その前に、私の「好き」の話も聞いて下さい
cocanで以下サービスを出品いたしました。
好きの取材。
cocanは、お金を介さずに「今自分にできる、ちょっとしたコト」と「してもらえたら、ちょぴり嬉しいこと」を交換しあえる画期的なサービス。
詳しくは以下で記事にしています!
その私の「してもらえたら、ちょっぴり嬉しいこと」として、「私の「好き」に関して書いた記事を読んで、感想を聞かせていただきたいです!」というものを投稿しました。
その記事がこちらの記事になります。
「好き」はその人らしさを表現する。
この記事で私らしさが伝わるかは分からないけど、少しでも私の「好き」を知ってもらいたくここに書きたいと思います。
ラフ次元さんとの出会い
私がラフ次元さんに出会ったのは、高校2年生のとき。
以前記事でも書きましたが、私は高校2年生のときに心の風邪をこじらせて、普通科の高校を突然辞めた、という経験があります。
したいこともないのに眠りにつくことすらできずベッドに横になってただただ天井ばかり見つめていたときに、なんとなく開いたYoutubeでなんとなくおふたりの漫才を見つけました。
漫才の面白さ以上に何故か強く惹きつけられるものを感じて、なんとなくTwitterをフォロー。
そこでおふたりがUstream配信で定期的にトークをしていることを知って、たまたま見たのがきっかけ。
それぞれのお人柄や、お話の面白さに見事にハマってしまい、配信もアーカイブも何度も何度もかじりつくように見ていたことを覚えています。
そこから私の大学受験の勉強のお供は、ラフ次元さんのUstreamでした。
そして大学合格後。新生活が始まる!というより、劇場にやっといける!ラフ次元さんをたくさん観に行ける!という思いで私の心はいっぱいでした。
そこから私のラフ次元さん無しでは語れない大学生活が始まりました。
自信をもって人に勧められること
かたや帰国子女で塾講師をしていたり、かたや結婚を3年間相方にさえ黙っていたり、お人柄がよくて、奈良出身で、こんなライブをやっていて…と話したいエピソードはたくさんあるのですが、何文字あっても足りないので割愛します。
そんな中で彼らのことを話す上で欠かせないもののひとつは、やっぱり漫才。
おふたりのファンや、おふたりのことを知っている人が多い公演だけでなく、観光客やただただお笑い好きの人が集まる寄席や、おふたりのことを知らない人が多い営業でも、いつも老若男女の笑い声が沸き起こるんです。
たまに、客席で明らかに初見だろう年配の男性などから「うまいなぁ」と唸る声が聞こえたりもする。
その度にいつも客席で密かに鼻の穴をふがふがさせています。
そんな感じで私からしたらめちゃくちゃ凄いなあ、かっこいい漫才師さんだなあって感じなんですが、やっぱり世の中にはかなりの量の面白い芸人さんがいる。そんな中では、まだまだラフ次元さんのことを知らない人も多い。
それでも、「ラフ次元って芸人さんめちゃくちゃ面白いんです!Youtubeで見てみて下さい!」と自信を持って人に紹介できるようなおふたりの漫才にいつも誇らしい気持ちにさせてもらってきました。
少しでも知ってもらいたい
そんなこんなでおふたりにどっぷりハマった私でしたが、ただ見に行くだけじゃ私の応援欲求は収まりませんでした。
少しでも知ってもらいたい、という気持ちが増えた。
いや、本音を言うと、応援している私のことも知ってもらいたい、という思いの方が大きかったのかもしれません。
とにかく私にできることが何かないかと思って、おふたりのことを紹介する14ページもの冊子を作って勝手に配ったり←
(以下1ページめ)
そこで知ってもらって「面白いんだね」と言ってもらう度に、やっぱりただ知られていないだけなんだ、あとは知ってもらうだけなんだ、と実感。
同時に私のそんな自己満のちっぽけな応援じゃ何も変えることができないことも知りました。
ただ、「こんなに面白いのに」「こんなにすごいのに」というフラストレーションが、少しでも分かってもらえたのかなということで消化されることはすごくすごく気持ち良かった。
そんな応援の新しい楽しみ方を教えてくれたのもラフ次元さんでした。
私が今のお仕事をしたいと思ったのは、この「知られてもらえていないだけ」をなんとかしたいと思ったことが大きいきっかけになってるのかもしれないなと、最近になって思ったりもします。
コロナに勝つために動き続けた
今年の3月コロナの影響で、吉本の全劇場が休演に。
そんなときに、ラフ次元さんは
「新型コロナの影響でなくなったみんなのお仕事と楽しみを取り戻したい!」
というクラウドファンディングで立ち上がりました。
その流れに関しては以前記事にしています。
素敵な「価値」をみんなの「勝ちへ」
ピンチの中どうにかしようと動こうとしている芸人さん・スタッフさんの想い、そして芸人さんを助けたいというお客さんの想いという価値を、コロナへの勝ちに変えるために。
詳しいことは、年末あたりに発売する梅村さんの本を是非読んでほしいのですが。
時に悩んだり、時に予想以上の結果を生んだり、留まることなくひたすら走り続けて、計7回のクラウドファンディングを実行されたラフ次元さん。(あと一回あるそうです)
新しいことにスピード感をもって取り組んでいくのはもちろん、これまでの経験こそ他にない武器にされてきました。
過去の点を線にしながら、新しい点を生み、それをまた繋いでいく。
世の中が元気がなく心がずーんっと落ち込みがちな年でしたが、そんなおふたりの留まることなく進んでいく姿に、私も前に進まねば!という力強い勇気をもらうことができました。
