【Vol.1】シェアハウスというコミュニティを生かしつつ自己成長を目指し続けるWEBエンジニア中井翔太さん
全ての頑張る人を紹介するマガジン「灯台もと照らし。」
第一弾に、手を挙げて下さったのは、WEBサービスの開発・設計をされている中井翔太さんです。
中井さんは、過去国内外合わせて10箇所以上のシェアハウスを渡り歩き、現在は120人の大型のシェアハウスで生活されています。
シェアハウスというコミュニティでの人脈を生かしながら、ご自身のスキルアップのために、常に向上心と行動力を持って努力を続ける、そんな中井さんの魅力に迫ります。
かゆいところに届くサービスの企画・開発
中井さんの主なお仕事は、WEBサービスの開発・設計。昨年まで、中井さん含めた3人で立ち上げた会社で、道案内に関するサービスを作っていました。
たとえば、こちらのサービス。
駅のどの出口から出ればいいか分からない・・・という方に、LINE BOTで手軽に最寄り出口を教えてくれる「スミスの出口案内」。
このような、まさに、かゆいところに手が届くサービスを目指して、開発・設計に取り組まれています。
そんな会社を、昨年夏に一度解散。気持ち新たに、フリーランスで活動することを決意されました。
シェアハウスというコミュニティ
現在はなんと120人という大型規模のシェアハウスで生活しているという中井さん。
このシェアハウスに住む前も、国内外様々なシェアハウスを渡り歩いてこられました。
「僕にとっては、家=コミュニティ。職場がひとつのコミュニティであるように、家もただの住まいとしてではなくて、コミュニティのひとつとして捉えています」
道案内のサービスの会社を立ち上げたのも、シェアハウスで出会った方とのご縁から。
シェアハウスというコミュニティでの人脈を、しっかりとご自身のお仕事に繋げられています。
シェアハウスに住み始めたきっかけ
シェアハウスに住み始めたのは、大学3年生のときに大阪から上京した際のこと。就活生向けのシェアハウスに住んだのが最初でした。
東京では、起業家さんたちとの繋がりが多かったという中井さん。そんな方々に他のシェアハウスを紹介してもらったことをきっかけに、面白い人との繋がりを求めて様々なシェアハウスを渡り歩くことになりました。
その範囲は、国内を超えて、サンフランシスコなどの海外まで。
また、学生の頃は、3ヶ月ごとに、住むシェアハウスを変えていたと言います。
「同じ家にずっと住んでいると、安心と安全で動けなくなってくる。新しいコミュニティにどんどん飛び込んで、新しいことを吸収することを意識していました。」
自分に必要なスキルを積極的に的に取り入れる
中井さんの大学生の頃からの夢は、起業して、自分の会社を持つこと。その一番の近道は、自分でサービスを作ることだと思った中井さんは、文系の学部にいながら、独学でプログラミングの勉強を始めました。
その後、大学3年のときに、大阪の10人規模のIT会社でインターンを開始。
その3ヶ月後、更に勉強と経験を積みたいと思った中井さんは、上京を決意。インターンの経験を生かして、WEBサービスの受託開発の会社でアルバイトを始めました。
受託開発とは、ITの部署が無い会社のサービスの開発・設計を請け負うことを言います。
中井さんが、受託開発の会社を選んだのは、1からサービスを作り上げる経験を積みたかったから。
「いわゆるIT関係の大手企業は、もうサービスができあがってるところがほとんどなんですよね。僕自身はいずれは、自分でサービスを作りたかった。だからこそ、1からアイディアを形にするっていうフェーズをたくさん経験しておくべきだと思ったんです。」
また、その会社で働きつつ、なんとさらに2社の会社を掛け持ちしていた中井さん。
ひとつは、某有名求人広告のA/Bテストをする会社。
「1からサービスを作り上げたいとはいえ、大きい会社の目線はちゃんと知っておきたいと思いました。90点のサービスを91点にあげるために全精力を注いでるのが大きい会社の特徴。小さい会社ではできないような検証を学びたいと思ったんです」
もうひとつが、Facebookなどの広告のマーケティングの会社でした。
ITを学ぶために移住した、サンフランシスコのシェアハウスで出会った方に紹介してもらった会社だそう。
「道案内のサービスの会社をしているときも思いましたが、ただ良いものを作るだけではなく、それを知ってもらえて初めて、良いサービスと言えると思うんです。そのために、どういう戦略が必要かという知識をつける必要があると思いました。」
このように、ご自身のスキルアップのために、必要なものを柔軟に取り入れていく中井さん。
その行動力と、向上心には圧巻です。
「とにかく僕は人に恵まれていました。入ってくる情報がすごく多かったので、自分の選択肢も必然的に見えてきたんです。」
就職。そして起業の道へ。
卒業して、オーストラリアでワーホリを9ヶ月間経験した後、学生時代にアルバイトしていた受託開発の会社に就職しました。
しかし、わずか7ヶ月でその会社を退職。
それもこれも自分自身の成長のため。
「その会社のマインド的に、会社をどんどん大きくしていくというよりは、継続的に安定していくところを目指す部分が大きかったんです。僕には、自分の会社を作りたいっていう目標があった。その会社では成長が止まってしまうと感じて、長くいる場所じゃないと判断を下し、退職しました。」
そこから、一度アフリカや、ベトナムに行ったり、ヒッチハイクで旅するなどして、自分探しの旅へ。
そして、2017年10月、今住んでるシェアハウスの会社に出会った中井さん。これまでのシェアハウスでの生活を生かし、週に3日間シェアハウスでお仕事をしながら、残りの時間で起業の準備を始めます。
そこから半年ほどで、サービス案を固め、シェアハウスで出会った仲間たちと、2018年の春に、上記で紹介した道案内サービスの会社を設立されました。
ただ、なかなかユーザーが伸びる感触が得られず、2019年夏から会社の解散を決意。
現在は、心機一転フリーランスで、会社とお付き合いをしながら、プログラミング等のお仕事をされています。
未来を見据えて、常に向上心をもって行動する
今後に関しては、現在模索中だという中井さん。
その中で、候補として考えているのが、アフィリエイトに関するサービス作り。
「前回のサービスで上手くいかなかったところは、やっぱりマーケティングの部分でした。サービスのニーズや、クオリティに関しては、悪くなかったはず。ただ、広げるフェーズが弱かった。届いてほしい人に届かなかったことが一番の問題点だったと思っています。」
そのマーケティングのモデルがアフィリエイトに集まっていると考えた中井さん。
道案内のサービスで上手くいかなかったクリックのためのコンテンツ作り。
それをアフィリエイトを通して学んで、自分自身のレベルアップに繋げたい、と語って下さいました。
シェアハウスというコミュニティの人脈を大切にしつつ、常に自分自身のスキルアップのために、自ら考え、行動に移していく中井さん。
「目標を持って、仮説を持って何度も試して上手くいかないと、途中で心が折れてくることもあります。先が見えなくなってこのまま続けていくのは厳しいかなと思うことだってあります。でも、そこで立ち止まっても仕方がない。未来のことを考えるって楽しいじゃないですか?」
インタビューを終えて・・・
「ワクワクしてます」
インタビューを始める前に、そう笑顔で言って下さった中井さん。
終始笑顔で明るく回答して下さいました。
常に自分に今必要なものが何かを見定め、それを得るために次々と行動に移す姿は、本当に尊敬です。
また、私にとって、ただの「住」空間でしかない家を、ひとつのコミュニティとして、自分自身に生かされている点も、新しい視点で勉強になりました。
今後の中井さんの活動、注目です!
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