【Vol.4】スキルだけに依存しない。自分の“生き方”で、誰かの“生き方”に寄り添う。ライフコーチ為近奈央さん。
頑張る人を応援するマガジン「灯台もと照らし。」
本日紹介するのは、ライフコーチングを行う、為近奈央さんです。
様々な種類があるコーチング。
その中でも、特に、生き方やあり方に焦点を当てて、クライアントさんの自己理解を深める、為近さんのライフコーチングの魅力に迫ります。
ライフコーチングとは
ライフコーチングとは、対話をしながら、『クライアントの成長を支援する』コーチングの一種
様々な種類がありますが、為近さんの行うライフコーチングの大きな特徴は、仕事の悩みや、人間関係など、ジャンルを1つに絞るのではなく、あらゆるジャンルのテーマを通して、自分らしく生きる人生にすることがテーマだということ。
生き方や、あり方を考えている人が増えてきた現代。
それぞれが自分の中に、人生に関する色んな課題や問題を持っています。
そんな中、同じような問題でも、人によってその問題の捉え方が違うということに着目した為近さん。
「同じ出来事でも良いと捉える人もいれば、悪いと捉える人もいる。私自身が、自分の人生を見つめなおしたときに、物事をどう捉えるかを考えることが大切だということを実感しました。捉え方や意識が変わると、人生の選び方が変わる。そのことを伝えていけたらと思っています。」
ライフコーチングとの出会い
為近さんが、ライフコーチングという言葉に出会ったのは1年前。
2回の転職後、3社目に就職して3年目の頃でした。
そんなときに、ふと自分の働き方を振り返り、何をして生きていきたいのか分からなくなった、と言う為近さん。
「何度も転職を繰り返して、自分がなんのために働いてるのか、どうなるために会社にいるのか分からなくなってしまったんです。数年後に振り返ったときに、このままでは機械のような人生で終わってしまうのではと思いました。」
そんな思いを抱えていたときに、たまたま出会ったのが、言語コーチングという存在でした。
外資系の会社で働いていていたため、英語を学ぶ必要があった為近さん。
そんなときに、英語学習を自立できる形で支援している人が知り合いにいて、その方にお願いしたのがきっかけだったそうです。
そのときは、コーチングというものが良く分かっていなかった為近さんは、英語を学ぶためのコーチングなのに、セッションが日本語で進められることに驚いたと言います。
「なんで英語を学ぼうとしているのに、日本語でしゃべるんだろう、と最初は本当に驚きました。でも、セッションを進めていくうちに、英語が喋れない理由が分かってきたんです。私が喋れない本当の理由は、間違えちゃいけないっていう思い込みでした。英語のスキル云々じゃなくて、心理的な抵抗で、本来喋れるレベルで喋れてなかったことが分かりました。」
そこで、コーチングで得られる気付きの大切さを知った為近さん。
そこから、自分と同じように、コーチングを通して気付いて、行動を変えられるようになる人を増やしたいと思い、コーチングを学び始めました。
コーチとは職業ではなく生き方
コーチングを調べている間に出会ったのが、ライフコーチワールドというライフコーチングスクール。
為近さんが、そのスクールを選んだ一番の理由は、コーチングのスキルに依存しないという部分でした。
他のコーチングは、スキルや手法の部分を重要視しているものが多かった、と言います。
「惹かれたのは、コーチとは職業ではなく生き方ですという言葉でした。がちっとビジネスでやるのではなく、自分の今までの生き方自体が糧になる。スキルや手法に依存せず、感じるところを大事にしているところが、ここで学びたいと思ったポイントでした。」
コーチとは、職業ではなく、生き方。
そこで、為近さんは、自分がコーチになる前に、まずは自分自身もコーチングを受け、生き方を見直すところから始められたそう。
「自分で言うのもなんですけど、仕事する前までは、優秀な方だったんです。」と為近さんは、ご自身の経験を打ち明けてくださいました。
「ちゃんとしないといけない」という親の教えもあり、自分の中で、自分はできる人っていうイメージを持っていたと言います。
ただ、そこから社会人になり、仕事を始めて、出来ないことや立ち向かえないことと直面した為近さん。
自分ができないことをどうしても認めたくなくて、常にその気持ちと戦ってきていたと言います。
そんなときにコーチングに出会い、その認めたくないという気持ちこそが、苦しさの原因だったことに気付きました。
「どれだけ辛い事でも、必ず意味があるんです。ただただ、辛いと思うのではなく、辛さの原因に気付いて認めてあげれば、その辛さは、成長の糧になるんだな、ということにそこでやっと気付きました。」
また、自分は人の表情や顔色を気にするタイプだということにも、コーチングを通して気付いたんだとか。
このように、いきなりスキルから学ぶのではなく、まずは、自分がコーチングを通して得た様々な気付きを通して、ご自身の生き方を変えるところからスタートされました。
大切にしていること
為近さんが、ライフコーチングを行う中で大切にしていることは、「細かいところまで気を配る」ということ。
これは、為近さん自身が、もともと細かいところに気がつきやすい性格だったため、そこにより注意を払うようにしているんだとか。
「その人の仕草、表情、声のトーン、にもメッセージが含まれているんです。そういうちょっとした変化にも細かく目を配り、今こういうこと考えてなかった?と声をかけるようにしています。」
自分自身の経験を発信していきたい
これから力を入れていきたいことをお伺いすると、「発信活動」と答えてくれた為近さん。
HPの記事や、noteで、ご自身の生き方や、これまでの生き方や経験を伝えていきたいと言います。
「もし私がコーチを選ぶとしたら、スキルや腕よりも、第一にその人がどういう生き方をしてきたかが知りたいなと思ったんです。私の生き方を共有することで、同じような経験をした人の手助けがしたいと思っています。」
また、今後は、1対1だけじゃなくて、グループセッションなどもしてみたいと考えているんだとか。
現在、鎌倉の近くに住んでいるということもあり、趣味として、鎌倉で座禅に通っているという為近さんは、いずれは座禅を絡めたセッションなどもしてみたい、と語ってくれました。
「座禅もコーチングも、自分と向き合う時間を作る手段。頭で考えるだけじゃなくて、体で感じながら自分自身を考える機会があるといいなと思いました。」
その他にも、鎌倉や逗子の風土を生かして、自然の中でのコーチングなども考えているんだとか。
「自然豊かな鎌倉や逗子には、自然体で自分と向き合える環境があります。自然の空気を感じながら新しい自分に気づく機会を作りたいです。」
このように、ご自身の人生の中で、体験してきたことをコーチング生かそうとする点も、あくまでもご自身の生き方を大切にされている証拠。
「コーチはたくさんいますが、自分の経験や生き方に共感してくれる人や、自分を必要としてくれる人はいるはず。そういう人が自分と向き合うお手伝いをできればと思います。」
インタビューを終えて・・・
為近さんの印象は、すごく丁寧に言葉を選ばれる方ということ。
あとは、相槌がすごく心地良いなと思いました。
こちらがインタビューする側だったのに、ああ、この方に聞いてもらえれば話しやすいだろうな、と実感させれました。
スキルだけではなく、ご自身の生き方を武器にお仕事をされている姿もシンプルにかっこいい!
noteやHPには、より詳細な為近さんの生き方が書かれています。
是非読んでみてください!
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