人間ドラマを観られるオンラインサロン
梅村さんは今年の6月にオンラインサロンを開設されました。
そこで毎日記事を書かれています。
そこではたくさんのことを学べます。
人と本気で向き合うこと。人間らしく生きること。時には男女の関係のことまで。
上記の記事でも書きましたが、数年前まで「人を人として接しすぎるんだ」と悩んでいた梅村さん。
今やクラウドファンディングで販売している梅村さんとのサシ飲み権は毎回即完売。リピーターも多いそう。
ひとりひとりと真っ直ぐ向き合うことで、サロンメンバーさんの心をがっちり掴んで素敵なコミュニティを作っておられます。
以前悩みだったことを強い武器に変えられました。
うめむら村の記事には梅村さんのすべてが詰まっています。今後の展望や、アイディアの共有だけでなく、喜んだり、嘆いたり、怒ったり、また立ち上がって戦う。
そんな人間ドラマを毎日観られる場所。
ラフ次元プロジェクト公式noteで、サロンメンバーのアンケートを掲載している興味深い記事がありました。
眩しすぎない前向きさが、そっと背中を押してくれるような「今」を頑張るためのパワーとして皆さまへ届くのかもしれませんね。
まさにその通りだなと思いました。
私自身、自分のことで迷って泣いて迷って泣いて迷って…の1年でした。
そんな中でも、人間らしく、泥臭く、トライアンドエラーを続けながら闘い続ける梅村さんの姿に、何度も何度も勇気をもらいました。
恩返し
そしてもうひとつ、最近実感した梅村さんの凄いなあと思うところは、恩返しの気持ちが人一倍強いこと。
「してくれた人には倍にして返したい」
それを口だけで言う人にはこれまで何度も会ってきました。
それを本当の意味で心の底から思っているんだなと思った人と出会ったのは梅村さんが初めてでした。
「売れてないこんな芸人を応援してくれてるんやから、絶対に返さなあかん」
好きで応援しているこちらからしたら楽しいものを提供してもらってるんだから返されるものなんて何も無いよと思うのですが、梅村さんは口癖のように何度も何度もそう言っていました。
そして先日おふたりは関西演芸しゃべくり話芸大賞という漫才の賞を獲りました。
その賞金を全部サロンメンバーに還元した梅村さん。
そしてそれができたことを本当に何よりも心から喜んでいるようでした。
配信で「良い賞金の使い方ができた!!!」と心から嬉しそうに話していた梅村さんの顔を私は忘れられません。
空さんの凄さ
目立って動いているように見えるのが梅村さんなので、梅村さんのことばかり話してしまいがちなのですが、相方空さんも本当にすごい方。
スピード感と努力でばんばん行動を起こしていく梅村さんと違って空さんは、漫才やトーク、そして目の前のお客さんに楽しんでもらえることに愚直に向き合ってこられている方だなという印象があります。
2018年のM-1グランプリのあとに書かれた梅村さんのブログにはこう書かれています。
相方は基本漫才、トークしか取り組んでいません。
ストロングスタイル。
僕は多種多様な変化球を手にかけてます。
一方、彼はストレート勝負です。男らしい。
僕のあまり曲がらないカーブやスライダー、落ちないフォークやナックルも
彼のストレートを際立たせるものです。
え?あまり早くない棒球ストレートのときもあるだって?何をおっしゃる。
僕の変化球で三振をとる為のものなんです。
とってもいいコンビなんです。
おふたりともの向き合い方のバランス。そしてお互いに対する信頼。
それが私やファンの皆様を惹きつけたラフ次元さんの魅力を作っているのかなと思います。
輝く姿をこれからも観ていたい
なんとなく好きになっただけなのに、たくさんのことを教えてもらいました。
楽しいだけじゃなく、おふたりが毎年、応援する理由や応援してきた時間の意味を更新して下さる。
今年はクラウドファンディングや、賞の受賞など、本当にこれまで応援してきた中で、一番の感動や驚きを見せてもらいました。
M-1の予選期間に各種劇場で観た漫才含めて、今年のラフさんは確実に確実にすごかった。
それでも、M-1グランプリ2020準々決勝の通過者におふたりの名前はありませんでした。
来年がラストイヤーです。
難しいことは分かりません。これに対して何かを言えるようなこともありません。
私にあるのは、信じて応援するの選択肢のみです。
はじめて知ったあの日から、8年ほどが経過しました。
私の人生の3分の1を支えてくれた方々。
悲しい時、悔しい時にもう一度前を向くエネルギーをくれたのも、人生に絶望していた私に新しい嬉しいや楽しいを見せてくれたのもずっとずっとおふたりでした。
そして今もたくさんたくさん勇気をもらっています。
私だって恩返ししたい。
「誰かの好きなものの話を取材して、その好きを記事にしたい!」
そう思ったときに、それを、私の好きなおふたりのことも少しでも知ってもらえるきっかけにできないかな。とそんな思いで、今回のcocanの出品を決めました。
クラウドファンディングはあと1回あります。
年末あたりには梅村さんの本が発売されます。
そしてM-1グランプリ2021の決勝戦では必ずおふたりを見れます。必ずです。
ここまで読んで下さってありがとうございます。
1ファンの自分勝手なお願いですが、私の恩返しの手助けだと思って是非、おふたりの漫才や、活動を覗いてみていただけると嬉しいです。
そして是非、いいなと思ったら、誰かにおすすめして下さい!
そして!そして!もちろん皆さんの好きを届けることも全力で!がんばります!
こんな話でもいいのかな…!と思うものでもお気軽に!
是非この記事の私のように、好きを思う存分語って下さい!