻さんが帰る事を知っています。

皆んなが「話しかけても良いのかな」と悩んでいる時に、僕だけ速攻話し掛けて10分ぐらいお話して貰いました。

そして、
まだ映像を始めたてだけど、映像作家になりたい事
今後発達障害者のビジネスマンを集めてトークセッションをしたい事
辻さんと一緒にお仕事したい事

全てお話しました。共感してくれたかはわかりませんが、熱意は伝わって、ADHDの仲間として今後一緒に何かしよう!とおっしゃって頂き名刺を頂けました。最近の進展なので、今後どうなるかはわかりませんが笑また、他の人は話せてた人も居ますが、すぐ帰る情報を知っていなかったので、数分話すか、そもそも話していない人がほとんどです。(すごい性格悪い書き方です笑)

けど、自分なりに行動した事で、今回の結果に繋がったと思います。
サードドアを読んだお陰でこの結果に結びついたと思います。

さいごに

いかがでしたでしょうか?
今回の一連のイベントの中でも色々と考えて思考したので、将来の自分に見せる為にも書いてみました。この記事がいいと思ったら高評価して貰えると嬉しいです。

それでは!

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